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櫻坂46、「櫻坂46の夏」完遂。全国ツアー「Sakurazaka46 ARENA TOUR 2026 -What's lonesome?-」で魅せたグループの絆

掲載: 2026年09月02日 19:50

櫻坂46の全国ツアー「Sakurazaka46 ARENA TOUR 2026 -What's lonesome?-」が8月30日、あなぶきアリーナ香川にて閉幕した。櫻坂46にとって1年ぶりのツアーとなる今回は、7月23日の静岡 エコパアリーナを皮切りに全6都市12公演を実施。ツアーの終着地となる香川でのライヴは櫻坂46にとって初めてということもあり、四国を含め多くのBuddies(櫻坂46ファン)が会場に集結。また、チケットを入手できなかったファンのために、8月29日の香川DAY1を含む2公演のインターネット生配信も実施された。

DAY1の8月29日は藤吉夏鈴の誕生日ということもあり、アンコールではバースデー・ケーキと共に彼女を祝福。グループ加入後、ライヴ当日に誕生日を迎えたのが初めてという藤吉は、「みんなと楽しいことをしたいな」と抱負を口にして喜んでみせた。

続くツアー千秋楽のDAY2公演は、「Buddies、私たちと一緒に楽しんでくれる? ツアー・ファイナル、ぶち上げていくぞ!」とオーディエンスを煽るキャプテンの松田里奈&森田ひかるの影アナの時点で、Buddiesの熱気が一際高いものだと感じられ、“Overture”が爆音で鳴り始めるとその熱量が急加速。ステージ・セットやアリーナ中央に設置された八角形の花道に光が灯され、スクリーンに「What's “TRUST”?」、「What's “HUG”?」、「What's “KINDNESS”?」とツアー・タイトルにちなんだ疑問形のメッセージが表示されると、その問い掛けは「What's “CHOICE”?」、「What's “WISH”?」、「What's “IDENTITY”?」、「What's “HAPPY”?」、「What's “PRIDE”?」、「What's “CHANCE”?」、「What's “THRILL”?」、「What's “FANTASY”?」、「What's “FUTURE”?」、「What's “SECRET”?」、「What's “NOW”?」と続く。そして、最後に「What's “LONESOME”?」の文字が浮かび上がると、ステージから様々なポーズをとったメンバーが浮上し、最後に森田ひかるが登場して“What's “KAZOKU”?”にてライヴはスタート。二期生、三期生は笑顔を振り撒きながらキレのあるダンスと伸びやかな歌声で、会場の空気を瞬時に掌握してみせた。

遠藤理子が洗濯機にコインを入れる仕草を見せると、“コインランドリー”で前曲の流れを引き継ぐ。センターの遠藤を中心に、息の合ったフォーメーション・ダンスで会場のBuddiesを魅了していく。その後、荘厳なSEに続いてステージに登場した四期生の9人は、メッセージ性の強い“We got your back”で場の空気を一変。感情を爆発させるような佐藤愛桜のセリフも相まって、より熱のこもったパフォーマンスで客席の盛り上がりをさらに加速させた。

3曲終えると松田が「本日は皆さんの心に残る瞬間を1秒でも多くお届けしようと思います!」と口にしたのを筆頭に、会場やインターネット配信を観ているBuddiesに向けて、メンバーが意気込みを伝えていく。勝又春は「序盤からたくさん声を聞かせてくださったことが嬉しくて」と語ってから「今日はどんな景色を見せてくれますか?」とファンへ問い掛けると、田村保乃は「私たち、今日は気合がすごいんですよ」と続け、「今日もみんなが「Lonesome」じゃないことを、私たちが証明します!」と力強く宣言する。

和やかなトークを終えると、タワーの最上段に置かれた玉座に座り山﨑天が会場を見下ろす。しなやかなソロ・ダンスで観客の視線を釘付けに。その流れから“泣かせて Hold me tight!”に突入すると、会場の熱気は次第に高まっていく。その盛り上がりは、続く“流れ弾”や“自業自得”で一気に加速。“流れ弾”では田村が一際強い目力で独特の存在感を放ち、“自業自得”では山下瞳月が6枚の縦長LEDパネルの間を踊りながら瞬間移動しているかのような錯覚に陥る演出で、観る者を夢中にさせる。また、卒業メンバーのポジションには三期生のみならず四期生も複数投入され、既存の魅力やイメージを保ちつつも櫻坂46の新たな在り方を提示したパフォーマンスで、オーディエンスをノックアウトし続けた。

壮大さを感じさせるSEとレーザー演出によるインターバルを挟むと、新たな衣装に着替えた守屋麗奈と向井純葉、中川智尋によるユニット曲“くらげらしく”でそれまでの流れに変化を加える。3人が放つ柔らかな雰囲気と優しい歌声は、まるで水槽の中で共にゆらゆら身体を揺らすような気持ちにさせる。また、森田のナレーションに続いて始まった“恵まれ過ぎて”では、メンバーのエモーショナルなヴォーカルと森田の華麗なソロ・ダンスで、Buddiesに愛情と感謝の気持ちを届けていく。

そんな柔らかなムードから、再びステージ上の雰囲気は一変。バースデー・パーティーを思わせる装飾が施されたテーブルにメンバーが着席した後、最後に村井優が上座に座り、向井がケーキを運んでくる。会場中が村井を祝福するような空気に包まれ、背景のLEDには「HAPPY BIRTHDAY」の文字が浮かび上がった。が、曲が始まると「UNHAPPY BIRTHDAY」に変わる。会場中の拍手に違和感を覚えるかのような表情の村井は、“Unhappy birthday構文”にてその感情を一気に爆発させることに。曲の序盤では全員が着席したまま歌い始めると、メンバーが囲むテーブルを含むセットがそのまま回転し始め、ステージ一帯を使い、村井を中心とした激しいパフォーマンスで魅了する。曲が終わると一転、バーを彷彿とさせるようなステージ・セットが組まれ、メンバーが思い思いの形でその場を楽しんでいると、的野美青がその場に足を踏み入れる。彼女がステージ中央まで進むと“ノンアルコール”へと繋げ、映画や演劇を観ているかのような演出で観客を圧倒させる。センターの的野を中心としたメンバーが放つ妖艶さを滲ませたパフォーマンスで客席を沸かせ、曲のエンディングでは、的野がバー・カウンターに座る三期生 石森璃花の手を取り、バーの外へとエスコート。こうしたストーリー性の強い見せ方も、もはや櫻坂46のライヴには欠かせない要素の1つと言えるだろう。

小田倉麗奈の力強いダンスから三期生による“恋愛無双”へなだれ込むと、ステージの雰囲気は再び変化。櫻坂46を牽引する重要なメンバーとして、一人一人が確固たる個性を身に付けた三期生11人は、一体感の強いダンスでBuddiesを夢中にさせる。その流れからBACKSメンバーによる“I will be”が始まると、センターの谷口愛季を筆頭に気迫に満ちたパフォーマンスが繰り広げられ、客席からの声援も一段と大きさを増すことに。

神秘的なSEが流れるなか、ステージに現れた浅井恋乃未が掲げた手の中には光が宿る。憂いに満ちた表情を浮かべる彼女と共に、八角形の花道に四期生が登場すると、“光源”にて美しく幻想的な世界を構築。初めて本格的に参加した全国ツアー期間を通じて、四期生がよりたくましく成長したことを提示してみせた……“光源”はそんな一曲だったのではなかっただろうか。

余韻を残す終わり方の“光源”に続いては、トンネルから光の差すほうへと走り続ける列車の映像を背に、藤吉が未来を見据えたような表情で座っている。“The growing up train”が始まると、会場中に幸福感が充満していく。白基調の衣装へと着替えたメンバーは、ステージ全体を使って希望を感じさせる歌とダンスを披露。手を繋ぐ振付や、顔を見合わせるメンバーからはこのツアーでより深まったグループの絆を感じた。

「まだまだ盛り上がる準備できてますか?」と藤吉が煽り、「お前等、全部出し切れ!」と山﨑がそれに重ねて始まった“Addiction”では、二期生から四期生までの全メンバーが八角形の花道上に散り、客席全体に向けてエネルギーに満ちたパフォーマンスを放ち続ける。それに呼応するように会場全体のBuddiesがメンバーに応える。曲のアウトロでは、千秋楽を迎えたダブル・センターを務める藤吉と山﨑が抱き合った。

歪んだギター・サウンドから始まったダンス・トラックに乗せて、メンバーが激しいダンスで観客を圧倒させると、その流れから新たにリミックスされた“Dead end”へ。より高揚感が増したサウンドメイクに引き寄せられるように、ダンスの豪快さや歌の力強さはより凄みを増すことに。曲中、ステージに登場した大階段を使用して、メンバーが息の合ったダンスを見せる場面もあり、ライヴはクライマックスへと近付いていく。

この熱気をさらに高めてくれたのが、このツアーを通じて、一段と盛り上がりを見せるようになった“キスが苦い”。藤吉の「熱くさせてくれよ」の煽りから曲へ突入すると、激しく点滅する照明やCO2、炎等の演出も加わり、高揚感はさらに加速。曲中、観客が声援を上げると藤吉が「おいおい、そんなもんか!」と煽る一幕もあり、ライヴのフィナーレへ向けてメンバーもBuddiesもギアが数段高く入った状態で熱狂的な盛り上がりを見せる。

森田が屈強さを滲ませたダンスにBuddiesの視線が惹き付けられると、いよいよライヴもエンディングの時間。本編ラスト・ナンバー“Lonesome rabbit”では、護身術を取り入れた高速且つ高難易度の一糸乱れぬダンスで、櫻坂46にしか表現できない唯一無二の姿を見せつける。そんなメンバーを応援するBuddiesの声援も、この日一番と思える程の盛大さを見せ、互いの相乗効果で熱気が最高潮に達したところで、ライヴは一度幕を下ろした。

アンコールではツアーTシャツに着替えたメンバーが勢揃いし、12公演に及んだ今回のツアーを振り返る。浅井は今ツアーでのお気に入りポイントとして、「“Addiction”のとき、ちょうどまっすぐのところにいとちゃん(向井)がいて。事前に約束したわけではないのに、12公演ずっと目を合わせることができました」とその呼び方含めて先輩と距離が縮まったことを明かし、山下も初めて後輩と一緒に回ったツアーを通じて「自分が初めて先輩と一緒にツアーを回ったときのことを思い出して、今はもっと先輩のことが好きになっていることに気付いた」と語る。

また、森田は「12公演、同じ曲でも全部違う感情になりましたし、Buddiesの表情を見ても違う表情をしていて、それにグッと心を動かされる瞬間もたくさんあって。新たな楽曲の魅力にこのツアーを通して出会えたりもしました」と思いを伝えると、続けて「What's lonesome?」と題したツアー・タイトルにも触れ、「(オープニングで)「What's “○○”?」っていろいろ出てくるじゃないですか。そこで、自分にとって何が一番当てはまるかなと考えたら、Buddiesだなと思って。私たちはBuddiesのことを考えない日は1日もないですし、Buddiesの皆さんに楽しんでいただきたくて日々頑張っているので、こうして声援で返してくださることが本当に幸せに思いますし、Buddiesの皆さんも日常で嫌なことがあったりしたら、このライヴで発散して嫌なこと忘れて帰っていただけたら、私もすごく嬉しいので、これからもBuddiesのことを幸せにできるように頑張ります」と思いを吐露する。

そして、キャプテンの松田は「私、このツアーを通じて1つ嬉しいなと思うことがあったんです。それは全12公演を、メンバー全員で完走できたこと。それって当たり前のようで、実は当たり前じゃなくて。こうしてみんなでステージに立って、Buddiesと会えて、Buddiesもこうして会場に来てくださったりだとか配信を観てくださったりして、一緒に時間を過ごせていることがすごく幸せだなって、このツアーを通して改めて感じることができました」と感謝の気持ちを伝える。

さらに、「「What's lonesome?」、「孤独とは?」というテーマとメンバーも向き合いながら、ツアーを回らせていただきましたが、私たちは本当に1人じゃないと改めて思いました。Buddiesには櫻坂がいるし、櫻坂にはBuddiesがいる。なので、そこは本当に安心してほしいなって思います。私たちはいつでもBuddiesのこと思っているので、いつでも心で繋がっています。私たちは、本当にBuddiesが大好きです。だから、これからもBuddiesのために、私たちは自分たちに誇りと自信を持って歩んでいきたいと思っています。これからも櫻坂46の応援、よろしくお願いします!」と感謝の気持ちとこれからの覚悟を届けると、客席からは温かな拍手が送られた。

全12公演にわたる全国ツアーも、いよいよ終わりの時間に。山﨑の「私たち櫻坂、Buddiesと一緒に過ごせる人生で本当に良かったです!」というメッセージと共に、ツアーを締めくくる正真正銘のラスト・ナンバー“Buddies”が始まると、会場の照明が明るい中でメンバーが花道上に散り、会場のBuddiesと目を合わせ互いの絆を確かめ合う。曲のクライマックスでは、山﨑が「今回のツアーはチケットが当たらなかったという声をたくさん耳にしました。Buddiesに会えて嬉しい気持ちと、みんなが寂しい思いをしていないか、不安な気持ちもあります。だから、これだけは断言させてください。私たち櫻坂はみんなの傍にいます。あなたの存在を絶対に忘れません。だからこれからも、櫻坂に付いてこい!」と力強く叫ぶ場面もあり、会場がこの日一番の幸福感でいっぱいになったところで、ライヴはフィナーレを迎えた。

松田が「このツアーを通してたくさんのBuddiesから、たくさんの幸せをいただきました。私たちは本当にBuddiesの皆さんと過ごす時間が大大大好きです!」と告げてからメンバーがステージを去ると、再び会場が暗転。スクリーンに「誰のために何を祈る?」、「誰のために涙 流す?」のメッセージと共に、映し出されたメンバーの足元。美しくも物悲しげなピアノの音色が流れ、10月14日に16thシングル『愛MUST BE』がリリースされることがサプライズ発表された。

4月に開催された「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」を終え、新たなフェーズへと突入した櫻坂46。この16thシングル『愛MUST BE』や11月14日、15日に千葉 ZOZOマリンスタジアムで行われる「6th YEAR ANNIVERSARY LIVE」、そして来年2027年に予定されている初のアジア・ツアーと、彼女たちの勢いはここからさらに加速することになりそうだ。

(文/西廣智一)













































































 

▼リリース情報

櫻坂46
ライヴBlu-ray&DVD
『5th YEAR ANNIVERSARY LIVE at MUFG STADIUM』
9月9日(水)リリース


16thシングル
『愛MUST BE』
10月14日(水)リリース

 

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