インタビュー

INTERVIEW(4)——京都にゴーストはいるの?



京都にゴーストはいるの?



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――そういえば、ジェイムズは〈フジロック〉にも出演したばかりですが、今度は9月にくるり主催の〈京都音楽博覧会〉へ出演します。京都も伝統的にさまざまな文化、音楽を多く生んだ街ですが、京都にはどのような印象を持っていますか?

「ああ、京都はいい街だね。お寺も美しかったし、自然が近くにあるのも素晴らしい。まさに古い文化と新しい文化が混在したユニークな街だと思う。NYと似ているかもしれないね。そんなところに音楽フェスがあるなんて素晴らしいし、参加できることを光栄に思っているよ。また京都を訪ねるのが楽しみなんだ。京都のバンドが主催でもあるしね……あ、そうだ、ところで古い街ってことは……ゴーストとかもいるの?」

――ずいぶん唐突ですね。いますよ、わりと。幽霊出没スポットはいくつかあります。

「へえ。どこに行ったら幽霊に会えるの?」

――お寺とか神社とかじゃないですかね。あと、池とか沼は結構目撃情報がありますよ。京都は大昔に〈応仁の乱〉という戦争があって、多くの死者が出たんです。その時の亡霊がいまなお街中に潜んでいると言われています。川縁はさらし首の場所だったからそこもスポットだと言われているし……。

「うわ~怖いね。そういう歴史があればそれは仕方ないのかな。でも興味あるなあ。じゃ、UFOは来る? 宇宙人は(笑)?」

――山のほうに行けば来るかもしれません。比叡山山頂でUFOの目撃例が昔あったような気がします。

「証拠を見せてくれたら訪ねてみようかな」

――UFOは見たことがありませんが、幽霊の声なら聞いたことがありますよ。

「どこで? いまでも聞ける?」

――京都の某放送局のスタジオでは複数の女性の笑い声がモニターを通して聞こえてきます。これは私だけじゃなく何人かが耳にしているので本当ですよ。

「ワオ! 京都に行くのがますます楽しみになってきたよ(笑)。僕はエイリアンとかにも関心があってね、日本ではまだそのテの体験をしたことがないから興味があるんだ。まあ、それはともかく、京都でイヴェントに出るのは本当に楽しみにしているんだ」

――高橋幸宏ではないですが、YMOの細野晴臣も出演しますしね。

「ああ、会えるのを楽しみにしているよ。たくさんの人に観に来てほしいな」

――ゴーストやエイリアンの存在があなたのソングライティングに影響しますかね。

「実際に遭遇すればね(笑)」



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掲載: 2012年08月15日 17:59

更新: 2012年08月15日 17:59

インタヴュー・文/岡村詩野