ポッジャー&ブレコン・バロック、最新作はバッハ“フーガの技法”(SACDハイブリッド)
2015年に英国王立音楽院(RAM)のバッハ賞を受賞(歴代10番目、女性としては初受賞)したバロック・ヴァイオリンの天女レイチェル・ポッジャー。無伴奏、ソナタ、協奏曲と築いてきたバッハ伝説の最新章は、J.S.バッハの対位法の粋を集めた傑作「フーガの技法」に到達。
「フーガの技法」は楽器指定のない作品で、鍵盤楽器の独奏から、室内楽、オーケストラなど様々な編成で演奏されているが、レイチェル・ポッジャーは自ら結成した「ブレコン・バロック」を率いて、バロック・アンサンブルによる「フーガの技法」を披露。ライナー・ノーツは、ダンディン・コンソートの音楽監督であり高名なバッハ学者としても知られるジョン・バット(同じく王立音楽院バッハ賞受賞者の一人でもある)が執筆している点も大きなポイントです。
(東京エムプラス)
【収録曲】
J.S.バッハ:フーガの技法
~単純フーガ~
コントラプンクトゥス1(ヴァイオリン、2本のヴィオラ、チェロ)
コントラプンクトゥス3(2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
コントラプンクトゥス2(ヴァイオリン、2本のヴィオラ、チェロ、チェンバロ)
コントラプンクトゥス4(2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、チェンバロ)
オクターヴのカノン(ヴァイオリン、チェロ)
~二重フーガ~
コントラプンクトゥス9《12度で》(2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、チェンバロ)
コントラプンクトゥス10《10度で》(2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、チェンバロ)
~反行フーガ~
コントラプンクトゥス5(ヴァイオリン、2本のヴィオラ、チェロ)
コントラプンクトゥス6《フランス様式で》(ヴァイオリン、2本のヴィオラ、チェロ、チェンバロ)
コントラプンクトゥス7《拡大と縮小で》(2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、チェンバロ)
~三重フーガ~
3声のコントラプンクトゥス8(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
~三重/四重フーガ~
4声のコントラプンクトゥス11(2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
12度のカノン(チェンバロ)
4声のコントラプンクトゥス12(レクトゥスおよびインヴェルスス)(ヴァイオリン、2本のヴィオラ、チェロ、チェンバロ)
10度のカノン(チェンバロ)
3声のコントラプンクトゥス13(レクトゥスおよびインヴェルスス)(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、チェンバロ)
反行拡大カノン(ヴァイオリン、チェロ)
コントラプンクトゥス14(ヴァイオリン、2本のヴィオラ、チェロ)
【演奏】
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)
ブレコン・バロック
ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン、ヴィオラ)
ジェーン・ロジャーズ(ヴィオラ)
アリソン・マギリヴリー(チェロ)
マルツィン・シヴィオントキエヴィチ(チェンバロ)
【録音】
2015年12月15日~17日ロンドン、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会
カテゴリ : ニューリリース | タグ : SACDハイブリッド(クラシック) 高音質(クラシック)
掲載: 2016年07月05日 14:00