ミカラ・ペトリ、ヒレ・パール、マハン・エスファハニの共演!『コレッリマニア』(SACDハイブリッド)
[OUR Recordings 公式チャンネルより]
ミカラ・ペトリ、ヒレ・パール、マハン・エスファハニ。3人の名手が探る18世紀におけるコレッリの影響
1653年イタリア生まれのヴァイオリニスト・作曲家アルカンジェロ・コレッリ。13歳でボローニャに移り17歳で「アカデミア・フィラルモニカ」の会員になりヴァイオリンの演奏と作曲を学びます。パリからイタリアでヴァイオリン奏者として成功を収め、1681年にはバイエルン選帝侯の下に仕え、1681年にトリオ・ソナタ作品1を発表。この「ヴァイオリンなどの旋律楽器、通奏低音を受け持つ低弦楽器とチェンバロ」で構成されたトリオ・ソナタの形式はコレッリが完成したものとされ、当時のヨーロッパ各国の作曲家たちに多大な影響を与えました。
このアルバムでは、コレッリの代表的なトリオ・ソナタと、バッハ、ヘンデル、テレマンがコレッリに倣って書いたトリオ・ソナタの数々を収録。軽やかな旋律はミカラ・ペトリがリコーダーで演奏し、ヒレ・パールのヴィオラ・ダ・ガンバがこれを支え、マハン・エスファハニのチェンバロが旋律を彩っていくさまは見事という他ありません。コレッリ作品の持つ影響力の大きさをまざまざと感じさせる選曲も興味深いものです。アルバムの最後には、コレッリの極めつきともいえる、18世紀に異例のヒットを放ったテーマによる人気曲「ラ・フォリア」が置かれています。
ミカラ・ペトリはこの録音のために、通常より低いピッチの"特別な"リコーダーを準備。レーベルが誇る高音質録音によるくっきりとした音も魅力です。
(ナクソス・ジャパン)
[国内仕様盤は日本語解説付き]
※国内仕様盤には矢澤孝樹氏による日本語解説が付属します。
【曲目】
1-4. アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):教会ソナタ(トリオ・ソナタ)ロ短調 Op. 3 No. 4
1. Largo
2. Vivace
3. Adagio
4. Presto
5. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):コレッリの主題によるフーガ BWV 579
6-12. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):ソナタ ニ短調 HWV 367 - アルト・リコーダーと通奏低音のための
6. Largo
7. Vivace
8. Furioso
9. Adagio
10. Alla brave
11. Andante
12. A tempo di minuetto
13-16. ヘンデル:組曲 変ロ長調 HWV 434 - チェンバロのための
13. Prelude
14. Sonata
15. Air con Variazioni
16. Minuet
17-20. J.S.バッハ:4つのデュエット - リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバ編
17. ホ短調 BWV 802
18. ヘ長調BWV 803
19. ト長調 BWV 804
20. イ短調 BWV 805
21-24. ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):コレッリ風ソナタ第2番 イ長調(トリオ・ソナタ)
21. Largo
22. Allemande
23. Sarabanda
24. corrente
25. J.S.バッハ:ライプツィヒ・コラールより「われ神より去らじ」 BWV 658
26. コレッリ:ソナタ ト短調 Op. 5 No. 12 「ラ・フォリア」
【演奏】
ミカラ・ペトリ(リコーダー)…1-12、17-26
(使用楽器…2022年製 ピッチ a=415)
ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)…1-12、17-26
(使用楽器…1686年 マティアス・アルバン製)
マハン・エスファハニ(チェンバロ)…1-16、21-26
(使用楽器…ドイツのマティアス・クラーマー 2003年製作のイタリア・モデル)
【録音】
2022年11月27-29日
Garnisons Kirke, Copenhagen(デンマーク)
DXD 352.8 kHz/32bit 録音
CD…STEREO2.0
SACD…STEREO2.0/5.0ch
総収録時間:75分
カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2023年08月30日 00:00