2013年10月-12月
今はどんな時代? それは誰にもわからない。
それはずっと後になってわかること。
ただ言えるのは、人は生まれてきた時代を生きなければならないということ。
音楽が時代に果たす役割? 私にはわからない。
今を生きぬくことで見えて来るもの、感じること
それを私は音楽にしてゆくだけ。
14歳の時の想いを変わらず持ち続けるため、変化を恐れず、私は歌をうたってゆくだけ。
いつの日か、見知らぬ場所で、
私を知らない人たちがわたしの歌をうたっている光景をみてみたい。
たとえそれが遥かな空の上からだとしても。
そのとき初めて感じることができるかも知れない。
私がある時代を懸命に生きたことを。
そして、私の音楽が誰かの人生とともにあったのだということを。
(松任谷由実)