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ALTUS〈ギュンター・ヴァント 不滅の名盤〉第2回はベートーヴェン2タイトル!(SACDハイブリッド)

ヴァントのベートーヴェン

ALTUS大注目シリーズ〈ギュンター・ヴァント 不滅の名盤〉
第2回発売、ベルリン・ドイツ響とのベートーヴェン2タイトル!
1タイトルずつ丁寧に最新リマスタリングを施しSACDハイブリッド化。
ヴァントの遺した崇高なまでの音楽を全力で堪能せよ!

「1980年代から90年代初頭にかけて客演したベルリン・ドイツ交響楽団とのライヴ録音には、ヴァントの解釈がとりわけ鮮烈に現れているといっていいだろう。ヴァントの演奏解釈の本質は、一つひとつのパーツが全体を構成するための入念な設計にある。テンポは速めで、決して流れを停滞させることなく、圧倒的な構成美を作り出す。ベトついた感情表現などは無縁で、透き通るようなクリアさ、辛口の味わいが魅力だ。こういった方向性に、ベルリン・ドイツ交響楽団はじつにフレキシブルに、過剰なまでの反応の良さで応えている。異様なまでに密集度の高いサウンドだが、同時に適切なバランスで組み立てられている。そこで生み出されるのは、驚異的といっていい立体感だ。」
(音楽評論家 鈴木淳史)

 

ヴァントのベートーヴェン

強靭な響きで奏で築き上げるベートーヴェンの世界
《英雄》は同曲全録音中のベストに推したい圧巻の大演奏!

Profilレーベルのヴァントの名盤がSACDハイブリッド化!Altusレーベルがライセンスし、このハイブリッド盤のための最新リマスタリングを施して製品化しました。
ヴァントを語る上で外せない至高のベートーヴェンを収録。第1・3番は同日のライヴで、1番から実に力強く引き締まった彫刻のような響き。《英雄》ではその音作りが更なる深化を生み、圧倒的な音の建造物となって聴き手の前に立ち現れます。葬送行進曲でのティンパニの淀みない強打は崇高すぎて恐ろしいほど。完成された確固たる解釈を軸としながらもライヴならではの感興を活かし、より大きな次元に進み行く姿勢も感じられる、ヴァント90年代を代表する偉大な演奏です。
(キングインターナショナル)
「まさしく、これだ、と思った。ギュンター・ヴァントが1996 年にベルリン・ドイツ響を振った、ベートーヴェンの交響曲第4番を聴いたときのことである。ドイツでのライヴ演奏を紹介するFM番組で、その演奏は放送された。その繊細さ極まる音楽に、すっかり心を奪われてしまった。(中略)このベルリン・ドイツ響とのベートーヴェンには、「完璧」なチクルスにはない、自然な呼吸感がある。風通しの良さがある。オーケストラが過剰に反応し、よりスタティックなまでに立体的な響きを作り出したかと思えば、アンサンブルからおのずと湧き出る高揚感をそのまま伝えるところもある。そうしたムラのようなものまで、とても心地良く感じられる懐の深さがある。」
(音楽評論家 鈴木淳史)
 
ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[3]
ベルリン・ドイツ交響楽団編」

 
ベートーヴェン:
[disc1]
(1)交響曲第1番 ハ長調 作品21
(2)交響曲第3番 変ホ長調《英雄》 作品55
[disc2]
(3)交響曲第4番 変ロ長調 作品60
(4)序曲《コリオラン》 作品62
(5)序曲《エグモント》 作品84

ギュンター・ヴァント(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:1994年2月15日(1)(2)、1996年4月9日(3)、1994年11月28日(4)(5)
ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)


ヴァントのベートーヴェン

似て非なる2種の《田園》《運命》を聴き比べ
完璧な「縦」から流麗な「横」へ、演奏の変化を目の当たりに!

Profilレーベルのヴァントの名盤がSACDハイブリッド化!Altusレーベルがライセンスし、このハイブリッド盤のための最新リマスタリングを施して製品化しました。
ヴァントを語る上で外せない至高のベートーヴェンを収録。92年と94年、2種類の《田園》《運命》ライヴが聴けます。基本的に同じ解釈ですが92年はコントロールされた演奏の完成形と言え、突き詰めた厳しさが支配しています。一方94年は自由度が増し、おおらかな演奏へとシフトしつつあるヴァントの音楽性の変化が感じられます。その違いは小さくとも重大なポイントで聴き比べると興味が尽きません。完璧な造形美を持った92年の《運命》、しなやかな流麗さがたまらない94年の《田園》。いずれの年も甲乙つけがたい魅力があり、ヴァントならではの極意が詰まった名演と言えるでしょう。

「1992年の「運命」は、冒頭楽章から縦の線がぴしっと整えられ、精緻かつ剛毅な印象を与える。フィナーレでも、踏みしめるようなリズムが前面に出てくる。これが1994年の演奏になると、より細部は精密さを増しているにも関らず、縦に加えて横への流れの意識が強くなる。フィナーレでも、デュナーミクの幅が広くなり、より自然な高揚感を導く。1994年録音の横への意識は、第6番「田園」でよりクリアになる。その一方、第4楽章の嵐の場面は、1992 年版よりもテンポが速く、さらに立体的なバランスを実現している。アンサンブルも成熟しているのだ。また、終楽章のコーダ直前、第1主題がピアニシモで弦楽器に登場する部分では、より情感が込められた表情をみせる。」
(音楽評論家 鈴木淳史)
 
ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[4]
ベルリン・ドイツ交響楽団編
 
ベートーヴェン:
[disc1]
(1)交響曲第6番 ヘ長調《田園》 作品68
(2)交響曲第5番 ハ短調《運命》 作品67
[disc2]
(3)交響曲第6番 ヘ長調《田園》 作品68
(4)交響曲第5番 ハ短調《運命》 作品67

ギュンター・ヴァント(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:1992年10月26日(1)、1992年11月2日(2)、1994年11月1・2日(3)(4)
ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)