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「名作コンシェルジュ」掲載!ミケランジェリ『ラヴェル、ラフマニノフ、ハイドン: ピアノ協奏曲集』

ミケランジェリ

2022年9月11日(日)日経日曜版「名作コンシェルジュ」に紹介されました
「完璧主義でキャンセル魔 綿密で精妙な名演残す」(鈴木淳史氏評)

20世紀イタリアの名ピアニスト、ミケランンジェリの愛奏曲であるラヴェルのピアノ協奏曲と由来あるラフマニノフの同第4番という永遠の名盤に加え、1975年に収録された知られざる名曲、ハイドンのピアノ協奏曲2曲を最新でSACDハイブリッド化したタワーレコード限定版2枚組が、2022年9月11日(日)日経日曜版の鈴木淳史氏による名物コラム「名作コンシェルジュ」で紹介されました。
ミケランンジェリ(1920.1.5-1995.6.12)のラヴェルとラフマニノフの第4番の協奏曲はこれまで何度も再発が行われており、SACDも発売されていました(EMIからSACDシングルレイヤー以外、別レーベルからのSACDハイブリッド盤もあり)。それぞれの曲を代表する音源であるばかりではなく、数少ないミケランジェリによる録音の中でも一二を争う名盤として著名です。本人が特に好んだラヴェルは名盤中の名盤でしょう。唯一のセッション録音でありその後二度と再録を行わなかったその演奏はまさに絶品で、技術的にも音楽的にもひとつの完成形と言えるものです。一方、ラフマニノフもあえて本人が選んだというだけあって、この曲のベストとして君臨しています。今回、これら2曲に加えて、1975年に録音された珍しいハイドンの2曲を2枚目にカップリングしました。EMIでのステレオによる協奏曲録音は以上4曲のみであることや、これまでハイドンに関してはSACD化されたことがないため、合わせて高音質化を行った次第です。このハイドンは驚くべき演奏で、ミケランジェリによって曲の真価が発揮されたと言っても過言ではないでしょう。ピアノの音色の美しさや、そもそもの巧みなタッチ含め録音の良さでも光る音源のため、SACD化がこれまで行われなかったのは不思議なくらいです。もっとも曲が浸透していないとは言え(弟子のアルゲリッチにも第11番の録音あり)、埋もれるにはもったいなほどの曲ですので、この機会にぜひ堪能ください。
(タワーレコード)

【曲目】
<DISC1>
1. モーリス・ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
2. セルゲイ・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第4番 ト短調 作品40
<DISC2>
3. フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:ピアノ協奏曲 第11番 ニ長調
4. フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調
【演奏】
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団 (1,2)
エットーレ・グラチス(指揮) (1,2)
チューリッヒ室内管弦楽団 (3,4)
エドモン・ド・シュトウツ(3,4)
【録音】
7, 8, 10. III. 1957, Abbey Road Studio, London (1,2)
22-24, I. 1975, Church of St. Johann, Thun, Switzerland (3,4)

カテゴリ : Classical

掲載: 2022年09月11日 06:00