ピアノデュオ、アナスタシア&リウボフ~ショスタコーヴィチ交響曲第10番(作曲者による4手ピアノ編曲版)&コンチェルティーノ
大好評ピアノデュオ、アナスタシア&リウボフの
4手ピアノによるショスタコーヴィチ:交響曲全集第2弾!
作曲者編の第10番+2台ピアノのためのコンチェルティーノ
ピアノ4手によるショスタコーヴィチ:交響曲全集の第二弾。交響曲第10番は作曲者による編曲で初演は作曲者と作曲家ワインベルクによって行われまして、このコンビによる録音もありますが入手困難。姉妹デュオ、アナスタシアとリウボフは"聞かせる"技術に長けており、ピアノの打楽器的要素を巧みに生かして緊張感のある名演を披露しております。特にあの陰々滅滅な第一楽章冒頭の処理は見事なもので、ここが決まれば後の勝利は確実なものでしょう。今年8月の最新スタジオ録音。カプリングは珍しい「コンチェルティーノ」。交響曲第10番とほぼ同時期に作曲され初演もされた曲ですが、この曲は何故か顧みられることが少なく、聞いてみれば面白さには舌を巻くばかり。こちらはモスクワでのライヴ録音です。まさに息もピッタリの四手による名演集。ピアノはスタインウェイ。
※ロシア語、英語、日本語によるライナーノート付。
(東武商事株式会社)
【曲目】
ショスタコーヴィチ(1906-75):
(1)交響曲第10番ホ短調Op.93(作曲者による4手ピアノ編曲版)
I. Moderato 20'57"/II. Allegro 4'15"/III. Allegretto 10'54"/IV. Andante. Allegro 12'55
(2)2台のピアノのためのコンチェルティーノ イ短調Op.94
(タイミング 10'12")
【演奏】
ピアノデュオ・アナスタシア&リウボフ(4手ピアノ)
[アナスタシア・グロモグラソヴァ、リウボフ・グロモグラソヴァ]
【録音】
(1)2023年8月13、16日フォンダチオーネ・パオロ・グラッシ(イタリア・マルティナ・フランカ)スタジオ録音
(2)2011年11月9日モスクワ、チャイコフスキー音楽院小ホール(ライヴ録音)
ピアノ連弾/ピアノデュオ・アナスタシア&リウボフ・グロモグラソヴァ姉妹
グロモグラソヴァ(アナスタシア、リウボフ)姉妹は、ラトヴィアのリガで生まれた。2人はメディン音楽院で音楽を学び始めた。2004年にモスクワに移り、ミヤスコフスキー音楽学校のイヴェッタ・ユードヴィチのもとで学業を続けた。モスクワ国立チャイコフスキー音楽院を優秀な成績で卒業した姉妹は、同音楽院研究科のエレーナ・クズネツォヴァ教授のクラスで研鑽を続けている。
2005~2011年、姉妹はエレーナ・ソロキーナ教授のクラスでピアノ連弾を学んだ。2006年、同デュオはニコライ・ルビンシテイン室内楽コンクール(モスクワ)で3位入賞。2007年、ロンドン国際音楽コンクールで優勝した。2008年、ショスタコーヴィチ室内楽コンクール(モスクワ)で2位入賞、ビヤリストク(ポーランド)での第4回国際ピアノ連弾コンクールではディプロマ賞を受賞した。
2008年以降、姉妹は《ロシア・パフォーミング・アート》協会から支援金を賦与されている。
2010年、同デュオはサン・マリノでの《アレグロ・ヴィヴォ》国際コンクールで上位入賞を果たした。2011年、ヴォログダ国際ピアノ連弾コンクールで優勝。2012年、《ドン・ヴィンチェンツォ・ヴィツィ》国際コンクール(イタリア)で優勝。
同ピアノデュオはモスクワを拠点に、国際的にも幅広く演奏活動を続けている。姉妹はモスクワ音楽院の格調高い《ボリショイ・ホール》《マリー・ホール》で定期的にピアノ連弾演奏会を開いており、その魅惑的な演奏スタイルと技法は、繊細な表現力とあいまって広く親しまれるようになった。2014年以降、《ヴァル・ディトリア》国際音楽祭、《ファンダツィオーネ・パオロ・グラーシ》芸術文化センター(イタリア、マルティナ・フランカ)に頻繁に出演している。
同デュオはバッハ、モーツァルト、メンデルスゾーン、シューベルト、シューマン、ショパン、リスト、ブラームス、ビゼー、チャイコフスキー、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチ、ドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ルトスラフスキー、バーンスタインらの作品をレパートリーとしている。
(東武商事株式会社)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年09月12日 00:00