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ヤーノシュ・シュタルケル『シュタルケル DENONレコーディングス』SACDハイブリッド3枚組 タワレコ限定 2024年10月16日発売

シュタルケル

タワーレコード・オリジナル企画盤  日本コロムビア x TOWER RECORDS
タワーレコード SACD化プロジェクト最新作 The Valued Collection Platinum
「DENON原盤ハイブリッドSACDシリーズ」 最新作 限定盤
ORTマスタリングSACDシリーズ第13回(通算第15弾)

<シュタルケル 生誕100年記念企画>
巨匠壮年期の圧倒的名演を捉えた貴重な録音
ORTマスタリングを用いたハイレゾ化による初SACD化!

ORTマスタリング(DISC2,3)でハイレゾ音源として鮮やかに蘇った不滅の名演!原音に忠実に、SACD化。日本コロムビアへ収録したアルバム、全4枚を3枚組に集成
・「シュタルケル DENONレコーディングス」<1975,77,78年録音>(一部アナログ録音)


2024年にORTマスタリングを行いSACD化
税込 6,380円(3枚組) SACDハイブリッド盤
2024年10月16日(水) 発売予定
マスタリング・エンジニア:毛利 篤 氏(日本コロムビア)
初出時のオリジナル・ジャケット・デザイン使用

企画・販売:TOWER RECORDS
発売:日本コロムビア株式会社

新規のSACD化企画としてスタートしました2022年4月発売のスウィトナー&SKBによるベートーヴェン:交響曲全集以降、これまで14企画分を復刻してきました(うち2つはSUPURAPHON原盤)。今回の通算の最新15弾は、2024年のヤーノシュ・シュタルケル生誕100年記念企画と題しまして、DENONレーベルに1970年代に収録した全4枚のアルバムを、今回3枚組に集成してお届けします。チェコで収録されたアナログ録音1枚分はオリジナルのアナログ・マスターテープから従来通りの復刻を、日本でのデジタル録音(DISC2,3)はオリジナルのマスターからORTマスタリングを採用した上でSACD化を行いました。貴重な音源による最新復刻の効果を存分に堪能ください。
当時の日本コロムビア他で収録された各デジタル音源の名盤が、この度SACDとして新規で復活します(DISC2,3)。従来、この時期の音源を再生するにはCDスペックが相応しい、もしくは十分であるという意見がほとんどでしたが、日本コロムビアが開発した"ORTマスタリング"技術を用い、高音質音源として発売することにいたしました。SACDとしては初期デジタル音源を復刻する手法は大分前からありましたが、当社では例外を除いてこれまでリリースを行ってきませんでしたが、最新のマスタリング技術向上に伴い、この機会に、ハイレゾ音源としては"失われた時代"とも言える名盤の数々を今後も取り上げていきたいと考えています。"ORTマスタリング"により、楽音本来の豊かな音色やなめらかさ、そしてホールの響き感などが復活、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届けします。尚、CD層も今回の最新マスタリングを反映しています。"ORTマスタリング"の詳細は後述しておりますので、参照ください。

<“ORT Mastering" に関しまして>(DISC2,3)
<ORT Mastering とは>
 日本コロムビア・スタジオ技術部が開発した「倍音再構築技術:ORT」とMaster Sonic 64bit Processing技術による高精細な演算処理を用いたマスタリング手法です。日本コロムビアでは1972年に世界初の実用PCM録音機を開発、デジタル録音の先駆者として、数多くの名演奏を録音、高い評価を博しました。これら過去の音源を、現在のハイビット・ハイサンプリング環境で再生するための一手法としてORTが開発されました。

“ORT Mastering"では、ORTの技術を駆使するマスタリング・エンジニアによって、楽音本来の豊かな音色やなめらかさ、そしてホールの響き感などが復活、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届け致します。

<倍音再構築技術:ORT>
 日本コロムビアで開発した、倍音再構築技術(Overtone Reconstruction Technology:ORT)のことです。アナログ/デジ
タル変換時に失われてしまった楽音の高域成分を、低域部分の倍音を利用して予測、再構築します。

<ORT Mastering の特徴>
・マスタリング・エンジニアによる繊細な倍音復元
・広いダイナミックレンジと周波数帯域を活かす高品質マスタリング
 
*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

シュタルケル DENONレコーディングス(2024年ORTマスタリング) (SACDハイブリッド)
ヤーノシュ・シュタルケル、ズザナ・ルージチコヴァー、岩崎淑、練木繁夫

[TWSA1176/8 (3SACDハイブリッド) 6,380円(税込)]


【収録曲】
シュタルケル DENONレコーディングス
<DISC1>『バッハ:チェロ・ソナタ全集』 ヨハン・セバスチャン・バッハ:
1. チェロとハープシコードのためのソナタ第1番 ト長調 BWV1027
2. チェロとハープシコードのためのソナタ第2番 ニ長調 BWV1028
3. チェロとハープシコードのためのソナタ第3番 ト短調 BWV1029

シュタルケル

<DISC2>『シュタルケル/白鳥、トロイメライ』(1-12)
1. ヴィヴァルディ/J.S.バッハ:ラルゴ BWV596
2. ハイドン(ピアティゴルスキー編):ディヴェルティメント ニ長調
3. サン=サーンス:白鳥
4. シューベルト:楽興の時 第3番
5. ブロッホ:祈り
6. ポッパー:タランテラ
7. J.S.バッハ:アリオーソ
8. フレスコバルディ(カサド編):トッカータ
9. シューマン(ポッパー編):夕べの歌
10. ウェーバー(ピアティゴルスキー編):アダージョとロンド
11. シューマン:トロイメライ
12. バルトーク:ルーマニア民俗舞曲

シュタルケル

『カサド/シューベルト/ショパン』より(13,14)
13. カサド:無伴奏チェロ組曲
14. シューベルト(シュタルケル編):ソナチネ第1番 ニ長調 作品137の1, D.384

シュタルケル

<DISC3>『シュタルケル/チェロ小品集』(1-9)
1. ヘンデル(ヴァイナー編):シチリアーノ
2 パガニーニ(フルニエ編):モーゼ幻想曲
3. フォーレ:夢のあとに
4. ポッパー:ハンガリー狂詩曲 作品68
5. グラナドス:歌劇《ゴイェスカス》間奏曲
6. ファリャ:火祭りの踊り
7. ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
8. ラヴェル:ハバネラ形式の小品
9. ロッシーニ/カステルヌオーヴォ=テデスコ:フィガロ~《セヴィリアの理髪師》より


『カサド/シューベルト/ショパン』より(10)
10.ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 作品65
【演奏】
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
ズザナ・ルージチコヴァー(ハープシコード Disc 1)、 岩崎 淑(ピアノ Disc 2, 1-12)、 練木繁夫(ピアノ Disc 2 14, Disc 3)
【録音】
1977年11月25, 26日 プラハ、ルドルフィヌム(芸術家の家)(Disc 1) アナログ録音
1975年3月16, 17日 石橋メモリアル・ホール(Disc 2 1-12) デジタル録音
1978年6月20, 24日 日本コロムビア第1スタジオ(Disc 2 13,14, Disc 3 10) デジタル録音
1978年6月20日 日本コロムビア第1スタジオ(Disc 3 1-9) デジタル録音
【Recordings】
制作担当:ミラン・スラヴィツキー(Disc 1)、結城 亨(Disc 2 1-12)、橋本珠子(Disc 2 13,14, Disc 3)
録音担当:ミロスラフ・クールハン(Disc 1)、林 正夫(Disc 2, 3)
Co-production with Supraphon, Prague (Disc 1)
【原盤】
日本コロムビア

〔DENON原盤ORTマスタリングSACDシリーズ第13回〕
<シュタルケル 生誕100年記念企画>巨匠シュタルケル壮年期の圧倒的名演を捉えた貴重な録音。日本コロムビアへ収録したアルバム、全4枚を3枚組に集成!ORTマスタリングを用いたハイレゾ化による初SACD化

 シュタルケルとルージチコヴァーという二人の名手の出会いによるバッハの名演、そしてシュタルケルが得意のレパートリーを日本で録音した音源を合わせ全3枚のディスクに収録。1977年にスプラフォンと共同でされた『バッハ:チェロ・ソナタ全集』をDISC1に、1975年の来日時に初めて日本コロムビアへ録音を行った岩崎淑と共演の『シュタルケル/白鳥、トロイメライ』をDISC2にオリジナルの曲順で収録し、DISC3には1978年の来日時に練木繁夫と共演した『シュタルケル/チェロ小品集』を、同時に収録された3曲入りの『カサド/シューベルト/ショパン』を、DISC2と3のそれぞれ末尾にカップリングしました。バッハはアナログ・マスターテープからのDSD化、他は日本コロムビアが開発したORTマスタリング・システムによりPCM録音からハイレゾ化を行いました。SACDならではの音場の拡がり、音質の鮮やかな向上をお楽しみいただけます。CDレイヤーも今回のリマスタリング音源を使用しています。
 ここには今年(2024年)、生誕100年を迎えた名チェリスト、ヤーノシュ・シュタルケル(1924年7月5日~2013年4月28日)が日本コロムビアに行った4枚のLPレコードのための録音がすべて収録されています。シュタルケルは1960年の初来日以来10度も来日して、その妙技で聴衆を沸かせ、レコードでは初来日以前より名演・名録音によって愛好家を唸らせていました。また、1970~80年代はマーキュリー専属時代とBMG(RCA)専属時代の狭間にあり、同じ曲を5年以内に録音しないという通常の条項を除いてはフリーの立場にありました。シュタルケルの重要なレパートリーが日本コロムビアを始めとする日本のレコード会社へ続々と録音されたことは、こうしたことを背景としています。
 DISC1はチェコ・スプラフォンと日本コロムビアの共同制作となった『バッハ:チェロ・ソナタ全集』です。チェンバロ奏者のルージチコヴァー(1927~2017)との共演は、シュタルケルの年来の希望でした。シュタルケルは盟友のピアニスト、ジェルジ・シェベック(1922~99)と共演し、同曲を1963年にマーキュリーとステレオ録音していますが、再録音にあたって共演楽器を変更したものと思われます。ルージチコヴァーとは、この録音以前から共演しており(1971年5月22日、シュヴェツィンゲン音楽祭でのライヴが2015年に独ヘンスラーがCD化)、この録音でもシェベック盤同様、息のぴたりと合った見事なコンビネーションで、優美で流麗、かつ完璧な仕上げによる演奏を示しています。
 シュタルケルは1975年の来日時に初めて日本コロムビアへの録音を行いました。今回DISC2に収録した岩崎淑と共演した『シュタルケル/白鳥、トロイメライ』と題した小品集で、当時世界に先駆けてデジタル録音(PCM録音)を実用化していた日本コロムビアによる、シュタルケル初のデジタル録音となりました。シュタルケルは1970年の3度目の来日時に岩崎淑と初共演し、彼女を激賞。その後も共演を続け、1983年に彼女がヘルシンキで結婚式を挙げたときには、ちょうど演奏会で同地を訪れていたシュタルケルが介添人役を買って出た、という逸話が残っています。サン=サーンスの白鳥、シューベルトの楽興の時、シューマンのトロイメライといった親しみやすい小品から、シュタルケルが「私にとってのチェロの祖父」と呼んだポッパーのタランテッラ、バルトークのルーマニア民俗舞曲、ブロッホの祈り、といった華麗な技巧と民族色が横溢した作品、そしてカサドやピアティゴルスキーといった先輩チェリストによる編曲物まで幅広く収められています(カサド編曲のフレスコバルディ:トッカータは、今日ではカサドの創作と推定されています)。
 DISC3は1978年の来日時に練木繁夫(1951~)と共演したアルバムです。練木繁夫はインディアナ大学でシェベックに師事し、はじめ同大学のシュタルケルのクラスで学生達の伴奏を担当しました。シュタルケルの信頼を勝ち得た彼は、1976年より世界各地を公演するパートナーとなりました。この『シュタルケル/チェロ小品集』では、恩師ヴァイナーが編曲した手書き譜を用いたヘンデル:シチリアーノでの味わい深い演奏、ヴァイオリンのG線だけで演奏される曲をフルニエがチェロのA線だけで演奏するように編曲したパガニーニ:「モーゼ」の主題による幻想曲での鮮やかなテクニック、グラナドス:「ゴイェスカス」間奏曲での緩急の幅を大きくとった雄弁な表現力が、特に聴き物となっています。
 今回、DISC2と3の各末尾に収録された『カサド/シューベルト/ショパン』では、カサドの無伴奏が、この作品のスペイン的なイディオムを生かした見事な演奏、シューベルトはヴァイオリン曲をシゲティの名演に触発されて自ら編曲した作品で、自在な表現力が素晴らしく、ショパン晩年の名作ソナタでは練木の好サポートもあって、シリアスで深みのある名演が披露されています。
 DISC1は日本コロムビアが厳重に保管していたオリジナルのアナロフ・マスターテープより新規でハイレゾ化を行ったマスターを使用しました。DISC2,3のデジタル音源のORTマスタリング含め、従来以上に間接音や倍音の豊かさ、個々の録音の特筆が把握できますので、その意味でも演奏の楽しみ方がより拡がる復刻となっています。70年代での初期デジタル録音においても当時の日本コロムビアには既にいくつもの経験とノウハウがあり、元々音質自体は良く、安定感がありますので、マスタリングにおいては従来以上に鮮やかな音質を心掛けました。これらの最新復刻により、蘇った名盤の評価が一層高まることを期待します。尚、今回のDENON原盤の第13回発売(通算第15弾)は、1タイトルを発売いたします。

※ 世界初SACD化。ステレオ録音。限定盤
※ 日本コロムビア所有のオリジナル・アナログ・マスターテープより2024 年にリマスタリングを行いSACD化(DISC1)
※ 日本コロムビア所有のオリジナル・マスターより2024 年にハイレゾ・マスタリングを行いSACD化(DISC2,3)
※ マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン採用(他のジャケット・デザインを解説書他に一部収録)
※ 解説:板倉 重雄(新規解説)。解説書合計16ページ
※ マルチケース仕様。盤印刷面:緑色仕様
※ 一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。