食いしん坊バンドが創出する宇宙的サウンドスケープの数々
掲載: 2005年03月03日 11:00
更新: 2005年03月17日 19:03
〈脱ロック〉へ向かうマーズ・ヴォルタのサウンドに、誰もが宇宙を感じることでしょう。もちろん行ったこたぁないけど、人々の心の中には果てしないソレが拡がっているわけでして、ここでは既存のスタイルに囚われない夢いっぱいの勝手な解釈で、宇宙へ飛び出したバンドたちをご紹介。
まずはハードコアを核にしながら飛んでっちゃった人たち。筆頭は90デイ・メンで、その世界はオペラとヨガを呑みこんだ〈煙コア〉です。そして人気沸騰のバトルスは肉体性とエレクトロニカをマッチさせ、チューリング・マシーンもクラウト・スタイルで硬質なループを生み出しています。
そういえば、耽美派ポスト・ロック・バンドのキンスキーもアシッド~ジャム的スメルを感じさせてくれます。また、アイシス周辺のへヴィー・エクスペリメンタル・ラインからは、イエスー、サン・オー)))あたりが鈍器系アンビエント・グルーヴを従えてゆったり交信。アシッド・フォーク系からはルーツ・ミュージックとサイケがマッチしたマキーラドーラや、さらにそこからトラッド~インプロ~ジャズにフリークしちゃったタワー・レコーディングスも見逃せません。
はたまた、ライトニング・ボルト以降のトンチキ系ではポイント・ライン・プランあたりがレトロなシンセサイザーを抱えてディープ・パープルばりに熱いハードロックを。そして、みずから楽器を考案してフォーク・ノイズを決めるアンプス・フォー・クライストは確実に神の領域へと近づいているのでした。

キンスキーの最新作『Don't Climb On And Take The Holy Water』(Strange Attractors Audio House)

ポイント・ライン・プランの同年作『Smoke Signals』(Skin Graft)
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