クナッパーツブッシュのDecca, Polydor, Westminster管弦楽録音を初BOX化!(18枚組)
比類なき才能を持った指揮者の管弦楽録音を集大成。
CD18枚組BOXセット
比類なき才能を持つ指揮者ハンス・クナッパーツブッシュのDecca, Polydor, Westminster管弦楽録音が、初めて1つのBOXセットにまとめられて登場します。
ミュンヘンやウィーンで活躍したドイツの指揮者ハンス・クナッパーツブッシュはワーグナーやブルックナーの大家として知られています。生前、リハーサル嫌いで知られる彼の技術的な失敗を嫌う聴衆と、リヒャルト・ワーグナーから続く伝統的演奏の後継者とみなす人たちの間で彼の評価が分かれていました。しかし、戦後デッカで録音されたベートーヴェンからシュトラウスまでの主要なレパートリーには、今日では想像もつかないほど柔軟で壮大な解釈が刻まれています。クリフォード・カーゾンとの素晴らしい協奏曲もその一つです。
Deccaへはロンドン、パリ、チューリヒ、ジュネーヴ、ウィーンなどの名だたるオーケストラとの録音を遺しています。1947年12月にキングスウェイ・ホールで行われたブラームスの交響曲第2番から、1960年2月にウィーンのゾフィエンザールでの驚くほどの繊細さと優雅さに満ちたチャイコフスキー「くるみ割り人形」組曲まで、クナッパーツブッシュをバイロイトの「パルジファル」指揮者としてのみ認識していた音楽ファンに新鮮な驚きを与える内容です。
ブルックナー:交響曲第3番から第5番(1954-6年)では、クナッパーツブッシュとウィーン・フィルの深い協力関係が最良の調和をみせる演奏を聴かせてくれます。またルクレツィア・ウェストを迎えて1957年にウィーン・フィルと録音した圧巻の「アルト・ラプソディ」も収録。
このボックスは信奉者にも懐疑論者にも啓示を与え、彼と共演した多くの演奏家や歌手から深く愛された指揮者クナッパーツブッシュの芸術を再評価する機会を与えてくれます。
(ユニバーサルミュージック/IMS)
【曲目】
《CD 1》
ベートーヴェン:
1-3) ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
4-6) ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73『皇帝』
[演奏]
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1954年4月(1-3)
1957年6月(4-6)
ウィーン
《CD 2》
1-4) ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
[演奏]
スイス・ロマンド管弦楽団
[録音]
1947年7月、ジュネーヴ
《CD 3》
ブラームス:1-4) ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
[演奏]
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1957年10月、ウィーン
《CD 4》
ブラームス:
1) 大学祝典序曲Op.80
2) 悲劇的序曲Op.81
3) ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
4) アルト・ラプソディOp.53
[演奏]
ルクレティア・ウェスト(コントラルト)(4)
ウィーン・アカデミー合唱団(4)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1957年5月、ウィーン
《CD 5》
1-4) ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1888/89年、シャルク版)
[演奏]
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1954年4月、ウィーン
《CD 6》
1-4) ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』
(1888/89年、シャルク&レーヴェ改訂版)
5) ワーグナー:ジークフリート牧歌
[演奏]
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1955年3月(1-4)、4月(5)、ウィーン
《CD 7》
1-4) ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(シャルク版)
ワーグナー:楽劇『神々の黄昏』より
5) 夜明けとジークフリートのラインの旅
6) ジークフリートの葬送行進曲
[演奏]
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1956年6月、ウィーン
《CD 8-9》
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1892年、シャルク版)
[演奏]
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1963年1月、ミュンヘン
《CD 10》
R.シュトラウス:
1) 交響詩『ドン・ファン』Op.20
2) 交響詩『死と変容』Op.24
[演奏]
パリ音楽院管弦楽団
[録音]
1956年5月、パリ
《CD 11》
ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より
1) 第1幕への前奏曲
2) 第3幕への前奏曲
3) 徒弟たちの踊り
4) 楽劇『ワルキューレ』より「ワルキューレの騎行」
5) 舞台神聖祝典劇『パルジファル』より「場面転換の音楽」
歌劇『タンホイザー』より
6) ヴェヌスベルクの音楽
7) 入場の行進曲*
8) 歌劇『さまよえるオランダ人』序曲*
[演奏]
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1928年1月(1-6)
1927年9月(7, 8)
ベルリン
《CD 12》
ワーグナー:
1) 歌劇『リエンツィ』序曲
歌劇『ローエングリン』より
2) 第1幕への前奏曲
3) 第3幕への前奏曲
楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より
4) 第1幕への前奏曲
5) 第3幕への前奏曲
6) 徒弟たちの踊り
7) March of the Corporations
歌劇『タンホイザー』より
8) 序曲
9) ヴェルヌスベルクの音楽
[演奏]
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1, 3, 5-9)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(2)
スイス・ロマンド管弦楽団(4)
[録音]
1948年1月、ロンドン(1, 3, 5-9)
1947年6月、チューリヒ(2)
1947年7月、ジュネーヴ(4)
《CD 13》
ワーグナー:
1) 歌劇『リエンツィ』序曲
2) 楽劇『ジークフリート』より「森のささやき」
舞台神聖祝典劇『パルジファル』より
3) 第1幕への前奏曲
4) 花の乙女たちの場
5) 場面転換の音楽
[演奏]
フランツ・レヒライナー(2)
ギュンター・トレプトウ(4)(テノール)
ウィーン国立歌劇場女声合唱団(4)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1950年6月(1-3, 5)、9月(4)、ウィーン
《CD 14》
ワーグナー:
1) 歌劇『さまよえるオランダ人』序曲
2) 楽劇『ワルキューレ』より「ワルキューレの騎行」
3) 歌劇『タンホイザー』より序曲&「ヴェヌスベルクの音楽」
[演奏]
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1953年5月、ウィーン
《CD 15》
ワーグナー:
1) 楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲
2) 歌劇『タンホイザー』序曲
3) 楽劇『トリスタンとイゾルデ』より前奏曲と「愛の死」
4) 舞台神聖祝典劇『パルジファル』より第1幕への前奏曲
[演奏]
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1962年11月、ミュンヘン
《CD 16》
ワーグナー:
1) 歌劇『リエンツィ』序曲
2) 歌劇『さまよえるオランダ人』序曲
3) ジークフリート牧歌
4) 歌劇『ローエングリン』より第1幕への前奏曲
[演奏]
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1962年11月、ミュンヘン
《CD 17》[ウィーンの休日]
1) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228
2) コムツァーク2世:ワルツ『バーデン娘』Op.257
J.シュトラウス2世:
3) アンネン・ポルカOp.117
4) 加速度円舞曲Op.234
5) トリッチ・トラッチ・ポルカOp.214
6) ツィーラー:ワルツ『ウィーンの市民』
J.シュトラウス2世:
7) ポルカ『うわき心』
8) ワルツ『ウィーンの森の物語』
[演奏]
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1957年10月、ウィーン
《CD 18》[All-Time Popular Favourites]
1-8) チャイコフスキー:バレエ『くるみ割り人形』組曲Op.71a
9) シューベルト:軍隊行進曲Op.51 No.1(ヴェニンガー編)
10) ウェーバー:舞踏への勧誘Op.65(ベルリオーズ編)
11) ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲
[演奏]
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]
1960年2月、ウィーン
【演奏】
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック) ANTON BRUCKNER
掲載: 2022年02月03日 00:00