クリスティアン・アルミンク&広島交響楽団『R.シュトラウス:アルプス交響曲&ヨーゼフ・シュトラウス:とんぼ』2025年4月12日発売
広島交響楽団、ブレーン、タワーレコード/共同企画
BRAIN x TOWER RECORDS
広島交響楽団との企画 最新第6弾
<音楽監督就任披露公演ライヴ>
待望のアルミンク&広島交響楽団の録音シリーズがスタート!第1弾は巨大編成&演奏難易度の高い「アルプス交響曲」。当日のアンコール曲も加えた優秀録音盤
クリスティアン・アルミンク&広島交響楽団
R.シュトラウス:アルプス交響曲、他
2024.4.14 ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ「オーケストラ福山定期」よりライヴ録音
国内盤CD
~巨大編成にもかかわらず、美しく厚みのある弦と名人芸に事欠かない管楽器群が引き締まったアンサンブルを保てた最大の要因はドイツのケルン放送交響楽団や東京都交響楽団で長くコンサートマスターを務めたヴェテラン、四方恭子(広響特別客演コンサートマスター)渾身の統率だろう。隣席には札幌交響楽団元コンサートマスターの三上亮(首席客員コンサートマスター)が座り、万全の態勢だった。(中略)福山での《アルペン》は見事な「アルミンク色」に染められていた。それはクリスティアンが自身の人生を楽曲の起承転結と重ねた結果にも思えた。~ (池田 卓夫氏による解説書内文章より)
通常 CD 盤 2,500円(税込)
2025年4月12日(土)リリース予定 解説:池田 卓夫氏
©Shunpei Ohsugi
共同企画:広島交響楽協会、ブレーン・ミュージック、タワーレコード
制作・発売:ブレーン 販売:タワーレコード
2019年12月に発売しました広島交響楽団、ブレーン株式会社、タワーレコードの共同企画第1弾、続いて 2021年3月の第2弾、2022年9月発売の第3弾と 2024年11月発売の第4,5弾までは下野氏とのブルックナーをリリースしてきました。今回、アルミンク氏の音楽監督就任に伴い、両者に記念すべき最初の録音を、最新の第6弾として発売します。この「アルプス交響曲」は 2024年4月に福山で行われた音楽監督就任披露公演ライヴです。巨大編成をものともせず演奏した両者の自信と志、そして今後の飛躍を十分に感じさせるだけの名演に仕上がっています。ぜひ広く聴いていただきたく、この度新録音のライヴとして全国で発売するに至りました。日本のオーケストラ界にとっても刺激になることと同時に、更なる発展を促す契機となることを期待します。
(C) Shumpei Ohsugi
<クリスティアン・アルミンク>
ウィーン生まれ。ウィーン国立音楽大学でレオポルト・ハーガーに学んだあと、小澤征爾のもとで研鑽を積み、ボストン交響楽団や新日本フィルハーモニー交響楽団にデビュー。チェコのヤナーチェク・フィルの首席指揮者、スイスのルツェルン歌劇場およびルツェルン交響楽団の音楽監督などを経て、2003~2013年に新日本フィル、2011~2019年にベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督として活躍。2017年から広島交響楽団の首席客演指揮者を務め、2024年に同団の音楽監督に就任した。
これまでにチェコ・フィル、ドレスデン・シュターツカペレ、フランクフルト放送響、ウィーン響、ザルツブルク・モーツァルテウム管、トゥールーズ・キャピトル国立管、スイス・ロマンド管、ボストン響、シンシナティ響、N響などに招かれ、オペラではフランクフルトやストラスブール歌劇場、新日本フィルなどで《ドン・ジョヴァンニ》《サロメ》《ホフマン物語》《フィレンツェの悲劇》などを指揮している。2019年に小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトで小澤征爾と共に《カルメン》全4公演、2024年に東京二期会オペラ《コジ・ファン・トゥッテ》全6公演を指揮し、岡山公演では広響と共に演奏した。
レコーディングも数多く、ヤナーチェク・フィルとのヤナーチェク、シューベルト作品、新日本フィルとのブラームス/交響曲第1番、マーラー/交響曲第3番および第5番、リエージュ・フィルとのフランク/交響曲ニ短調などをリリース。また、シルバ・オクテット、リエージュ・フィルとの共演によるディスクがドイツ・グラモフォンからリリースされた。
<広島交響楽団> Hiroshima Symphony Orchestra
国際平和文化都市“広島”を拠点に“ Music for Peace~音楽で平和を~”を旗印として活動するプロオーケストラ。2024年4月からクリスティアン・アルミンクが音楽監督に、徳永二男がミュージック・アドバイザーに就任。下野竜也が桂冠指揮者を務めるほか、ウィーン・フィル、コンサートマスターのフォルクハルト・シュトイデをミュージック・パートナーに、細川俊夫をコンポーザー・イン・レジデンスに迎えている。また、ピアニスト、マルタ・アルゲリッチには2015年の「平和の夕べ」コンサートでの共演をきっかけに広響「平和音楽大使」の称号を贈り、相互に平和を希求する音楽活動を続けている。
1963年「広島市民交響楽団」として設立、1970年に「広島交響楽団」へ改称。学校での音楽鑑賞教室や社会貢献活動にも積極的に取り組み、地域に根差した楽団として「広響」の愛称で親しまれる。1991年の「国連平和コンサート」(オーストリア)での初の海外公演以降、チェコ、フランス、ロシア、韓国、そして 2019年にはポーランド・ワルシャワでの「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」に招かれ、ヒロシマのメッセージを音楽で海外へも発信。
現在は年10回の定期演奏会、呉・福山・廿日市・島根での地域定期やディスカバリー・シリーズ、「音楽の花束」名曲シリーズをはじめ、県内における移動音楽教室、巡回コンサートから各種依頼公演など年間約140回を超える演奏活動を行っている。
2011年4月より公益社団法人としての認定を受け、学生インターン・シップの受け入れや、「P3HIROSHIMA」として地元プロ団体、広島東洋カープ、サンフレッチェ広島とのコラボレーションによる幅広い地域社会貢献活動を行い「音楽の芽プロジェクト」として発信している。
これまでに「広島市政功労賞」「広島文化賞」「広島ホームテレビ文化賞」「地域文化功労者賞(文部大臣表彰)」「第54回中国文化賞」「第17回県民文化奨励賞」「第5回国際交流奨励賞」「文化対話賞(ユネスコ)」「広島市民賞(2013年度)」「ENEOS 音楽賞(奨励賞)」を受賞。
*尚、下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。
国内盤CD
リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲、ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「とんぼ」
/クリスティアン・アルミンク、広島交響楽団
[OSBR41003 2,500円(税込)] POS: 4995751490216
【収録曲】
1. リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲 作品 64
2. ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「とんぼ」 作品 204
【演奏者】
広島交響楽団
クリスティアン・アルミンク(指揮)
【録音】
2024.4.14 ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ「オーケストラ福山定期」より
ライブ録音
【原盤】
広島交響楽団
【制作・録音】
Executive Producer : Kenji Igata (Hiroshima Symphony Orchestra)
Recording Engineer : Yoshiaki Matsubara (Brain Co.,Ltd.)
<クリスティアン・アルミンクの音楽監督就任披露公演ライヴ>
アルミンク&広島交響楽団の録音シリーズ第1弾!広島交響楽団との最新企画第6弾
2024年4月14日にふくやま芸術文化ホールで演奏された注目の就任披露公演ライヴが登場!
巨大編成を術中に収めた両者の記念公演を余さず捉えた優秀録音盤。
2024年4月に音楽監督に就任した、アルミンク&広島交響楽団の録音シリーズがスタート!待望の第1弾は巨大編成&演奏難易度が高い「アルプス交響曲」。当日のアンコール曲として演奏された、珍しいヨーゼフ・シュトラウスのポルカ・マズルカ「とんぼ」を余白に収録。期待の新録音です。音楽監督就任後の両者の公演としては 2日目の記録であり、この福山での公演は前日の 4月13日に広島で行われた第440回定期演奏会と全くプログラムが組まれました。演奏会場であるリーデンローズの開館30周年に合わせて 2024年から年 5 回のペースで開催される最初のコンサートの記録とのこと。収録はこれまでの当企画でリリースしてきた下野竜也氏とのブルックナー作品と同様、ブレーン株式会社による優秀録音盤です。尚、エキストラ参加のメンバーの中に、日本を代表する奏者が何名も含まれている点でも注目です。
この録音は、元々アルミンクが 2017年より広島交響楽団の首席客演指揮者を務めてきたこともあり、今回の音楽監督就任の際の最初の公演でも、両者の関係は既に密接であることを証明したかのような演奏となりました。加えて、この就任披露公演で取り上げた「アルプス交響曲」はアルミンク氏の楽曲に対する自信を感じさせる選曲だったとも言えます。バンダや R.シュトラウスならではの特殊楽器、数多くのパーカッション類も備えたこの作品は特別な演奏会に相応しい曲ではありますが演奏の難易度は高く、しかもエキストラを多く要するため取り上げる方にもよほど自信が無いとセレクトできないでしょう。その意味でも最初の記念公演で「アルプス交響曲」を取り上げた両者の志の高さが伺え、聴衆にとっても今後を期待させずにはいられません。。
実際のこの録音は見事な演奏かつ強い意志を感じさせ、録音の良さも加わったことにより、近年では類まれな完成度を誇る音源となりました。この大作は、日本のオーケストラ界にとっても刺激になることと同時に、更なる発展を促す契機となるでしょう。
収録は従来と同様、広島に本拠を置きこれまでも広島交響楽団と多くの録音を手掛けてきた、録音に定評があるブレーン株式会社が行っています。
今回も素晴らしい音質は聴きもの。その成果を全国の音楽ファンに感じ取ってもらうに相応しい、シリーズ第6弾となりました。
<以下、解説書より抜粋>
~明らかに多数のエキストラ奏者を交えた巨大編成にもかかわらず、美しく厚みのある弦と名人芸に事欠かない管楽器群が引き締まったアンサンブルを保てた最大の要因はドイツのケルン放送交響楽団や東京都交響楽団で長くコンサートマスターを務めたヴェテラン、四方恭子(広響特別客演コンサートマスター)渾身の統率だろう。隣席には札幌交響楽団元コンサートマスターの三上亮(首席客員コンサートマスター)が座り、万全の態勢だった。(中略)福山での《アルペン》は見事な「アルミンク色」に染められていた。それはクリスティアンが自身の人生を楽曲の起承転結と重ねた結果にも思えた。
~ 広響の「さらなる高み」を確信する「アルプス交響曲」 池田 卓夫氏)より抜粋
※ 新録音
※ 解説書:池田 卓夫氏