ジャック・ティボー・トリオ~モーツァルト:弦楽三重奏曲全集
なんと艶やかで香り高き演奏!
結成25年のジャック・ティボー・トリオが
ついにモーツァルトの弦楽三重奏曲全集をリリース!
名手ジャック・ティボー・トリオ。当団体は1994年に結成され、結成当時から弦楽トリオの作品で演奏機会に恵まれない、しかし素晴らしい作品も積極的に演奏してきました。2019年には結成25周年を迎え、さらなる活躍をみせております。
2020年の最新録音は結成当初からの重要レパートリーであるモーツァルトの弦楽三重奏曲全曲をついに録音しました!
モーツァルトが作曲した弦楽三重奏の形態をとるディヴェルティメント 変ホ長調 K.563は6楽章構成の大曲。当演奏では44分30秒の演奏時間です。1788年9月27日にウィーンで完成したモーツァルト晩年の名曲で、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロそれぞれに高い演奏技術を要する難曲であることでも知られ、時には協奏曲のような妙味も見せます。
弦楽四重奏団に比べればもともと常設の弦楽三重奏団が少ないうえに難曲であるこの名作をジャック・ティボー・トリオが密なアンサンブルと雄弁な語り口で聴かせます。
バッハのフーガに前奏曲(アダージョ)をつけた構成でモーツァルトが作曲したと言われている6つの前奏曲とフーガ K.404a(当アルバムではアダージョとフーガと記載)。モーツァルトがバッハの作品、特にフーガの研究に没頭するうちに弦楽三重奏曲のための6つの前奏曲とフーガを書いたとも言われています。フーガは主にバッハの平均律クラヴィーア曲集の作品によります。
当アルバムに収録できなかった前奏曲とフーガ第6番 ヘ短調および弦楽三重奏曲 ト長調 第1楽章(断章) K.Anh.66(K.562e)はボーナストラックとしてアウディーテのWEBサイト(www.audite.de)からフリー・ダウンロードできる予定です。
名録音技師ルトガー・ベッケンホーフが手掛けたジャック・ティボー・トリオの録音は、これまでにミヨー&マルティヌー(2017年録音/ AU97727)、ベートーヴェン(2015年録音 / AU23430)、ジャン・クラ(2014年録音 / AU97534)などをリリースしております。
(キングインターナショナル)
『モーツァルト:弦楽三重奏曲全集』
【曲目】
モーツァルト:ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563
モーツァルト / J.S.バッハ:6つの前奏曲(アダージョ)とフーガ K.404a
第1番 ニ短調
アダージョ
フーガ.アンダンテ・カンタービレ(J.S.バッハ:BWV853)
第2番 ト短調
アダージョ
フーガ.アレグロ(J.S.バッハ:BWV883)
第3番 ヘ長調
アダージョ
フーガ.ヴィヴァーチェ(J.S.バッハ:BWV882)
第4番 ヘ長調
アダージョ(J.S.バッハ:BWV527)
フーガ.アレグロ(J.S.バッハ:BWV883)
第5番 変ホ長調
ラルゴ(J.S. バッハ:BWV526)
フーガ.モデラート(J.S.バッハ:BWV526)
以下、アウディーテのWEBサイトでフリー・ダウンロード可能
第6番 ヘ短調
アダージョ
フーガ.アレグロ(W.F.バッハ:F 31,8)
モーツァルト:弦楽三重奏曲 ト長調 第1楽章(断章) K.Anh.66(K.562e)
【演奏】
ジャック・ティボー・トリオ
[メンバー]
ブルクハルト・マイス(ヴァイオリン)
ハンナ・ストライボス(ヴィオラ)
ボグダン・ジアヌ(チェロ)
【録音】
2020年2月28日-3月2日、トラウムトン・スタジオ(ベルリン=シュパンダウ、ドイツ)
セッション録音
レコーディング&エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年05月22日 00:00