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リイシューを……ドギーによろしく!!

連載
Discographic
公開
2010/06/17   16:40
更新
2010/06/17   16:49
ソース
bounce 320号 (2010年4月25日発行)
テキスト
文/編集部

 

25年……のうち実質的な活動期間は20年ないにしても。これだけリリースが膨大だと当然入手できなくなるものも出てくる。それは仕方ないにしても、なかには何でコレがないの?的なものもけっこうあるのだ。今年に入ってスヌープ推薦の名盤シリーズとしてイージー・EとEPMDの別掲作、マスターPの『Ghetto D』という3タイトルがリイシューされているが……元からあるやん。例えば西海岸モノなら、スヌープの従兄弟にあたるリル・ハーフ・デッドのアルバム2枚はいずれも現在入手困難だし、歴史的にも重要なリリシストとされるラス・カスが2枚とも廃盤とは。フー・バンギン盤もほとんどないし。西モノ以外ではソース・マネーやデイム・グリース、ルークの『Uncle Luke』、ビッグ・モーの『Purple World』も掲載したかった。歌モノならトゥルースもいいけど、初期ジョンテイ・オースティンが曲を書いてたりするトニ・エステスの『Two Eleven』が何気に好盤だと思いますよ。ってことで、社長!じゃなくてクリエイティヴ・チェアマン! お願いします!

 

▼文中に登場した作品を紹介。

左から、リル・ハーフ・デッドの94年作『The Dead Has Arisen』(Priority)、ラス・カスの96年作『Soul On Ice』(Patchwerk/Priority)、トニ・エステスの2000年作『Two Eleven』(Priority)