ジョルディ・サヴァール&ル・コンセール・デ・ナシオン 『シューマン:オラトリオ《楽園とペリ》』 2枚組SACDハイブリッド 2026年9月上旬発売
掲載: 2026年06月11日 16:30

サヴァール、シューマンの傑作《楽園とペリ》を録音!
「愛による救済」、シューマンが描く楽園をサヴァールがつまびらかに!
19世紀の合唱・管弦楽作品の最高峰の傑作、必携の録音
輸入盤SACDハイブリッド(2枚組)
■作品詳細
指揮者、ガンバ奏者、というくくりでは表しきれない音楽家、ジョルディ・サヴァール。ロベルト・シューマンの《楽園とペリ》を録音しました。《楽園とペリ》は、トマス・ムーアの『ラーラ・ルーク』に着想を得たオラトリオです。
トマス・ムーアの『ラーラ・ルーク』(「東洋のロマンス」という副題をもつ)は、愛・救済・自己発見を描いたロマン派叙事詩で、東洋的幻想世界を舞台としており、当時爆発的な人気を得た作品でした。内容は、ムガール帝国の皇帝の娘ラーラ・ルークが、婚約者のもとへ旅する途中、詩人フェラモルズ(Feramorz)と出会い、様々な物語を聞きます(旅の最後に、この詩人が自分の婚約者であったことを知る、という結末)。その物語のひとつが「楽園とペリ」。堕天した天使ペリが贖いを求めて、最も尊い贈り物、すなわち「戦士の血の一滴」、「恋人の吐息」、そして「悔悟する罪人の涙」の3つを捧げる物語です。トマス・ムーアのテキストの、東洋の深遠な世界、その叡智、尽きることのない美、そして「愛」は、シューマンを強く魅了しました。シューマンは1843年2月にこの作品に着手、6月に完成。同年12月にシューマン自身の指揮によって初演、大成功をおさめました。ドイツ国内およびヨーロッパ各地で上演され、さらに1848年初頭にはニューヨークのアメリカ音楽学院でも取り上げられるなど、この作品は広く絶賛されました。
2024年9月末、サヴァールたちは、《忘れられた交響曲集》[AVSA-9963]の録音を終えた後、シューマンの《楽園とペリ》に取りかかりました。冒頭のページからしてすでに、この作品の持つ声楽・合唱・管弦楽の途方もない豊かさに心を奪われたといいます。サヴァールの指揮のもと、天上的な合唱から内省的で優美なアリアに至るまで、シューマンの精緻な筆跡が見事に響きわたります。独唱陣もまた、ペリの憧憬と物語の劇的展開を巧みに捉え、細やかなニュアンスで表現します。管弦楽の思いもかけないほどのやわらかな響きにも驚かされます。学究的厳密さと感情の真実性を統合するサヴァールの手腕は、19世紀の合唱・管弦楽作品の最高峰の一つにふさわしいこの作品のこの録音を、必携の一枚たらしめています。
(ALIA VOX)
■収録曲
シューマン:オラトリオ《楽園とペリ》
【演奏】
ジョルディ・サヴァール(指揮)
ル・コンセール・デ・ナシオン
〔コンサート・マスター:リナ・トゥール・ボネ〕
リナ・ジョンソン(ペリ/ソプラノ)
ヨハンナ・ローザ・ファルキンガー(乙女/ソプラノ)
マリアンヌ・ベアーテ・キーラント(天使/メゾ・ソプラノ)
キーラン・キャレル(テノール I)
フェラン・ミトヤンス(若者/テノールII)
マヌエル・ヴァルサー(男/バリトン)
ニコラス・ブルーイマンス(暴君ガズナ/バス)
【録音】
2025年5月4-7, 9&10日
サン・ビセンス(聖ヴィセンティウス)参事会教会、カルドナ(カタルーニャ)
収録時間:99分26秒
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カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)