ねごと 『Hello! “Z”』
[ interview ]
平均年齢19.5歳。新たな世代のロック・バンドたちが次々と登場している2010年においても、群を抜いてフレッシュな存在だ。初音源となるミニ・アルバム『Hello! "Z"』をリリースしたガールズ・ロック・バンド、ねごと。2008年に開催された第1回の10代限定フェス〈閃光ライオット〉に結成から半年で応募、見事勝ち抜いて審査員特別賞を獲得するというシンデレラ・ストーリーを体験してきた4人組だ。
ミニ・アルバム『Hello! "Z"』は、そんな彼女たちの自然体の魅力が息づく一枚。シンプルなリフから昂揚感溢れるサビに飛び込んでいく“ループ”、疾走感に満ちたギター・ロックの“透き通る衝動”、ピアノのフレーズと轟音ギターがダイナミックな展開を生み出す“NO”、浮遊感ある“夕日”など、楽曲のクォリティーも申し分なし。蒼山幸子(ヴォーカル/キーボード)の伸びやかなハイトーン・ヴォイスを活かしたポップなメロディーと、オルタナティヴでちょっとヒネくれたバンド・サウンドが絶妙に融合している。ライヴのステージにパジャマで登場したり、そういう肩の力の抜けたユーモアも印象的。
というわけで、初インタヴューとなる今回は、バンドのこれまでとこれからについて、4人に語ってもらった。
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