アリーヌ・ヴァン・バレンツェン ラジオ・アーカイヴ・エディション 9枚組 2024年12月下旬発売
知る人ぞ知るアメリカ出身フランスのピアニスト
アリーヌ・ヴァン・バレンツェンの貴重な録音!
アリーヌ・ヴァン・バレンツェン(1897-1981)はアメリカ出身のフランスのピアニスト。マサチューセッツ州サマーヴィルに生まれ4才で初のコンサートを開いた。幼い頃、母親に連れられてパリに行き、ここで正式な音楽教育を受け、7才でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を弾き、9歳でパリ国立高等音楽院に入学、1909年にわずか11歳でパリ国立高等音楽院のピアノ・コンクールで第1位を獲得し、この最年少記録は現在も続いている。その後ベルリンでハイリッヒ・バルトとエルンスト・フォン・ドホナーニに師事し、若き日のアルトゥール・ルービンシュタインとヴィルヘルム・ケンフにも出会っている。彼女はウィーンでテオドール・レシェティツキーのもとで修業を終え、最終的にはパリに定住し当時の著名な演奏家や作曲家に囲まれる。エネスコ、プーランク、メシアン、ルーセル、ヴィラ=ロボスらの作品を演奏した。1930年代初頭にはフランス国籍を取得し、占領期もパリに留まった。1954年、パリ音楽院ピアノ科教授に任命され、1967年までその職にあった。このセットは彼女が放送用のために録音した音源のほぼ全てが収められている。20世紀の知られざる巨匠の全貌を知る大変貴重な録音。1950年代末から1970年代半ばまでの録音で音質も秀逸。
(東武商事株式会社)
【曲目】
CD1)
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(2)ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
(1)ウジェーヌ・ビゴー(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
録音:1963年2月25日パリ・シャンゼリゼ劇場RTF放送スタジオ録音(モノラル)
(2)レオポルド・カセッラ(指揮)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
録音:1961年ルガーノ・カンポ・マルツィオ、RSIスタジオ録音(モノラル)
CD2)
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73
(2)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番Op.18
(3)ボロディン:
小組曲第3番より《マズルカ》
小組曲第5番より《セレナード》
スケルツォ変イ長調
(1)ルイ・フレモー(指揮)
モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団 録音:1958年8月16日モンテ・カルロ国立歌劇場 モナコ放送 ライヴ録音(モノラル)
(2)レオポルド・カセッラ(指揮)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
録音:1960年9月3日ルガーノ・クルサール・アポロ劇場、RSIライヴ録音(モノラル)
(3)1960年12月14日バーゼル・DRS スタジオM3 放送用スタジオ録音(モノラル)
CD3)
(1)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
(2)チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
(3)バラキレフ:東洋幻想曲《イスラメイ》
(4)ラヴェル:組曲《鏡》より《道化師の朝の歌》
(1)ホルヘ・メスター(指揮)ベロミュンスター放送管弦楽団
録音:1966年1月3日チューリヒ、DRSスタジオ1、放送用スタジオ録音(モノラル)
(2)エーリヒ・シュミット(指揮)ベロミュンスター放送管弦楽団
録音:1961年9月18日チューリヒ、DRSスタジオ1放送用スタジオ録音(モノラル)
(3)録音:1969年3月28日バーゼル、DRSスタジオM3、放送用スタジオ録音(モノラル)
(4)録音:1967年3月23日ルガーノ・ベッソRSIスタジオ・オーディトリオ放送用スタジオ録音(モノラル)
CD4)
(1)サン=サーンス:
ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
(2)スクリャービン:ピアノ協奏曲嬰ヘ短調Op.20
(3)サン=サーンス:
ワルツの様式によるエチュードOp.52,No.6
(4)シマノフスキ:《マスク》Op.34
(1)(2)レオポルド・カセッラ(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
(1)録音:1960年8月27日ルガーノ、カンポ・マルツィオRSI放送用スタジオ録音(モノラル)
(2)録音:1964年12月22日ルガーノ、ベッソ・スタジオ・オーディトリオ、RSI放送用スタジオ録音(モノラル)
(3)(4)録音:1960年12月14日バーゼル、DRSスタジオM3放送用スタジオ録音(モノラル)
CD5)
モーツァルト:
(1)ピアノ・ソナタ第18番ニ長調KV576
(2)ピアノ・ソナタ第11番イ長調KV331/300i
ベートーヴェン:
(3)ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10,No.1
(4)ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26
(5)ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲
第1集&第2集Op.35
(1)録音:1961年9月21日バーゼル、DRSスタジオM3放送用スタジオ録音(モノラル)
(2)(3)録音:1962年4月13日バーゼル、DRSスタジオM3放送用スタジオ録音(モノラル)
(4)録音:1959年3月26日ルガーノ、カンポ・マルツィオDRSスタジオM3 放送用スタジオ録音(モノラル)
(5)録音:1965年12月21日バーゼル、DRSスタジオM3 放送用スタジオ録音(モノラル)
CD6)
シューマン:
(1)交響的練習曲Op.13
(2)《ウィーンの謝肉祭の道化》Op.26
(3)8つの幻想的小品集Op.12
(4)4つの夜曲Op.23
(1)録音:1964年12月16日バーゼル、DRSスタジオM3放送用スタジオ録音(モノラル)
(2)録音:1956年7月14日ミュンヘン、フンクハウス、BRスタジオ1 放送用スタジオ録音(モノラル)
(3)(4)録音:1956年7月13日ミュンヘン、セイドハウス・ザールBR放送用スタジオ録音(モノラル)
CD7)
ショパン:
(1)幻想曲へ短調Op.49
(2)即興曲第3番変ト長調Op.51
(3)夜想曲嬰ハ短調Op.27.No.1
シャブリエ:《2つの絵画的小品》より
(4)《メランコリー》
(5)《スケルツォ・ヴァルス》
ラヴェル:
(6)組曲《鏡》より《悲しき鳥》
(7)《道化師の朝の歌》
(8)《クープランの墓》より《トッカータ》
(9)《夜のガスパール》
(10)《優雅で感傷的なワルツ》
(1)録音:1960年4月5日バーゼルDRスタジオM3放送用スタジオ録音(モノラル)
(2)(3)録音:1964年12月16日バーゼルDRスタジオM3放送用スタジオ録音(モノラル)
(4)(5)録音:1967年3月20日バーゼルDRスタジオM3放送用スタジオ録音(モノラル)
(6)(7)録音:1959年6月6日バーゼルDRスタジオM3放送用スタジオ録音(モノラル)
(8)録音1960年4月5日バーゼルDRスタジオM3放送用スタジオ録音(モノラル)
(9)録音:1961年9月21日バーゼルDRスタジオM3放送用スタジオ録音(モノラル)
(10)録音:1971年3月8日バーゼルDRスタジオM3放送用スタジオ録音(ステレオ)
CD8)
ドビュッシー:
(1)《映像》第1集より《水の反映》
(2)《映像》第2集より《黄金の魚》
(3)《映像》第1集より
帆/アナカプリの丘/亜麻色の髪の乙女/パックの踊り/ミンストレル
《映像》第2集より
ヴィーノの門/ヒース/奇人ラヴィーヌ将軍/月の光が降り注ぐテラス/水の精/花火
(4)《2つのアラベスク》
(5)《版画》
(6)《ピアノのために》
(7)プーランク:《3つの無窮動》
(1)(2)録音:1959年6月6日バーゼルDRスタジオM3放送用スタジオ録音(モノラル)
(3)録音:1966年9月13日ルガーノ・ベッソ・スタジオ・オーディトリオRSI放送用スタジオ録音(モノラル)
(4)(5)録音:1971年3月8日バーゼルDRSスタジオM3放送用スタジオ録音(モノラル)
(6)録音:1972年2月22日バーゼルDRスタジオM3放送用スタジオ録音(ステレオ)
(7)録音:1967年3月23日ルガーノ・ベッソRSIスタジオ・オーディトリオ放送用スタジオ録音(ステレオ)
CD9)
ドビュッシー:前奏曲集第1集より
(1)《帆》
(2)《アナカプリの丘》
プロコフィエフ:10の小品Op.12より
(3)行進曲
(4)前奏曲
フォーレ:
(5)即興曲第1番
(6)即興曲第2番
(7)即興曲第3番
(8)舟歌第6番
(9)モンポウ:《子供の情景》
ブラームス:
(10)間奏曲変ホ長調Op.117,No.1
(11)ラプソディ ロ短調Op.79,No.1
ドビュッシー:前奏曲集第2集より
(12)《月の光が降り注ぐテラス》
(13)《花火》
ヴィラ=ロボス:
(14)《ブラジルの魂》ショーロ第5番
(15)《赤ちゃんの一族》組曲第1番&第2番(抜粋)
プロコフィエフ:10の小品Op.12より
(16)行進曲
(17)前奏曲
(1)-(4)録音:1959年3月26日ルガーノ・カンポ・マルツィオ RSI放送用スタジオ録音(モノラル)
(5)-(9)録音:1972年2月22日バーゼルDRSスタジオM3放送用スタジオ録音(ステレオ)
(10)(11)録音:1974年3月25日ORTFスタジオ107 放送用スタジオ録音(ステレオ)
(12)-(14)録音:1975年6月7日ORTFスタジオ107 放送用ライヴ録音(ステレオ)
(15)録音:1967年3月23日ルガーノ・ベッソ・RSIスタジオ・オーディトリオ 放送用スタジオ録音(モノラル)
(16)(17)録音:1965年12月21日バーゼルDRSスタジオM3放送用スタジオ録音(モノラル)
【演奏】
アリーヌ・ヴァン・バレンツェン(ピアノ)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2024年11月26日 00:00