昨年から活動を開始したらしい、大阪に棲息する94年生まれのねこが気になるんです。本人がアイドルやアニメ好きで、ネオンカラーやローファイやフューチャー・ポップやネオなんちゃら系やらの無意識的な落とし子とでもいうか、不思議なカラフルさとセンスの良さと新世代っぽさをふわふわと備えているのです。
で、タワレコでも流通されることになったアルバム『最後の猫工場』が異常に良すぎてヤバいのです。引き出しの多いサウンド・プロデュースを手掛けているのは、レーベル主宰者でもあるサクライケンタ。どこかクールな歌声に可愛らしい電子音やにゃんにゃんをあしらった中毒性たっぷりな万華鏡ポップは聴く人を選ばないはず。ひとまずキラー・チューン“nostalgie el”を聴いてほしいもんです。