15周年記念のミックスCDが登場! やけのはらがレーベルの歩みをナヴィゲートしてくれるよ!!
そんなわけで、今回のレーベル立ち上げ15周年を祝って制作されたミックスCDが『Stones Throw 15 mixed by YAKENOHARA』だ。表題からもわかるように今回のDJミックスを担当したのは、昨年発表した初のラップ・アルバム『THIS NIGHT IS STILL YOUNG』が非常に高い評価を得ているやけのはらである。象徴的なのは、設立10周年を記念する『Stones Throw Ten Years』のミックス担当がDJ Mitsu the Beatsだったことだろう。どちらが良いとか悪いとかいう話ではなく、振り幅を大きく広げて〈ジャンルレスなレーベル〉となった現在のストーンズ・スロウをプレゼンテーションするのに、やけのはらほどの適役はいないのではないか、ということだ。
やけのはらとストーンズ・スロウ、共にアウトプットは多様でも常にヒップホップの根本的な部分を体現している(と思う)両者だけに、新旧の音源を交えた流れは抜群。デイム・ファンクからコウシック、ブルース・ハークまでを行き交う素晴らしい展開と共に、レーベルの素晴らしさが伝わる内容だ。
▼関連盤を紹介。
左から、やけのはらの2010年作『THIS NIGHT IS STILL YOUNG』(felicity)、2009年のミックスCD『ExT Recordings 1st ANNIVERSARY MASTER MIX』(ExT)