吉田修一、作家デビュー30周年記念作品「タイム・アフター・タイム」発売決定。映画『国宝』の熱狂経て描く「純粋なもの」
掲載: 2026年05月11日 13:40

吉田修一の長編小説「タイム・アフター・タイム」が発売される。
吉田修一は、歴代の興行収入ランキングで実写邦画第1位となった映画『国宝』の原作者。同作は、今年2026年の「第98回アカデミー賞」で日本映画として初めて「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」にノミネートされ、同年の日本アカデミー賞では10冠を達成する等、大きな話題となった。
「タイム・アフター・タイム」は、その吉田修一にとって、映画『国宝』公開後初となる最新長編であり、約2年半ぶりの新作。1997年5月の作家デビューから作家生活30周年イヤーの幕開けを飾る「作家デビュー30周年記念作品」だ。
本作は、昨年2025年4月1日から2026年4月9日まで、約1年間にわたり日本経済新聞朝刊に連載された作品を加筆修正したもの。映画『国宝』が2025年6月6日に公開され、社会現象化していく時間と並走するように紡がれていた長編小説だ。高校3年生の夏に始まった2人の一途な初恋と、それから20数年後の再会。長崎と東京、過去と現在を行き来しながら、失われた時間、胸に残り続ける記憶、そしてもう一度人生を肯定していく力を描く。過去を抱きしめ、現在を必死に生き、その先にある未来へと歩いていく。「タイム・アフター・タイム」は、作家 吉田修一が、今改めて「純粋なもの」と向き合った、人生礼讃の物語だ。
本作品の書籍帯には、シンガー・ソングライターの松任谷由実、作家の金原ひとみが推薦の言葉を寄せているほか、刊行に際し吉田修一は以下のように語っている。
解像度の高い人物たちと情景描写に惹き込まれ、
どんなに遠くてもなお鮮やかな恋の記憶が立ち上る。
―― 松任谷由実(シンガー・ソングライター)
こんなに泣いたら、きっと人生が変わってしまう。
そんな恐怖とともに読み終えました。
―― 金原ひとみ(作家)
純粋なものに向き合ってみたいと思った。
眩しいくらい純粋なものに向き合った時、自分の心がまだちゃんと動くのか確かめてみたかった。
『タイム・アフター・タイム』は私なりの純粋なものをたくさん詰め込んだ小説です
―― 吉田修一
▼書籍情報
吉田修一
「タイム・アフター・タイム」
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