史上最も美しいアルバムがLPで復活!『イーゴリ・マルケヴィチ/ディアギレフへのオマージュ』(LP3枚組)
ディアギレフ没25年の1954年に、EMIの名プロデューサーのウォルター・レッグが企画し、マルケヴィチ指揮によって録音されたLPボックスを数量限定復刻。豪華32ページのブックレット付
クラシック・ファンのみならず全音楽ファン、全アナログ・ファン必見の「史上最も美しいアルバム」が68年振りにオリジナル装丁のLP3枚組として復活します。1954年にフランスとアメリカでだけ豪華装丁で発売された『ディアギレフへのオマージュ』LP-BOXです。
セルゲイ・ディアギレフ(1872~1929)は、20世紀初頭のパリでバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)を立ち上げ、フォーキン、ニジンスキー、マシーン、バランシンなどの傑出したダンサー、ピカソ、バクスト、ブノワ、ドランなどの天才画家、ストラヴィンスキー、ラヴェル、ファリャ、サティなどの大作曲家を結集して《ペトルーシュカ》《ダフニスとクロエ》《三角帽子》《パラード》などの傑作バレエを次々に生み出した伝説的なプロデューサー。このアルバムはディアギレフの没後25年に際し、ディアギレフが最後に売り出した作曲家・指揮者のイーゴリ・マルケヴィチ(1912~1983)がその大恩に応え、バレエ・リュスゆかりの作品を11曲選んでモノラル録音したもの。それを2022年3月のディアギレフ生誕150年に合わせてオリジナル装丁のLPで復刻したのが今回のLP-BOXです。
ジャケット写真をご覧になって判る通り、外装BOXからしてカラフルですが、これはバレエ・リュスの美術陣の1人、ナタリア・ゴンチャロワ(1881~1962)がこのアルバムのために描き下ろしたもの。32ページのブックレットにはディアギレフ、バレエ・リュス、各収録曲の紹介、及びマルケヴィチの賛辞がフランス語と英語で収められたほか、当時の写真やデッサン(モノクロ20点)や舞台装置や衣装デザイン(カラー9点)が印刷されており、3枚のLPと合わせてバレエ・リュスの時代を体感できる内容となっています。
収録作品は有名曲ばかり、マルケヴィチならではのシャープな快演が揃い、モノラルながら音質も鮮明。売り切れてコレクターズアイテムになる前の購入をお勧めします。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
作曲家兼指揮者のイゴール・マルケヴィチは、1928年12月にパリ・オペラ座でディアギレフに会いました。彼は16歳のときでした。ディアギレフは常に新しいバレエ音楽を探していて、バレエ・リュスの次のシーズンに向けてスコアを与えることができる作曲家を見つけたと思っていました。彼はマルケヴィチにピアノ協奏曲をテストピースとして依頼しました。1929年7月15日にロンドンのロジェ・デゾルミエールによって指揮され、大成功を収めました。バレエ・リュスの次の計画された仕事を未完成のまま、1か月後のディアギレフの予期せぬ死。マルケヴィチはディアギレフに大きな感銘を受け、そして影響を受け、彼に大きな賞賛を抱いていました。
この「セルゲイ・ディアギレフ生誕150年~バレエ・リュス」(22CD)ボックスセットに加えてリリースされる180gの3枚組アナログLPセットは、ディアギレフ没25年の1954年に、EMIの名プロデューサーのウォルター・レッグが企画しマルケヴィチ指揮によって録音されたLPボックスの復刻です。
表紙は、バレエ・リュスの有名なセット画家の一人であるナタリア・ゴンチャロワが当時特別にデザインしたオリジナルのイラストがボックスに再現されています。付属の32ページのブックレットには、多くの歴史的な写真と衣装のスケッチ、1954年に書かれた英語とフランス語によるマルケヴィチによるメモと、ディアギレフの台本作家ボリス・コフノによる解説(フランス語、英語)が含まれています。このアルバムの再現に最もふさわしい音質として、いくつかのマスターを使用しカッティングを試みた結果、1995年、1997年にリマスターされた音源が使用されております。
※輸入商品のため、入荷時点で、商品(ジャケット・外装ビニール・外装箱・ケース・封入物など含む)に、細かい傷・折れ・擦れ・凹み・破れ・汚れ・角潰れ・再生に影響のないディスク盤面の傷・汚れ・イメージ違い・個体差などが見られる場合がございます。
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(ワーナー・ミュージック/一部修正 タワーレコード)
【収録予定曲】
《SideA》
サティ:バレエ音楽「パラード」
[録音]12.V.1954
ウェーバー(ベルリオーズ編):「薔薇の精(舞踏への勧誘)」
[録音]3.III.1954
《SideB》
ドビュッシー:「牧神の午後への前奏曲」
[録音]3.VI.1954
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲
[録音]23.IV & 3.VI.1954
《SideC》
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」(抜粋)
[録音]13-15.VI.1954
《SideD》
ショパン:バレエ音楽「レ・シルフィード」~マズルカ第23番Op.33-2
[録音]15.V.1954
トマジーニ:バレエ音楽「上機嫌な婦人たち」組曲(原曲:D.スカルラッティ)
[録音]13.V.1954
ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」~粉屋の踊り
[録音]14.XI.1951 & 13.IX.1952
《SideE》
プロコフィエフ:バレエ音楽「鋼鉄の歩み」組曲Op.41bis
[録音]27 & 29.IV.1954,
《SideF》
リャードフ:交響詩「キキーモラ」Op.63
[録音]8.VI.1954
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3つの断章
[録音]24, 25 & 27.IV.1954
【演奏】
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
【録音】1951-1954年、No. 1 Studio, Abbey Road, London (MONO)