the HaiR 『Out Of Our Hair』 Modernity(1990)
80年代から東京のモッズ・シーンをリードするバンド。スクービーは彼らをロールモデルとして結成されたそう。the HaiRがライヴでカヴァーしていたシカゴ・ブルースやサザン・ソウルに影響を受けて黒人音楽をディープに探求しはじめ、それがやがて自身のオリジナルなスタイルの追求に通じる。*鬼頭
RHYMESTER 『HEAT ISLAND』 キューン(2006)
彼らがライヴしに録音しにやってきた!スクービー主催イヴェント〈Roots & Unite〉への招聘以降、彼らはお互いの作品/ステージで演って演られるタチネコ有耶無耶のソウルメイトに。「DJ JINは大好きな〈ドラマー〉のひとり」(オカモト)。泣かすなよ。*フミ
ARCHIE BELL & THE DRELLS 『Tighten' Up』 Atlantic(1968)
ヒューストン発のソウル/ファンク・バンドによる〈リズム・ダンス〉の(一発)大ヒット曲“Tighten Up”。数々のアーティストがカヴァーしている同曲だが、スクービーもそのうちの一組。いまなおライヴでは定番曲だ。*鬼頭
山下達郎 『RIDE ON TIME』 ARIOLA JAPAN(1980)
メジャー時代に所属した事務所の偉大なるセンパイの曲、という気遣い以上に、黒さを日本語ポップスに昇華したオリジネイターへの最大限のリスペクトが全面に出た大ネタ・カヴァー“RIDE ON TIME”はミニ・アルバム『GET UP』で聴ける。*フミ
VARIOUS ARTISTS 『あの鐘を鳴らすのはアタシ』 Pヴァイン(2003)
〈和製リズム&ブルースの女王〉のカヴァー盤で彼らが取り上げたのは“バイバイ・アダム”。ブラック・ミュージックをルーツに持つシンガーとしてスジを通してきたアッコさんは、スクービーがリスペクトしてやまない大先輩でもあるのだ。*鬼頭
THE BARRACUDAS 『Drop Out With The Barracudas』 Voxx(1982)
夏だ! 脳が溶ける! コーラスぅ!? パパパパ言ってりゃいいんじゃね?——ということでアホクサ・サマー・ソングの大名曲“Summer Fun”が生まれたのだが、スクービーも正しく〈脳溶け〉状態で新作制作に挑んだ模様。*フミ
ウルフルズ 『バンザイ』 EMI Music Japan(1996)
スクービーともっともノリの近い日本のバンドといえば彼らだろう。ヴォーカルの暑苦しいほどのキャラ立ちっぷりから、いなたいソウル〜ファンクのテイストをポップな歌ものに注ぎ込むスタイル、ライヴにおいての過剰なサーヴィス精神など共通項多し! *鬼頭