INTERVIEW(4)――よくわかんないけど、聴ける!
よくわかんないけど、聴ける!
――ねごとというバンドは、将来的にどのようなバンドになっていきたいと思ってますか?
蒼山「ライヴをたくさんしたいというのは身近な目標としてあります。ツアーをしたこともないので、11月にミニ・ツアーをするのも楽しみだし。大きい場所に出て、いろんな人と対バンしたいというのはありますね」
沙田「音楽的には……いまは結構しっかりとした曲を作ってるんですよね。曲の始め方とか終わり方もかっちりしてる。そのへんがもっとグシャってした曲も作ってみたいですね。この音で終わらせちゃいけないんだけど、合ってるように弾いちゃうような曲とか、ほんと、いろいろやりたいことはあります。いろんな音楽のいいところを知ってもらいたいとか。ねごとって、同じ世代で音楽を聴かない人にも聴けるようなものにできるバンドかなって思うんで。〈よくわかんないけど、聴ける!〉みたいなバンドになってみたいですね」
――一ちなみに、ライヴだとパジャマ姿でステージに出たりすることもあるんですよね。このアイデアはいつ頃から?
蒼山「〈閃光ライオット〉の時ですね。ファイナルでパジャマを着てステージに出ました」
沙田「晴れ舞台なのに(笑)。なんかおもしろいことしたいなっていう。ノリですね」
蒼山「パジャマだったら覚えてくれるし」
――ねごとっていうバンド名は? これもノリだった?
蒼山「そうですね。平仮名3文字がいいかなって」
――そういう、最初の何でもない思い付きって大きいですよね。
沙田「ねごとって、だいたい思い付きで行動するタイプなんです(笑)。ダメだったらすぐ忘れるし、あきらめが早いというか。次の策を練るっていう」
――わかりました。では、最後の質問。国内でも海外でもいいんで〈ねごとって格好良いよね、いっしょにコラボしませんか!?〉っていうオファーがもし誰かから来るなら、誰に言ってもらえると嬉しいですか?
蒼山「どうしようかなぁ……(笑)。私はやっぱり、スピッツの〈ロックロックこんにちは〉に出たいです!」
沙田「曲を聴いてくれたら嬉しいのは、まず吉井和哉さんですね。あとは洋楽ですけど、本当に死んでもいいくらい嬉しいのはレディオヘッド!」
澤村「じゃあ、私はゆらゆら帝国がいいな」
藤咲「私、憧れてる人が多いんで、選べない(笑)。ほんと、いろんな人に聴いてもらえれば嬉しいです」