スメタナ四重奏団『アメリカ(78年)&死と少女』『スメタナ&アメリカ(80年)』SACDハイブリッド タワレコ限定 2025年9月17日発売
掲載: 2025年08月08日 12:00
更新: 2025年10月01日 18:30

タワーレコード・オリジナル企画盤 日本コロムビア x TOWER RECORDS
タワーレコード SACD化プロジェクト最新作 The Valued Collection Platinum
「DENON原盤ハイブリッドSACDシリーズ」 最新作 限定盤
ORTマスタリングSACDシリーズ第15回(通算第17弾)
チェコが世界に誇るスメタナ四重奏団による至高の名演
国内盤SACDハイブリッド
ORTマスタリングでハイレゾ音源として鮮やかに蘇った不滅の名演!原音に忠実に、SACD化。1976年から1980年にかけて日本コロムビアへ収録した名盤を最新復刻!1978年の「アメリカ」は初CD化!
1.ドヴォルザーク:「アメリカ」、シューベルト:「死と少女」他(1978年ライヴ録音)
2.スメタナ:弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」&同第2番(1976年録音)、
ドヴォルザーク:「アメリカ」(1980年ライヴ録音)
2025年にORTマスタリングを行いSACD化
税込 各2,970円 SACDハイブリッド盤
2025年9月17日(水) 発売予定
マスタリング・エンジニア:毛利 篤 氏(日本コロムビア)
初出時のオリジナル・ジャケット・デザインを採用
企画・販売:TOWER RECORDS
発売:日本コロムビア株式会社
新規のSACD化企画としてスタートしました2022年4月発売のスウィトナー&SKBによるベートーヴェン:交響曲全集以降、これまで15企画分を復刻してきました(うち2つはSUPURAPHON原盤)。今回の通算の最新17弾は、スメタナ四重奏団が日本コロムビアへ録音した1976年から1980年にかけての重要なアルバム、計2点を発売します。スメタナ以外は来日時に各地で収録されたライヴ音源で、日本での人気の高さが伺えます。この復刻は自国チェコの作曲家を中心にまさに正統的と言える音源であり、彼らの日本での演奏の凄さが高音質によってより如実に再確認できるでしょう。今回、オリジナル・マスターからORTマスタリングを採用した上でSACD化を行いました。貴重な音源による最新復刻の効果を存分に堪能ください。
当時の日本コロムビア他で収録された各デジタル音源の名盤が、この度SACDとして新規で復活します。従来、この時期の音源を再生するにはCDスペックが相応しい、もしくは十分であるという意見がほとんどでしたが、日本コロムビアが開発した"ORTマスタリング"技術を用い、高音質音源として発売することにいたしました。SACDとしては初期デジタル音源を復刻する手法は大分前からありましたが、当社では例外を除いてこれまでリリースを行ってきませんでしたが、最新のマスタリング技術向上に伴い、この機会に、ハイレゾ音源としては"失われた時代"とも言える名盤の数々を今後も取り上げていきたいと考えています。"ORTマスタリング"により、楽音本来の豊かな音色やなめらかさ、そしてホールの響き感などが復活、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届けします。尚、CD層も今回の最新マスタリングを反映しています。"ORTマスタリング"の詳細は後述しておりますので、参照ください。
<今回の制作に関しまして>~「ORTマスタリング」を採用したSACDハイブリッド化企画、本格開始
これまでタワーレコードによるSACD企画は、アナログで収録されたアナログ・マスターテープを使用して最新でハイレゾ化を行ったマスターを元に復刻してきました。例え過去にSACD化されたことがある音源でも、マスタリング含む工程を最新で行うことにより、従来を超える音質や鮮度を獲得してきたことはご存知の通りです。しかしながら、1970年代後半から徐々にスタンダードとなったデジタル録音時期、特に巨匠と呼ばれた指揮者や演奏者がまだ多く存在していた最盛期にも多くの名盤が存在します。特に晩年の最高のパフォーマンス時期に収録された盤が、ちょうどデジタル録音の最初期に当たっていたというケースが多いことに(音質的に)愕然とする方も多いのではないでしょうか。録音史的には最盛期とも言えるこの時期の録音スペックは、現在では物足りない(捉えきれていない)のではという指摘があることは確かです。その時期の音源を再生するにはCDスペックが相応しい、もしくは十分であると考える方も少なくありません。
一方、ハイスペックで聴くことができないその"失われた時代"の音質を何とかして向上できないか、という試みもこれまでマスタリングや物理的なプレス過程等では多く行われてきました。しかし、元々収録されたスペックや録音状態からアナログ音源を最新で復刻した時と比較すると、アナログ録音の最新復刻のような劇的な改善とまでは至らないと言えます。そのような中、2015 年に主に配信用として日本コロムビアさんが“画期的なハイレゾ・アップコンバート技術"の実用化を行っていたことがわかりました。CDへの応用はほぼない状況でしたが、2020年の当社の企画盤でスプラフォン原盤のノイマン/マーラー:交響曲全集(TWSA1070)をSACDで復刻するにあたり、どうしても3曲あるデジタル録音も入れた全集にするべく、テストケースとして「ORTマスタリング」を採用しました。その結果は良好で検証も行った結果、元の録音状態にもちろん左右されるものの、概ねハイレゾに耐えうる可能性があることを確認できました。その後、この技術を使った新規企画の音源を模索し、さらなる検証とテストを行った結果、正式に「ORTマスタリング」を採用したSACDハイブリッド化企画をスタートすることにしました。
この技術的内容に関しては他のページに後述してありますが、効果は予想以上でした。「ORTマスタリング」を行ったデジタル初期音源は、個々の音質差以上に音場間の向上や音離れが良くなり、解像度が高まりました。また、ステージが従来より近く感じられ緊密感も増しています。SACD層に限らずCD層でも「ORTマスタリング」を反映させていますので、その効果を確認できると思います。程度は元の録音状態によることや、最も成功したアナログ録音の最新復刻時のような劇的な変化とまでは言えないものの、従来の復刻に勝るとも劣らない音質を獲得できることを確信し、本格的に企画を進行して行くことにした次第です。
これにより初期デジタル録音をより良い音でお届けできることになりました。"失われた時代"の名盤を失われた音楽に決してさせない、むしろ音楽的に恵まれた時代の音源を積極的に復刻するひとつの重要な方法として今後も様々なチャレンジを図りつつ、豊かな時代の素晴らしい音源をリスナーの元へお届けして行く所存です。
<“ORT Mastering" に関しまして>
<ORT Mastering とは>
日本コロムビア・スタジオ技術部が開発した「倍音再構築技術:ORT」とMaster Sonic 64bit Processing技術による高精細な演算処理を用いたマスタリング手法です。日本コロムビアでは1972年に世界初の実用PCM録音機を開発、デジタル録音の先駆者として、数多くの名演奏を録音、高い評価を博しました。これら過去の音源を、現在のハイビット・ハイサンプリング環境で再生するための一手法としてORTが開発されました。
“ORT Mastering"では、ORTの技術を駆使するマスタリング・エンジニアによって、楽音本来の豊かな音色やなめらかさ、そしてホールの響き感などが復活、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届け致します。
<倍音再構築技術:ORT>
日本コロムビアで開発した、倍音再構築技術(Overtone Reconstruction Technology:ORT)のことです。アナログ/デジ
タル変換時に失われてしまった楽音の高域成分を、低域部分の倍音を利用して予測、再構築します。
<ORT Mastering の特徴>
・マスタリング・エンジニアによる繊細な倍音復元
・広いダイナミックレンジと周波数帯域を活かす高品質マスタリング
*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」(1978年録音)、シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と少女」、弦楽四重奏曲第10番より第4楽章 (2025年ORTマスタリング) (SACDハイブリッド)
スメタナ四重奏団
[TWSA1190 (1SACDハイブリッド) 2,970円(税込)] POS: 4549767351643
国内盤SACDハイブリッド
【収録曲】
1. アントニン・ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第12番 へ長調 作品96 B.179 「アメリカ」
2. フランツ・シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D 810 「死と少女」
3. フランツ・シューベルト:弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 作品125-1 D87 より
第Ⅳ楽章
【演奏】
スメタナ四重奏団
イルジー・ノヴァーク(第1ヴァイオリン)、 ルボミール・コステツキー(第2ヴァイオリン)
ミラン・シュカンパ(ヴィオラ)、 アントニーン・コホウト(チェロ)
【録音】
1978年11月14日 岐阜市民会館 (1,3) ライヴ録音
1978年11月15日 愛知文化講堂 (2) ライヴ録音
【Original Recordings】
制作担当:エドゥアルト・ヘルツォーク、結城 亨
録音担当:林 正夫
【原盤】
日本コロムビア
〔DENON原盤ORTマスタリングSACDシリーズ第15回〕
チェコが世界に誇るスメタナ四重奏団による至高の名演。1978年録音の「アメリカ」は初CD化!同年録音の「死と少女」とともにORTマスタリングにより初SACD化!ORTマスタリングを用いたハイレゾ化による初SACD化。新規解説付

1978年ライヴ録音の「アメリカ」初出LPレコードのアートワーク
1978年のスメタナ四重奏団来日時のライヴ録音からドヴォルザークの「アメリカ」とシューベルトの「死と少女」をカップリング。日本コロムビアが独自に開発したORTマスタリング技術によりハイレゾ化を行い、初SACD化。音場・音質が鮮やかに向上しています。CD層も今回のマスタリング音源を使用。
スメタナ四重奏団は、1958年の初来日以来、1988年の最後の来日まで、実に12度も日本を訪れた、われわれに馴染み深い存在でした。彼らのレパートリーの2本柱はスメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェクといった母国チェコの作品と、ハイドンからモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトと至るウィーン古典派の作品でした。つまり、このCDに収められた1978年デジタル・ライヴのドヴォルザークの「アメリカ」とシューベルトの「死と少女」の組み合わせは、スメタナ四重奏団のプログラムの典型例と言えます。
スメタナ四重奏団は暗譜演奏を旨とする完璧主義で知られていました。たとえ過去に幾度となく手がけた作品でも慣れて弾こうとせず、音程、音色、ハーモニー、リズム、テンポといった基本を確認しあって演奏に臨んでいたといいます。当然、レコーディングにもこうした完璧主義は持ち込まれ、彼らのレコード用のライヴ録音がなかなか実現しない理由にもなっていました。
スプラフォン・ディレクターのエドゥアルト・ヘルツォーク氏は「スメタナ四重奏団はもう20年にわたり定期的に日本で演奏しており(略)じっと耳をかたむける日本の聴衆が演奏する芸術家たちを燃えたたせる環境を作り上げることを熟知している」からこそ、「まったく例外的な出来事」として彼らがライヴ録音に同意したと証言しています(OX7151、ライナーノーツより)。結果はこのCDに聴く通り素晴らしいものとなりました。
小石忠男氏は「死と少女」について、レコード芸術1979年5月号で「演奏会特有の雰囲気や生き生きとした表情、感情の高揚を記録しながら、スタジオ録音に劣らない緻密なアンサンブルと音楽に対するきびしい姿勢をもった表現となっているのが魅力的である」、「アメリカ」の演奏について同年7月号で「きわめて厳格で新古典主義的ともいえるほど整った造形を貫きながら、その演奏は即興的とも形容したい精彩に満ち、生き生きと動く音楽がつくられていることを高く評価したい」と絶賛しています。
ただ、「アメリカ」は1980年に再録音されたため、この1978年盤は未CD化のままでした。当時から甲乙つけ難い名演と言われていましたが、例えば両端楽章のグルーヴ感など80年盤より魅力的な部分もあり、今回の初CD化を機に78年盤の再評価を期待したいと思います。
※ 世界初SACD化。ステレオ録音。限定盤
※ 初CD化(1)
※ 日本コロムビア所有のオリジナル・マスターより2025年にハイレゾ・マスタリングを行いSACD化
※ マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン採用
※ 解説:板倉重雄(新規序文解説)。松橋 輝子氏(音楽学)(新規曲目解説)。解説書合計12ページ
※ ジュエルケース仕様。盤印刷面:緑色仕様
※ 一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。

スメタナ:弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」、同第2番、ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」(1980年録音) (2025年ORTマスタリング) (SACDハイブリッド)
スメタナ四重奏団
[TWSA1191 (1SACDハイブリッド) 2,970円(税込)] POS: 4549767351650
国内盤SACDハイブリッド
【収録曲】
1. ベドルジハ・スメタナ:弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調 「わが生涯より」
2. ベドルジハ・スメタナ:弦楽四重奏曲 第2番 ニ短調
3. アントニン・ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第12番 へ長調 作品96 B.179 「アメリカ」
【演奏】
スメタナ四重奏団
イルジー・ノヴァーク(第1ヴァイオリン)、 ルボミール・コステツキー(第2ヴァイオリン)
ミラン・シュカンパ(ヴィオラ)、 アントニーン・コホウト(チェロ)
【録音】
1976年2月12日-16日 プラハ、スプラフォン、ジシコフ・スタジオ (1,2) スプラフォンとの共同制作
1980年9月30日 神戸文化ホール (3) ライヴ録音
【Original Recordings】
制作担当:エドゥアルト・ヘルツォーク (1-3)、 川口 義晴 (3)
録音担当:スタニスラフ・シーコラ (1,2)、 林 正夫 (3)
【原盤】
日本コロムビア
〔DENON原盤ORTマスタリングSACDシリーズ第15回〕
スメタナ四重奏団による至高の名演を最新復刻。ORTマスタリングを用いたハイレゾ化による初SACD化。新規解説付

1980年ライヴ録音の「アメリカ」初出LPレコードのアートワーク
1980年のスメタナ四重奏団来日時のライヴ録音からドヴォルザークの「アメリカ」、1976年にチェコ・プラハで録音されたスメタナの2つの四重奏曲をカップリング。日本コロムビアが独自に開発したORTマスタリング技術によりハイレゾ化を行い、初SACD化。音場・音質が鮮やかに向上しています。CD層も今回のマスタリング音源を使用。
「クヮルテットを組もうと思った時代はチェコの作品を演奏することを禁止された時代。我々なりの抵抗として我々なりのものを追求したかった。我々の歴史の中から価値を未いたすと、チェコ民族の歴史と音楽、チェコの音楽はやはりスメタナだ」。(音楽の友1980年11月号より)
スメタナ四重奏団が、1943年、プラハ音楽院四重奏団として誕生したのはナチス・ドイツ占領下で、スメタナの名も名乗れなければ、その音楽も演奏できませんでした。また、1945年11月6日、スメタナ四重奏団としてデビューしてからも、母国はソ連の影響下にあり、1993年に独立するまでの困難な道程はご承知の通りです。つまり、スメタナ四重奏団は19世紀後半におけるスメタナ同様、20世紀後半においてチェコの音楽文化の豊穣と栄光を世界に示し続けた重要な存在でした。
スメタナ四重奏団がスメタナの2曲を録音するのは3度目でした。ステレオ芸術誌で冬木透氏は当録音の意義について次のように書いています。「第1は音楽学者でもあるヴィオラのミラン・シュカンパによって、自筆譜の徹底研究が行われた上での演奏であること。第2は現在最も優れた録音方式であるPCMによる録音であること。第3に、これが最も重要な点だが、旧盤をいく重にも凌ぐ名演であることである」。円熟期にあった彼らはスメタナを再々録音するにあたり、現時点での究極の結論を記録したいという熱意をもって臨んだに違いありません。こうした熱意は演奏のそこここからあふれ出ていますが、同時に自らを客観視する冷静さも併せ持ち、音楽はスケール大きく、生命力豊かに羽ばたきながら、揺るぎない構築性を失うことがありません。また、技巧の練度や音色の艶、ハーモニーの美しさも比類無く、こうした全てを録音が捉えきっています。この録音が、昭和51年第14回レコード・アカデミー賞室内楽部門を受賞したのも当然と言えるでしょう。
カップリングの「アメリカ」は上記インタビューの来日時に神戸で行われたライヴ録音。「自分たちの最高の演奏」となったことで、録音をとっていた日本コロムビアにレのコード化を要請。1982年9月に8度目の来日の記念盤として「アメリカ」1曲でLPリリースされました。こうした経緯からCD化は80年盤が優先され、78年盤は未CD化となりましたが、今回、同時にSACDハイブリッド化いたしました(TWSA1190で同時発売)。演奏は甲乙つけがたく、スメタナ四重奏団の慣れて弾こうとしない、それぞれ一回性に賭ける真剣勝負を味わっていただきたいと思います。
※ 世界初SACD化。ステレオ録音。限定盤
※ 日本コロムビア所有のオリジナル・マスターより2025年にハイレゾ・マスタリングを行いSACD化
※ マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン採用
※ 解説:板倉重雄(新規序文解説)。松橋 輝子氏(音楽学)(新規曲目解説)。解説書合計16ページ
※ ジュエルケース仕様。盤印刷面:緑色仕様
※ 一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。
カテゴリ : タワーレコード オリジナル企画 タワー限定 ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)