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ドイツ本流が聴かせる至芸!レーゼル~ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(SACDハイブリッド)

掲載: 2016年12月12日 00:00

レーゼル

1945年、音楽一家に生を受けたペーター・レーゼルは、まだ東ドイツという国家が存在した若き日々、国を代表するピアニストとして、あらゆるタイプの音楽を貪欲に演奏、レコーディングしていました。ドイツ本流と言われるベートーヴェンやブラームスはもちろんのこと、いわゆる演奏技術を競わせるようなロシア物、チャイコフスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、プロコフィエフの協奏曲にも多くの録音を残しています。
2005年、ドレスデン音楽祭のために訪独した紀尾井シンフォニエッタ東京と、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏会を行ない、日本の音楽ファンは巨匠レーゼルを再発見することとなります。
それが縁で来日したレーゼルは紀尾井ホールで、実に30年ぶりのリサイタルを催しました。翌2008年から2011年にかけては、同ホールでベートーヴェンの全ソナタを演奏、録音するプロジェクトを行ない絶賛を博します。
その後、地元でモーツァルトのピアノ協奏曲のレコーディングに着手。そこで素晴らしい共演ぶりを聴かせてくれたのが、ヘルムート・ブラウニー指揮するドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団でした。
レーゼルは1988年から91年にかけて、クラウス・ペーター・フロール指揮するベルリン交響楽団(現ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)と、当時のドイツ・シャルプラッテンにベートーヴェンのピアノ協奏曲全集をデジタル録音しています。およそ四半世紀ぶりとなる再録音には、モーツァルトで気心の知れたパートナーを選択。前作との違いは、ライヴとセッション録音をミックスしながら、全5曲を2016年4月に一気に録り終えていること。演奏技術の向上と、レコーディング技術の進歩があってこその壮挙ですが、その集中力は71歳という年齢をいささかも感じさせないものです。
1994年に設立され、時に大胆な古楽的アプローチも聴かせるドレスデン国立歌劇場室内管。「自分は古い人間ですが、ドイツの音楽もさらに長い伝統があります」と語るレーゼルが、この若いオーケストラとどんなベートーヴェンを聴かせてくれるのでしょうか。
(タワーレコード)

【収録曲目】
[SACD 1]
ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
[SACD 2]
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
{SACD 3]
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73「皇帝」
【演奏】
ペーター・レーゼル(ピアノ)
ヘルムート・ブラニー(指揮)
ドレスデン歌劇場室内管弦楽団
【録音】
2016年4月9-11日、スイス、ヴヴェイ、サール・デル・カスティージョ、セッション&ライヴ、高品位DSDレコーディング