西山瞳トリオがニュー・アルバムと前作の限定アナログLPを同時リリース

　2005年の横濱ジャズプロムナード・ジャズコンペティションでのグランプリ受賞後、2007年に日本人初となるストックホルム・ジャズフェスティバルへの出演、2010年にはアメリカ最大規模の作曲コンペティションであるインターナショナル・ソングライティング・コンペティションおいて“アンフォールディング・ユニバース”でジャズ部門3位を受賞、“ソウル・トラベル”がセミファイナルに選出されるなど世界的な活動を続けるピアニスト／コンポーザー西山瞳が、ニュー・アルバム『Sympathy』と、前作『Music In You』の数量限定アナログLPを同時リリース！

◎新作アルバム『Sympathy』(MT-4)
　西山瞳の9枚目のアルバム。前作『Music In You』と同じ、佐藤“ハチ”恭彦(b)、池長一美(ds)によるレギュラー・トリオでのレコーディングで、『Music In You』からの流れをくみつつ、ソロとアンサンブルを中心とした内容に仕上がっている。
　儚くも美しいピアノの旋律が印象的なタイトル曲“Sympathy”がオープニングを飾り、続く“Scarlet”は繊細なシンバルワークと凛としたピアノが流れるように紡がれていくテンポの速いナンバー、そしてピアノ、ベース、ドラムが優雅に踊るようなアンサンブルを聴かせてくれるスウェーデン語で「ありがとう」を意味する“Tack”へと続いていく。知的で洗練された3者の会話が織りなす気品と優雅さが全編に満ちた本作は、女性らしさを感じさせる新たな西山瞳の魅力が見事に切り取られている。

◎数量限定アナログLP『Music In You』(MTLP-1)(CD)
　世界最大級のコンポジション・コンペティション「International Songwriting Competition 2009」において＜3rd Place＞を受賞した“Unfolding Universe”を収録、望郷の念を抱かせるようなメロディと詩的なピアニシズムのオリジナルが好評を博し、タワーレコード・ジャズ・セールス・ランキング国内アーティスト1位を獲得した2011年のピアノ・トリオ・アルバムがファン待望のレコード化！
　レコーディングからミックスダウンまで一貫してテープを用いたアナログ・マスターにより、圧倒的な情報量を有し、そこから齎される音像は圧巻の一言、サウンドは瑞々しく、その福与かな広がりは西山瞳の世界観を更に格別なものへと押し上げてくれます。アートワークは、本来かなりの大きさとなる作品で、無数の糸を張り巡らせ空間を創りだし、繊細な糸を力強いかたちへと導く現代美術家の池内晶子氏の一作を用いております。そのアートワークの繊細さと力強さを生かすE式シングル・ジャケットにコート/ニス仕上げを採用した秀逸のジャケットです。