キム・ソヌクがチョン・ミョンフン&シュターツカペレ・ドレスデンと共演!ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
チョン・ミョンフン&シュターツカペレ・ドレスデン
2019年アジア・ツアー 韓国公演で行われた
韓国期待のピアニスト、キム・ソヌクとのブラームス
シュターツカペレ・ドレスデンの首席客演指揮者であるチョン・ミョンフン。彼は、韓国の若手演奏家を支援し、才能ある音楽家発掘し世界へ羽ばたかせています。
本盤は、かねてより共演しCD録音も行っている韓国期待のピアニスト、キム・ソヌクとブラームスのピアノ協奏曲第1番を録音。シュターツカペレ・ドレスデンとの2019年秋のアジア・ツアーより韓国公演のライヴです。
キム・ソヌクは、1988年ソウル生まれ。2006年リーズ国際ピアノ・コンクールで、史上最年少かつ初のアジア人として優勝、世界の注目を集めました。ドイツ・グラモフォンから2 タイトルチョン・ミョンフン指揮でベートーヴェンとウンスク・チンのピアノ協奏曲がリリースされており華々しい活躍をしているピアニスト。Accentus Music からはベートーヴェン、ブラームスやフランクのアルバムをリリースし、作品に対する深い洞察力、そして音楽の特徴を見事に捉えた演奏で高い評価を得ています。
ブラームスのピアノ協奏曲第1番は紆余曲折を経て完成しています。1854年2台ピアノのためのソナタ(クララ・シューマンとの共演を意図)として構想され、その後、一度交響曲として改作を試み、最終的にはピアノ協奏曲へ改訂し、ようやく1859年ハーノーファーでの初演に至っています。ピアノとオーケストラがほぼ対等な役割を担いながら互いを補完し合う大規模な協奏曲であり、重厚長大でシンフォニックな作りであることから「ピアノ独奏つきの交響曲」ともいわれます。ドイツ系の演目を得意とするキム・ソヌクですが、チョン・ミョンフン&シュターツカペレ・ドレスデンというこれ以上にないくらい好手を得ての演奏は、実に見事。強靭な打鍵とテクニック、そして高度な構築力を存分に披露しています。
また、2020年6月に録音されたカップリングのブラームス最晩年の作品「6 つの小品op.118」も必聴。クララ・シューマンに献呈されたこの曲集は、哀愁に満ちた旋律が心に深く残る作品群。キム・ソヌクのどこか懐かしさを感じさせる音色は、心に染み入ります。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
6つの小品 Op.118
【演奏】
チョン・ミョンフン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
キム・ソヌク(ピアノ)
【録音】
2019年9月、ソウル・アーツ・センター、ライヴ(Op.15)
2020年6月、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、メンデルスゾーン・ザール(Op.118)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年07月29日 00:00