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ストーンズ・スロウ15周年!!

ハイペースがマイペースなマッドリブの活躍ぶりを再確認!!

連載
Discographic
公開
2011/05/27   23:25
更新
2011/05/27   23:25
ソース
bounce 330号 (2011年3月25日発行)
テキスト
文/出嶌孝次

 

レーベルの陣容がどのように変わろうとも、マッドリブは変わらない……どころか、別名義を増やして音楽性も拡大し、ペースも上げまくっている。2007年にイエスタデイズ・ニュー・クインテットで発表した『Yesterdays Universe』は複数のバンドが参加したコンピのフリをしつつ、実質的にはすべて彼自身の変名! そこからはラスト・エレクトロ・アコースティック・スペース・ジャズ&パーカッション・アンサンブル(長!)やヤング・ジャズ・レベルズ、ジャクソン・コンティ(アジムスのイヴァン・コンティとのデュオ)が後に単独作を発表。さらに、2010年にはビート・コンダクタ名義でのビート作品の延長的な企画として〈Medicine Show〉なるミックス・シリーズを立ち上げ、月刊ペースで発表するという暴挙(?)に出た。なぜか途中の〈9〉は未発ながら現在は〈11〉まで発表され、ソウルやレゲエ、ブラジル音楽、ロックなど多様なスタイルでマッドな才気を発揮中だ。そしてこの後は……。

 

▼関連盤を一部作品。

左から、イエスタデイズ・ニュー・クインテットの2007年作『Yesterdays Universe』、ビート・コンダクタの2009年作『Vol. 5-6: A Tribute To...』、ラスト・エレクトロ・アコースティック・スペース・ジャズ&パーカッション・アンサンブルの2010年作『Miles Away』、ヤング・ジャズ・レベルズの2010年作『Slave Riot』、マッドリブの2010年作『Madlib Medicine Show Vol. 6: Brain Wreck Show』(すべてStones Throw)

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