妻夫木聡主演映画『宝島』、特報映像＆最新ヴィジュアル3種公開

戦後沖縄を舞台に、史実に記されない真実を描き切った真藤順丈の傑作小説『宝島』が、東映とソニー・ピクチャーズによる共同配給のもと実写映画化。このたび、本作の映像が初公開となった。

【特報】映画『宝島』2025年9月19日（金）公開

舞台は、1952年アメリカ統治下の沖縄。米軍基地から物資を奪い、困窮する住民らに分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれる若者たちがいた。主人公グスク（妻夫木聡）、幼馴染のヤマコ（広瀬すず）、レイ（窪田正孝）、そして、みんなの英雄的存在であるリーダーのオン（永山瑛太）。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る彼等だったが、ある襲撃の夜、オンは忽然と姿を消してしまう。

これまでも、徐々に物語の片鱗が明かされるたびに期待の声が湧き上がってきた本作から、ついに映像が初公開。到着した特報映像では、アメリカ統治を象徴するネオン街、不吉な黒煙を上げて落下する軍用機、横転し炎上する車、怒れる群衆等のシーンが加速していくなか、グスク、ヤマコ、レイ、オンそれぞれの想いをたたえた「まなざし」が交差。不安と恐れをにじませるグスク、悲しみを堪えきれないヤマコ、荒ぶり興奮するレイ、消えた英雄になったオンの神秘的な姿からは、一切セリフがないながら、燃えるような時代を疾走する4人の声にならない叫びがこだましてくるようだ。胸をざわつかせるエネルギーに満ち満ちた迫力の映像に思わず息を呑む。

さらに、最新ヴィジュアル3種も公開。「あの頃、沖縄はアメリカだった」というコピーとともに並ぶのは高すぎる空に負けじと進む4人の子供、「あの日、英雄が消えた」というコピーとともに躍動するオンの背中、「俺たちの故郷、“宝の島”を取り戻せ」というコピーは、成長し進むべき道を模索するグスク、ヤマコ、レイの姿に寄り添う。それぞれの時代ごとの象徴になっており、早くもその続きが観たくなる好奇心が刺激されるヴィジュアルに仕上がっている。