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【第12回】――lyrical school

吉木りさは歌ってもスゴいんです!

タグ
女性アイドル
連載
ZOKKON -candy floss pop suite-
公開
2012/08/22   17:59
更新
2012/08/22   17:59
ソース
bounce 347号(2012年8月25日発行)
テキスト
文/出嶌孝次

 

作曲家・三木たかし(2009年逝去)のトリビュート盤に歌手として顔を並べたつんく♂が〈グラビアの「吉木りさ」の「夜桜お七」 すっげ~味出ててよかった。わからんもんやねぇ〉とブログに書いていましたが、彼女が〈モーニング娘。LOVEオーディション21〉に応募していたことは知っているのかどうか。ともかく、いまではグラビアでトップの存在ですが、吉木りさはそもそも歌う人なのです。坂本冬美のカヴァーとなる件の“夜桜お七”は、2008年にリリースされた彼女のデビュー・シングル。幼い頃から民謡を習っていた彼女は歌の研鑽を積む過程でグラビア活動も並行させていたのですね。

で、近年は改めてyoshiki*lisaとして作品を出していた彼女ですが、今回リリースの“ボカロがライバル☆”は吉木りさ名義になりました。タイトルで中身がわかる表題曲は前山田健一の「情熱大陸」でも予告(?)されていた彼のプロデュース曲で、二次元ヲタの男子に恋をした女の子の歌というユニークな内容になっています(演歌パートも!)。で、カップリングの“Sweetie*Girl”はボカロPとして名を馳せる八王子Pが起用するという気の利いた布陣で、最近また多くなってきた香水マナーのテクノ・ポップを披露。これは良いですよ!