Fennesz(フェネス)約5年ぶりとなる通算6枚目のアルバム『Agora』
2001年にオーストリアの電子音響レーベル、ミゴからリリースした今や絶対的名盤との誉れ高いアルバム『エンドレス・サマー』で一躍、その名前と評価を揺るぎないものにしたフェネスことクリスチャン・フェネス。その後、デイヴィッド・シルヴィアンや坂本龍一、YMO、大友良英、Sachiko M、中村としまるからスパークルホースやマイク・パットンにいたるまで、多岐に渡るアーティストとコラボレート/ライヴ演奏してきた彼が、古巣の旧ミゴ、現エディションズ・ミゴから発表した通算第6作 『ベーチュ』( 2014年)以来、約5年ぶりにリリースするニュー・アルバム。
英タッチからのリリースとなるフェネスの通算第7作『アゴーラ』(ポルトガル語で「今」の意。古代ギリシャ語で「広場」「市場」といった意味もある)。フェネスは本作において、またしてもデジタル・ミュージックの新たな領域を開拓している。ここにはフェネスのすべてがある。グリッチ・ノイズ、アンビエント・ドローン、大胆に加工されたギター、ラディカリズム、ロマンティシズム、センチメンタリズム、ポップネス……。それらが比類なきセンスとバランス感覚をもって大胆かつ繊細に混合、編集され、圧倒的なまでに美しい音世界を構築している。おそろしく純度の高い音の粒子が渦を巻き、変調されたギターと交錯し、誰も聴いたことがないサウンドスケープを表出する。名状しがたい感動が押し寄せてくる。
本作はフェネスの最高傑作である。
【収録曲】
1. In My Room
2. Rainfall
3. Agora
4. We Trigger the Sun
5. Domicile ※Bonus Track
アルバム3作が低価格になって限定発売
タグ : クラブ/テクノ
掲載: 2019年03月08日 09:02