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ジョン・ネシリング&リエージュ王立フィル 他『レスピーギ管弦楽作品集』(SACDハイブリッド7枚組)

ジョン・ネシリング

お買い得なセットで登場!
ジョン・ネシリングによる華麗で豊かな色彩感に満ちた
レスピーギの管弦楽作品集7枚組!

SACDハイブリッド盤。ジョン・ネシリング指揮によるオットリーノ・レスピーギ(1879-1936)の管弦楽作品集が7枚組のお買い得セットで登場!サンパウロ交響楽団と録音した『ローマ三部作』以外は、リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団との共演です。英国の音楽雑誌「BBCミュージック・マガジン」が、「一人の指揮者によるレスピーギの管弦楽作品集の最高の録音」と絶賛するなど各誌で高く評価されている当録音集は、管弦楽作品の天才的な作曲家レスピーギの類い稀な色彩感、オーケストレーションを存分に楽しめる内容です。

レスピーギは近代イタリアにおけるロマン主義、印象派、新古典主義の潮流に沿いながら独自の世界で表現しているのが最大の魅力といえ、打楽器、ピアノ、オルガンなども効果的に用いました。またレスピーギの音楽はハリウッド映画音楽にも受け継がれており、ジョン・ウィリアムズは「レスピーギが最も重要な影響を受けた人物の一人である」と語っています。

編曲の領域でも天才的な才能を発揮したレスピーギはJ.S.バッハやラフマニノフの作品を管弦楽版として作曲しております。J.S.バッハの前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532は、前奏曲の豪快なペダルと、同一音型をたたみかけるように反復する主題が印象的なフーガの非常に技巧的かつ煌びやかな作品ですが、レスピーギは巧みなオーケストレーションで立体的かつ豪華サウンドに仕上げ、木管、金管、弦楽器、そしてピアノも用い、各パートの主題の掛け合いが実に面白い編曲です。パッサカリアも実に見事。あの低音主題による変奏曲の奥義を極めた最高傑作をまるで『ローマ三部作』を思わせるカラフルな作品に仕上げております。3つのコラールはライプツィヒ・コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」およびシュープラー・コラール「わが魂は主をあがめ」「目覚めよと呼びわたる物見の声」の3曲をオーケストラ版にした作品。3楽章形式の組曲に仕上げており、レスピーギのセンスのよさを感じさせます。ラフマニノフの「音の絵」も聴きもの。作品33と作品39の2巻からなるピアノ曲からレスピーギが5曲を組曲形式にした作品で、ラフマニノフの叙情的な旋律をレスピーギの見事なオーケストレーションで聴くことができます。

1947年サンパウロ生まれの指揮者ブラジルのジョン・ネシリングは、ボダンツキーやシェーンベルクの血を引くという逸材で、バーンスタインやスワロフスキーの薫陶を受けております。自身の持ち味である情熱的かつ抜群のリズム感で、色彩豊かにレスピーギを振っております。
※ブックレットは単売リリース時の7冊がボックスに封入されております。
(キングインターナショナル)

【曲目】
オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):管弦楽作品集

Disc1(BIS SA-1720)
●ローマの噴水(1916)
●ローマの松(1924)
●ローマの祭(1928)
サンパウロ交響楽団、クラウディオ・クルス(コンサートマスター)
録音:2008年2月/サラ・サンパウロ(サンパウロ)

Disc2(BIS SA-2050)
●ブラジルの印象(1927-28)
●風変わりな店(1918)
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、マリアン・タシュ(コンサートマスター)
録音:2013年4月/フィルハーモニーホール(リエージュ)

Disc3(BIS SA-2130)
●第12旋法によるメタモルフォーゼ(1930)
●地と精のバラード(1920)
●シバの女王ベルキス(1934)
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、マリアン・タシュ(コンサートマスター)
録音:2014年6月/フィルハーモニーホール(リエージュ)

Disc4(BIS SA-2210)
●劇的交響曲(1913-14)
●歌劇「ベルファゴール」序曲(1924)
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、ユライ・チジマロヴィチ(コンサートマスター)
録音:2015年4月/フィルハーモニーホール(リエージュ)

Disc5(BIS SA-2250)
●ボッティチェリの三連画(1927)
●黄昏(1914)*
●交響的印象「教会のステンド・グラス」(1926)
アンナ・カテリーナ・アントナッチ(ソプラノ)*
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、マリアン・タシュ(コンサートマスター)
録音:2016年3月&4月/フィルハーモニーホール(リエージュ)

Disc6(BIS SA-2350)
『レスピーギ編曲のバッハ&ラフマニノフ作品集』
●J.S.バッハ(レスピーギ編):前奏曲とフーガ ニ長調(BWV532)P 158(1929)
●J.S.バッハ(レスピーギ編):パッサカリア ハ短調(BWV582)P 159(1930)
●J.S.バッハ(レスピーギ編):3つのコラール P 167(1930)
【i.レント・アッサイ「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」(BWV659)/
ii.アンダンテ・コン・モート・エ・スケルツァンド「わが魂は主をあがめ」(BWV648)/
iii.アンダンテ「目覚めよと呼びわたる物見の声」(BWV645)】
●ラフマニノフ(レスピーギ編):5つの絵画的練習曲『音の絵』P 160(1930)
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、アンヌ・メルシエ(コンサートマスター)
録音:2017年9月/フィルハーモニーホール(リエージュ)

Disc7(BIS SA-2540)
●組曲「鳥」 P 154(1928)
●リュートのための古い舞曲とアリア 第1組曲 P 109(1917)
●リュートのための古い舞曲とアリア 第2組曲 P 138(1923)
●リュートのための古い舞曲とアリア 第3組曲 P 172(1931)
リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、ジョルジュ・トゥドラシェ(コンサートマスター)
録音:2021年7月/フィルハーモニーホール(リエージュ)

【演奏】
ジョン・ネシリング(指揮)

【録音】
2008年~2021年