F.P.ツィンマーマンがヘルムヒェンとベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音を始動!(SACDハイブリッド)
.P.ツィンマーマンがヘルムヒェンと
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音を始動!
注目の第1弾は第1番から第4番を収録!
SACDハイブリッド盤。1965年ドイツ、デュイスブルク生まれの正統派ヴァイオリニスト、フランク・ペーター・ツィンマーマンがマルティン・ヘルムヒェンとともにベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音を開始しました!
ベートーヴェンはこれまでヴァイオリン協奏曲、ロマンス第1番、ロマンス第2番、弦楽三重奏曲第1番、セレナード ニ長調の録音はあるものの、ヴァイオリン・ソナタは当録音が初めてとなります。現在50代半ばのツィンマーマンが長いキャリアを経て丁寧に練り上げてきた名作を名手ヘルムヒェンとともに録音しました。
ツィンマーマンと言えば圧倒的なテクニックと優美で香り高き音色を奏でますが、このベートーヴェンではピアノとの対話を大切にし、随所に聴くことのできる絶妙なバランス感覚と抜群のセンスの良さを携えた演奏を聴くことができます。
共演のマルティン・ヘルムヒェンは1982年ドイツ、ベルリン生まれ。2001年に開かれたクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝し、一躍世界から注目されるピアニストなりました。ソロはもちろんのこと、ユリア・フィッシャーなど世界的ヴァイオリニストからも絶大なる信頼を得ており、この度フランク・ペーター・ツィンマーマンとの初共演盤になります。ヘルムヒェンは近年ベートーヴェンの作品を集中的に演奏・録音しており、当盤も注目すべき録音となります。
演奏はもちろんのこと、楽器にも注目です。ヴァイオリンはツィンマーマンの愛器1711年製のストラディヴァリウス「レディ・インチクイン」。この楽器はかつてクライスラーが所有していた銘器でまるでビロードのような音色です。ツィンマーマンが長年ともにしてきた愛器で奏でるベートーヴェンは格別です。
一方、ピアノはベルギーのピアノ製作者クリス・マーネの平行弦ピアノを使用。このピアノは2013年ダニエル・バレンボイムの依頼により製作された楽器で、その特徴は一般的なグランドピアノのように弦が交差して張られておらず、チェンバロやフォルテピアノのようにすべての弦が平行に張られています。これにより音量はもちろんのこと、細かなニュアンスの表現、そして弾き心地の良さを兼ね備えております。このグランドピアノは2015年にバレンボイムによる演奏でお披露目され、以後ピエール=ローラン・エマールやエマニュエル・アックスなど世界的なピアニストにも認められた楽器として注目されております。近年この楽器を愛奏するヘルムヒェンがベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタを挑むに当たり、現在望みうる最も理想的な楽器で録音を実現させました。今後のリリースも期待せずにはいられない全曲録音始動と言えましょう!
(キングインターナショナル)
【曲目】
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.1
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1(1798)
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2(1798)
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3(1798)
(4)ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23(1800)
【演奏】
フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン/Antonio Stradivarius,Cremona 1711', Lady Inchiquin')
マルティン・ヘルムヒェン(ピアノ/Chris Maene Straight Strung Concert Grand Piano)
【録音】
セッション録音:2019年9月/ジーメンス・ヴィラ(ベルリン)
プロデューサー&サウンド・エンジニア:ハンス・キプファー(Take5 Music Production)
エディティング&ミキシング:ハンス・キプファー
エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ
DSD
5.0 Surround sound
マルチチャンネル
BIS ecopak
輸入盤・日本語帯・解説付
DSD
5.0 Surround sound
マルチチャンネル
BIS ecopak
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック) BEETHOVEN 2020
掲載: 2020年06月19日 15:00