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【第12回】――lyrical school

ディスクガイド

タグ
女性アイドル
連載
ZOKKON -candy floss pop suite-
公開
2012/08/22   17:59
更新
2012/08/22   17:59
ソース
bounce 347号(2012年8月25日発行)
テキスト
文・ディスクガイド/出嶌孝次

 

アップアップガールズ(仮) “メチャキュン❤サマー(´▽`)ノ” アップフロントワークス

早くも4枚目となる一般流通シングルとは! PandaBoYとfu_mouを起用した前シングルもアッパーな良曲群でしたが、ふたたびmichitomoプロデュースとなった今回も上々な仕上がり。安定感バリバリなカップリングの“サイリウム”がロマンティックでいいです。

 

Mary Angel 『Happy☆days!!』 FP

小学生の頃から6年に渡って活動している(のでまだ15、16歳!)という大阪の2人組です。これは現体制になって初のアルバムで、サクライケンタらが参加。長いキャリアを誇るだけあって楽曲も多彩でおもしろく、tsunamixの“恋するスナイパー”を筆頭に聴き応え十分な快作です!

 

私立恵比寿中学 『Go!Go!Here We Go!ロック・リー/大人はわかってくれない』 DefSTAR

“仮契約のシンデレラ”が無事にヒットした学芸会集団がメジャー第2弾シングルを両A面で投下。彼女たちの志向的には逆に邪道(?)かもしれない、たむらぱん作の“大人はわかってくれない”に直球でメチャクチャいいんですが。さつき が てんこもりの“ほぼブラジル”も最高。

 

まなみのりさ 『BLISTER/会いたくなったら、たちまちおいで』 ポニーキャニオン

2007年から広島で活動する、ご当地アイドルの代表格です。今年出たシングル2枚はタワレコで入手不可でしたが……〈U.M.U AWARD 2011〉優勝を経てついにメジャー・デビュー。方言を織り込んで地元を紹介する“会いたくなったら、たちまちおいで”の人懐っこさが良いですね。

 

トーンジュエル 『キミイロSUMMER』 FlyingStar

ジャケだけ見てClariSみたいなグループ?と思ったら、普通に顔も出して活動している女子高生トリオのデビュー・ミニ・アルバム。同人出身/ニコ動発のサブカル系アイドル(資料より)との触れ込みですが、楽曲は往時のPerfumeを思わせる瞬間もあって高品質です!

 

R☆M “DIVING TO LOVE” Rolling Globe

羊(ラムちゃん)がイメージキャラ、2011年に結成された札幌出身の2人組です。connie作の“Lovin' You”などで注目されてきましたが、この4枚目のシングルでいよいよ全国流通をスタート。カップリング曲“ランブル フィッシュ”の真摯な歌声にグッときてしまいました。

 

T!P “KICK☆OFF” Yotsuba

グループ名は〈栃木アイドルユニット計画〉の略。昨年10月に誕生した8人組のファースト・シングルです。地元のJ2チーム、栃木SCの応援ソングとしてお馴染みだという表題曲、名産のイチゴのように甘酸っぱい“そばにいてね”、歌詞がいい感じの佳曲“みつめていたい”などなど、初々しさが魅力!

 

Love La Doll “LOVE☆MAGIC” 六本木動物園

メジャー感のあるサウンドだと思ったら、スパガやKARA、E-GIRLS周りでよく見るArmySlick(というか、あのNukesだったのですね!)の仕事でした。カップリングの“FRIDAY ☆NIGHT”も含め、遊んでそうな感じ(音の話です)が出たキャッチーなエレポップでかっこいい!

 

18 “☆夏☆大爆発!” タートルエンタテインメント

読みは〈イチハチ〉。4月にミニ・アルバムでデビューした〈古着系アイドル〉7人組の初のシングルです。着こなし重視のようですが曲も良くて、くるくるテンポチェンジする表題曲は賑やかで楽しいし、テクノ・ポップの“future place”もいい感じ。思わぬ掘り出し物かも~!