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イリヤ・グリンゴルツのありそうで意外にないストラヴィンスキー・ヴァイオリン曲集(SACDハイブリッド)

グリンゴルツ

ありそうで意外にないストラヴィンスキー・ヴァイオリン曲集にグリンゴルツが挑戦!

グリンゴルツによるストラヴィンスキーのヴァイオリン・アルバム。名ヴァイオリニストによる編曲ではなく、ストラヴィンスキーのオリジナルおよび彼自身の編曲を集めています。ストラヴィンスキーは弦楽器を「あまりに人声を連想させる」として好んでいませんでしたが、ヴァイオリニストのコハンスキとドゥシュキンとの出会いで彼らのためにヴァイオリン曲が産みだされました。「火の鳥」では「王女たちのロンド」と「子守歌」をコハンスキのために、「スケルツォ」をドゥシュキンのためにそれぞれ編曲しています。興味深いのが「プルチネッラ組曲」。1933年にストラヴィンスキーがドゥシュキンと共作した「イタリア組曲」はしばしば演奏されますが、それではなく1925年にコハンスキのために編曲したいわば初版。全5曲から成り、「イタリア組曲」より技巧的でまばゆい効果を発揮します。グリンゴルツの技巧とつややかな音色で、ストラヴィンスキーが最初に構想していた音世界を再現してくれます。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ストラヴィンスキー:
パストラール
「火の鳥」~王女たちのロンド/子守歌/スケルツォ
歌劇「マヴラ」~ロシアの歌
「ペトルーシュカ」~ロシア舞曲
プルチネッラ組曲(全5曲)
協奏的二重奏曲
「ナイチンゲール」~ナイチンゲールの歌/中国行進曲
ルジェ・ド・リル作曲(ストラヴィンスキー編曲):ラ・マルセイエーズ
【演奏】
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
ペーテル・ラウル(ピアノ)
【録音】
2016年2月、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)

掲載: 2017年04月27日 00:00