濱口竜介監督最新作『急に具合が悪くなる』、映画原作本が続々重版&8万部突破
掲載: 2026年06月17日 16:55

濱口竜介監督の最新映画『急に具合が悪くなる』が、カンヌ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞。宮野真生子/磯野真穂による原作本「急に具合が悪くなる」も続々と重版が決定し、第23刷をもって8万部を突破した。
本書は、がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者が、死と生、別れと出会い、そして出会いを新たな始まりに変えることを巡り、20年の学問キャリアと互いの人生を賭けて交わした20通の往復書簡。2019年の刊行以来、各種メディアでたびたび取り上げられると共に、口コミで読者を増やし続けてきたロングセラーだ。
映画の制作現場では、フランス語に翻訳された原作が用意され、出演者たちはその内容を読み込んだ上で撮影に臨んだと言われている。そのようにして、同じヴィジョンを持ち、ラインを描こう、という濱口竜介監督の想いが映画に関わる全ての人に共有されることとなった。
■原作へのメッセージ
本書の言葉に出会って、心だけでなく体ごと震えるような思いがした。その感覚を観客に伝えることができれば、とても大切な何かを受け渡せるのではないかと思った。この感覚は映画『急に具合が悪くなる』制作の全体にわたって私を突き動かし、導いてくれた。この本との出会いに、心から感謝をしている。
―― 濱口竜介(監督)
私にとってこの本がお守りのような存在でした。二人の女性が魂を交換し合う本が存在したということがこの映画の始まり。二人の愛と勇気に感謝したいです。
―― 岡本多緒(映画主演)
竜介(濱口監督)が撮影中によく言っていた。「一緒にラインを描いていこう」、と。これは原作の中にもある言葉だ。こうして皆と一緒にラインを描くことができて、とても嬉しい。
―― ヴィルジニー・エフィラ(映画主演)
▼書籍情報
宮野真生子/磯野真穂
「急に具合が悪くなる」
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース







