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梁美沙、原裕子を含む4人の女性メンバーによるアルデオ四重奏団の新録音!ジョージ・クラムの“ブラック・エンジェルズ”などが収録された「XIII(十三)」にまつわる作品集

アルデオ四重奏団

梁美沙、原裕子を含む4人の女性メンバーによるアルデオ四重奏団。
注目の新譜はジョージ・クラムの《ブラック・エンジェルズ》を軸とした
「XIII(十三)」にまつわる作品集。


2001年にパリ国立高等音楽院で結成されたアンサンブル、アルデオ四重奏団。当団はラ・フォルジュルネ音楽祭でもおなじみのヴァイオリニスト梁美沙、実力派ヴィオリスト原裕子を含む4人の女性メンバーから成り、フランス国内外で活躍する四重奏団です。
“アルデオ”とはラテン語で「私は燃える」という意味をもち、この4人の女性奏者が音楽に取り組む姿勢そのものといえます。近年は「ゴルトベルク変奏曲」の弦楽四重奏版の録音でも高い評価を得ております。

KLARTHEレーベルからの注目の新録音は「XIII(十三)」にまつわる作品を集めた意欲作。アメリカの現代作曲家ジョージ・クラム(1929-)の《ブラック・エンジェルズ~暗黒界からの13のイメージ》を主軸に、モンテヴェルディのペトラルカのカンツォニエーレより「ソネット第164番」(マドリガーレ集第8巻「戦いと愛のマドリガーレ」より第13番の冒頭)、シューベルトの弦楽四重奏曲第13番《ロザムンデ》、パーセルのパヴァーヌとシャコンヌ、そしてシューベルトの歌曲の弦楽四重奏版を収録しております。

1970年、ベトナム戦争中に書かれたクラムの《ブラック・エンジェルズ》は『出発』、『不在』、『帰還』の3つの大きなセクションに分けられた全13曲の作品。作品全体が「暗黒の世界」を探求する往復の旅のように配置されており、クラム自身はこの作品を「混沌とした現代世界をあらわす寓話」であると語っています。難解ながらも素晴らしいこの作品にアルデオ四重奏団が真っ向から挑んだ注目盤です。
(キングインターナショナル)

『「XIII」~13にまつわる弦楽四重奏曲集』
【曲目】
モンテヴェルディ:ペトラルカのカンツォニエーレより「ソネット第164番」*
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番 イ短調《ロザムンデ》D.804 Op.29
パーセル:パヴァーヌ ト短調 Z.752
パーセル:シャコンヌ ト短調 Z.730
シューベルト:「あっちへ行け!残酷な死神よ」~死と乙女 D.531 Op.7-3*
ジョージ・クラム(1929-):《ブラック・エンジェルズ~暗黒界からの13のイメージ》
シューベルト:「ギリシャの神々」 D.677*

* =編曲:アルデオ四重奏団

【演奏】
アルデオ四重奏団
[メンバー]
キャロル・プティドマンジュ(ヴァイオリン)
梁美沙(ヴァイオリン)
原裕子(ヴィオラ)
ジョエル・マルティネス(チェロ)

【録音】
2020年2月19-23日[セッション録音]
ドイツ・ブレーメン・カンマー・フィルハーモニー

輸入盤

 

国内仕様盤

[日本語帯・解説付]
ベルナール・フルニエ著(訳:原裕子)
※国内仕様盤(KKC 6297)には仏Fayard 社出版「弦楽四重奏の美」及び「弦楽四重奏の歴史」の著者でも知られるベルナール・フルニエ(訳はアルデオ四重奏団の原裕子)の日本語解説書付。また、クラムの《ブラック・エンジェルズ》を曲の構造を示した図も掲載いたします

 

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年12月04日 00:00