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ヘルベルト・フォン・カラヤン『ブルックナー: 交響曲第4番&第7番』SACDハイブリッド2枚組 2026年6月19日発売

掲載: 2026年04月17日 12:00

カラヤン

カラヤンが磨き上げたベルリン・フィルの造形美の極致。
ブルックナーの音の調和を完璧に描き出した名演。

国内盤SACDハイブリッド2枚組


オリジナル・マスターテープから、パリのStudio Circeによる2026年ハイレゾ・リマスタリングを行い、高音質のSACDとして発売。ベルリン・フィル特有のシルクのような質感が、繊細なニュアンスまで鮮烈に浮かび上がり、カラヤンが追い求めた究極の響きを余すところなく伝えます。

これらのブルックナーの録音は、後期ロマン派の長大な形式と巨大な編成を掌握したカラヤンの、円熟の極致を如実に示している。1970年と1971年に録音されたブルックナーの交響曲2曲を聴けば、1950年代の録音からオーケストラの音楽的個性がどれほど変貌を遂げたかが分かるだろう。
ベルリン・フィルのピッチは伝統的にわずかに高めであったが、カラヤンの統率下でオーケストラはその色彩を決定的に明るくし、ドイツの伝統とは全く異質の、中高音域における独自の均衡を見出した。ベルリンにおいて、カラヤンは直線的で揺るぎない垂直構造、明快な設計、そして滑らかな傾斜を描き出し、弦楽セクションの至高のレガートを武器に、理想の響きを層状に積み上げていった。
さらに、奏者個人の主観的な表現は排された。オーケストラの演奏は今や「単一の楽器」へと進化し、1970年代の録音がリリースされた際、多くの音楽愛好家がそれをオルガンの響きに例えたほどである。前述のブルックナー交響曲第4番と第7番において、絶対的な調和は達成された。その音響の純粋な完璧さは、もはやこの世のものとは思えないほどである。

[2026年新リマスターの特徴]
黄金コンビによる1971年度レコード・アカデミー賞に輝いた名盤が、空間表現に定評のあるStudio Circeのリマスターで鮮烈に蘇った。カラヤンが引き出した深く奥行きのある響きが、今回のリマスターによっていっそう克明に描き出されている。演奏には当時のカラヤン&ベルリン・フィルの美点が凝縮されており、悠然たるテンポがもたらす大きな呼吸を伴うしなやかなフレージング、そして磨き抜かれた音のふくよかさとトゥッティの圧倒的な重量感を存分に味わうことができる。(音楽評論:西村 祐)

※日本語解説・帯付き
日本語解説書には、オリジナルブックレット解説の日本語訳、西村祐氏によるリマスターと演奏についての書下ろし解説を掲載。

(ワーナーミュージック)

【曲目】
アントン・ブルックナー (1824-1896)
《SACD1》
交響曲 第4番 変ホ長調 《ロマンティック》(1880年第2稿ハース版)
1 I. Bewegt, nicht zu schnell 20.49
2 II. Andante quasi allegretto 15.35
3 III. Scherzo: Bewegt - Trio: Nicht zu schnell 10.41
4 IV. Finale: Bewegt, doch nicht zu schnell 23.08
《SACD2》
交響曲 第7番 ホ長調 (ハース版)
1 I. Allegro moderato 21.41
2 II. Adagio: Sehr feierlich und sehr langsam 22.52
3 III. Scherzo: Sehr schnell - Trio: Etwas langsamer 10.27
4 IV. Finale: Bewegt, doch nicht zu schnell 12.52

【演奏】
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

【録音】
1970年9月25日、10月16日(第4番)
1970年10月19日、1971年2月3-4日(第7番)
ベルリン、イエス=キリスト教会

2026 Newly remastered in HD 192kHz/24-bit from original tapes by Studio Circe