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乃木坂46、満員の東京ドームで14回目の誕生日祝う。過去と未来繋ぎ歴史を辿った「乃木坂46 14th YEAR BIRTHDAY LIVE」DAY1&DAY2ライヴ・レポート

掲載: 2026年05月22日 19:40


(C)乃木坂46LLC

乃木坂46のデビュー14周年を祝うバースデー・ライヴ「乃木坂46 14th YEAR BIRTHDAY LIVE」DAY1およびDAY2公演が5月19日と20日、東京ドームにて開催された。これまで様々な会場でバースデー・ライヴを行ってきた乃木坂46だが、東京ドームでのバースデー・ライヴ開催はこれが初めて。且つ、過去に2017年、2021年、2023年、2024年とそれぞれ2デイズ公演を実施してきたが、5度目となる今回は初の3デイズ公演。DAY1、DAY2ではブロックごとにテーマ性を持たせることで、14年に及ぶ乃木坂46の歴史を名曲の数々と共に振り返った。

DAY1公演は鈴木佑捺と、この春からグループでの活動を再開させた小津玲奈の6期生コンビの影ナレを経て、“他人のそら似”から元気良くスタート。以降は「衣装」、「アンダー」、「バディ」、「テンション」にスポットを当て、6期生の生ナレーションと共に趣向を凝らした選曲で観客を歓喜させる。ライヴ終盤には“きっかけ”を、6期生から3期生へと繋いで歌唱する場面もあり、“Sing Out!”ではメンバーとオーディエンスが一丸となって歌い、会場の一体感を高めていった。また、アンコールではキャプテンの梅澤美波の「お2人にも届きますように」というメッセージに続いて、乃木坂46の「公式お兄ちゃん」ことバナナマンの2人がコント内で演じているフォーク・デュオ 赤えんぴつが書き下ろした新曲“君ばかり”も初披露され、特別感の強い初日公演となった。

続くDAY2公演は、「2日目、楽しむ準備できてる? みんな、いっぱい声出してね!」と煽る中西アルノと冨里奈央の影ナレに続いて、真っ赤なレーザーが飛び交う中、ステージに休養中の増田三莉音を除くメンバー34名のシルエットが浮かび上がり、“制服のマネキン”から勢い良くスタートする。DAY1とは異なる演出のオープニングに、会場のボルテージは一気に加速。続く“チャンスは平等”では梅澤が「みんな盛り上がる準備できてる? 乃木坂46 14歳の誕生日、みんな一緒に歌って踊ろう!」と叫ぶと、真紅の衣装に身を包んだメンバーはステージから十字に伸びた花道や、アリーナに複数用意されたサブステージ等を用いて、会場中のファンに向けて笑顔を振りまく。さらに、“夏のFree&Easy”や“スカイダイビング”では大型トロッコやフロートも使用し、さらに観客の近くまで接近してファンを喜ばせた。

井上和や遠藤さくらによる、それぞれの個性を発揮させた意気込みに続いては、ブロックごとに異なるテーマが用意されたパートへ突入。まずは、森平麗心のナレーションによる導入を経て「ダンス」に特化したブロックを、“Wilderness world”から開始させる。菅原咲月を中心に、5期生と6期生のみで構成された編成でダイナミックなダンスを見せていく。その後も“命は美しい”や“Actually...”と、時代と共に進化を遂げてきた「ダンスで魅せる曲」が続き、リリース当時最高難易度のダンスと言われた“インフルエンサー”を、岩本蓮加&井上をダブル・センターに迎えた3~6期生混合編成で見事に表現してみせた。

続いては、鈴木のナレーションから「歌声」の魅力にスポットを当てたブロックへ。柴田柚菜を中心とした布陣で“誰よりそばにいたい”を、美しいハーモニーを交えながらじっくり聴かせると、“私のために 誰かのために”では伊藤理々杏、賀喜遥香、鈴木、森平が優しい歌声で東京ドームを温かく包み込む。また、“Rewindあの日”では林瑠奈、奥田いろは、中西と歌唱力に定評のある3人が個性の異なる3つの声を重ねて独特の世界を作り上げ、グループの根幹にあるものを思い出させてくれる“悲しみの忘れ方”でこのブロックをしっとりと締めくくった。

小津のナレーションに続いては、「かわいさ」を前面に打ち出したブロックが始まる。ゲーム・アプリ「乃木恋」とのコラボによる寸劇を軸に、池田瑛紗を中心に物語は進行。“ロマンスのスタート”をはじめ、お米の被り物姿の一ノ瀬美空、小川彩、瀬戸口心月、矢田萌華からなる「新・白米様軍団」を迎えての“白米様”等、随所にかわいらしさとコミカルさを織り交ぜて、観る者を楽しませていく。そんななか、物語のクライマックスではクマノミ、タコ、シュノーケルを付けたカマキリ姿の筒井あやめ、愛宕心響、黒見明香が池田と共に“魚たちのLOVE SONG”を歌唱。このシュールなシチュエーションで客席をざわつかせると、ラストは“あらかじめ語られるロマンス”で盛大な盛り上がりを見せ、このブロックはフィナーレを迎えた。

かわいらしさだけでなくバラエティ力も見事に発揮させたブロックを終えると、今度は大越ひなのによるナレーションから「ファン」にスポットを当てたブロックへ。賀喜が先導してのコール&レスポンスが魅力の“I see...”をはじめ、曲中の「Hey!」の掛け声で会場が1つになる“裸足でSummer”と、ファンによる曲中の「声」が欠かせないライヴ曲を連発。客席上空をメンバーが乗った気球が飛び交う等、様々な形で会場の熱量を高めていく。その勢いはライヴを通じて育ち続ける“不道徳な夏”でさらに加速し、金川紗耶の荒々しい煽りに導かれるように、観客のコールもさらに熱を帯びることに。そして、一足早い夏気分を満喫できる“真夏日よ”では昨年2025年の「真夏の全国ツアー2025」を踏襲したコールも復活し、ライヴは次第にクライマックスへと近付いていく。

様々なテーマに沿って14年に及ぶ乃木坂46の歴史に迫った「乃木坂46 14th YEAR BIRTHDAY LIVE」DAY2。最後のブロックは「今の私には、乃木坂46が全てになりました。そして、その全てを好きになっています」という瀬戸口のナレーションに導かれるように、6期生が歌う“君の名は希望”と共にグループの「未来」を見せていく。この曲では2番から5期生、4期生が歌い繋ぎ、サビで3期生が合流して34名で歌唱する演出も用意。グループ初期に1期生が蒔いてきた種が、14年後の現在も後輩たちがしっかり花開かせていることが、この1曲からも十分に伝わったのではないだろうか。

以降も梅澤が中心で優しいオーラを放つ“人は夢を二度見る”、遠藤がセンターとしての矜持を力強く示す“ごめんねFingers crossed”、井上を筆頭にメンバーが一丸となって爆発力のある歌とパフォーマンスで観客を惹き付ける“おひとりさま天国”が立て続けに披露され、ライヴもついに佳境へ。本編最後の曲に入る前、梅澤は「このグループの歴史を背負うのはもちろん重さもあるけど、その色濃く残っている歴史は今の私たちの大きな武器だなと感じています。受け継がれてきた思いは私たちを導いてくれたし、強くもしてくれました。過去の乃木坂46も大好きだし、今ここにいるみんなで作る乃木坂46も大好きです。それは、いつの時代も乃木坂46が愛されているなという自信があるから。そう思わせてくれるのは、ファンの皆さんがいるから。これからも未来を作っていくことに、楽しさと希望を持って臨んでいます。14周年を迎えた乃木坂46を、これからもよろしくお願いします」と力強く宣言する。

さらに、池田が「私はこのグループでたくさんの感動と、皆さんへの感謝の気持ちに出会ってきました。その一つ一つがこのグループが大好きという気持ち、もっと成長していきたい、もっといいグループにしていきたいという気持ちに繋がっていきました。バースデー・ライヴは過去と未来が交差する場。たくさんの先輩が繋いできてくださった思いと、皆さんの思いを胸に、未来の乃木坂46が誰かの希望であり続けられるように、今の私たちだからこそお届けできるものを全力でお見せたしたいと思います」と告げると、最新シングル曲“最後に階段を駆け上がったのはいつだ?”で今の乃木坂46らしさを堂々と提示して、ライヴ本編を終えた。

“指望遠鏡”から始まったアンコールでは、ライヴTシャツに着替えたメンバーがトロッコやフロートを使いつつ、ステージや花道上を縦横無尽に動き回りながら、ファンと目を合わせにいく。その後も“ダンケシェーン”、“キャラバンは眠らない”が連発され、遠藤が曲中「ここにいるメンバーでバトンを繋げることを誇りに思います」と告げると客席のボルテージは再び沸点へと近付いていった。

最後のMCでは、6期生を代表して瀬戸口が「私にとって2回目のバースデー・ライヴ、今回は私たち6期生がストーリーテラーとして、乃木坂46の歴史に触れながらお話させていただきました。歌やダンス、楽曲、衣装と乃木坂46を繋いできたものに触れて、乃木坂46に近付いて感じることができました」と涙ぐみながらコメント。筒井も「今日と昨日の2日間ライヴをして、これからの乃木坂46を考えたときにすごく楽しみになったんですね。これから先、今まで以上に大変なこととかつらいこともあると思うんですけど、それ以上にすごい景色とか達成感をこのみんなとなら味わえるだろうなと思ったので、15年目を迎えた乃木坂46から目を離さず付いてきてくれたら嬉しいです」と、頼もしい言葉を寄せた。

この日のラスト・ナンバーに入る前には、梅澤から菅原咲月が次期キャプテンに就任したことも告げられた。3年前に秋元真夏からキャプテンを引き継いだ際の梅澤がそうだったように、この日の菅原も一生懸命涙を堪えながら、今の素直な思いを寄せる。

「副キャプテンとして、うめさんの隣でいろんな景色を見させてもらいました。今までとは違う目線でグループを見ると、キャプテンってこんなにも重い責任を持って活動しているんだなと、ひしひしと感じていたので、自分がこのバトンを受け取るのはすごく不安もたくさんあります。まだまだ未熟なところもたくさんあると思いますが、私らしく乃木坂46として前へ進んでいけたらいいなと思います。そして、ここにいる皆さんと同じように、私も乃木坂46が世界で一番大好きです。誇りを持っています。このグループを守っていく覚悟もあります。まだまだなところもたくさんあると思いますが、皆さんと手を取り合って前へ進んでいけたらなと思います。これからどうぞよろしくお願いします!」と涙ながらに真摯な思いを伝えた菅原に対し、梅澤も「3年前の自分を思い出したんだけど、今はとてつもなく重いものでも、自分がこの看板を下ろすときにどうなっていたいかは自分次第。一番近くにいる周りの人たちからの信頼を守り続けていけば、絶対に大丈夫。少しずつ頑張っていこう」と声を掛け、包み込むように優しく菅原を抱きしめた。

さらに菅原が「うめさんが見て「まだ(グループに)いたかったな」と思ってもらえるぐらい頑張ります!」と力強く告げると熱い抱擁を交わし、最後に“乃木坂の詩”を34人で披露してDAY2公演は完結した。

(文/西廣智一)















































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