オーバーリンガー&アンサンブル1700/ベルナスコーニ:歌劇『ルオモ』(全曲)(3枚組)~200年以上の時を超え再演!
200年以上の時を超え再演された、バロックオペラの名演。
歌劇『ルオモ』は、1754年にプロイセン王のフリードリヒ大王の訪問の際にバイロイト辺境伯歌劇場で初演されました。フリードリヒ大王がバイロイトの辺境伯である妹のヴィルヘルミーネ・フォン・プロイセンを訪ねる時は、ゲストを讃えて新しいオペラが上演されるのが恒例でした。そこでヴィルヘルミーネは、自分の力と知恵を寓話的にプロイセン王に披露する代わりに、男性の欠点を寛大に見逃す女性の魂の優位性を称賛した演目を選び、ペルシアの宗教の創始者ツァラトゥストラの哲学にも言及しています。
『ルオモ』(人またはその男)はヴィルヘルミーネが台本を書き、ミュンヘンのバイエルン宮廷の副楽長だった作曲家アンドレア・ベルナスコーニ (1706~1784) にこの作品をイタリア語に翻訳し作曲するよう依頼しました。それから200年以上が経過し、バイロイト大学などの長年にわたる広範な研究を経て、ドロテー・オーバーリンガーとアンサンブル1700、そして優秀なソリスト陣を起用し、初演と同じバイロイト辺境伯歌劇場で再演されました。この多彩な音楽は、イタリアのバロック オペラの感動的で魅惑的なスタイルの中で、悲劇とユーモラスな要素を美しく対比させています。
(ソニーミュージック)
【曲目】
アンドレア・ベルナスコーニ:歌劇『ルオモ』(全曲)
【演奏】
フィリップ・マトマン(ソプラニスタ)
マリア・ラドゥルナー(ソプラノ)
フランチェスカ・ベニテス(ソプラノ)
フローリアン・ゲッツ(バリトン)
アリス・ラックナー(メゾ・ソプラノ)
ジモン・ボーデ(テノール)
アンナ・ハープスト(ソプラノ)
ヨハンナ・ファルキンガー(ソプラノ)
アンサンブル1700
ドロテー・オーバーリンガー(指揮)
【録音】
2023年5月5-6日、バイロイト辺境伯歌劇場でのライヴ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年05月17日 15:30