ヘルムート・リリング.『J.S.バッハ: オルガン作品集(オルガン名曲集&教会暦によるオルガン・コラール集)』タワレコ限定 SACDハイブリッド2枚組 2026年6月17日発売
掲載: 2026年05月22日 12:00
タワーレコード・オリジナル企画盤 日本コロムビア x TOWER RECORDS
「DENON原盤ハイブリッドSACDシリーズ」 最新作 限定盤
ORTマスタリングSACDシリーズ第18回(通算第20弾)〔ヘルムート・リリング追悼盤〕
バッハ演奏の権威、その研ぎ澄まされた若き日の記録。敬虔なるオルガンの響きが初のSACD化!
国内盤SACDハイブリッド 2枚組
若き日にDENONレーベルに録音したアルバム全2種を集成。1974年デジタル録音
J.S.バッハ:オルガン作品集(オルガン名曲集&教会暦によるオルガン・コラール集)<2枚組>
2026年にORTマスタリングを行いSACD化
税込 5,280円(2枚組) SACDハイブリッド盤
2026年6月17日(水) 発売予定
マスタリング・エンジニア:毛利篤 氏(日本コロムビア)、矢澤 孝樹氏、山之内 正氏、松橋 輝子氏による新規解説付。初出時のオリジナル・ジャケット・デザインを採用
企画・販売:TOWER RECORDS
発売:日本コロムビア株式会社
参考記事:[この一枚 茶話-5]~オルガン録音とマイクロフォンスタンド~
こちら>>>
新規のSACD化企画としてスタートしました2022年4月発売のスウィトナー&SKBによるベートーヴェン:交響曲全集以降、これまで19企画分を復刻してきました(うち2つはSUPURAPHON原盤)。今回の通算の最新20弾は、2026年2月に亡くなったヘルムート・リリングの追悼盤としまして、1974年にオルガン奏者としてJ.S.バッハの作品を収録した全2作を最新で復刻します。1974年12月収録のこれらの音源は第1回PCMヨーロッパ録音の一環として行われたもので、日本コロムビアとの唯一の録音であり、リリングのオルガン録音自体も非常に珍しいものです。当時の日本コロムビアのデジタル録音は今聴いても素晴らしく特にオルガン作品では歪みの少ないPCMデジタル録音が威力を発揮します。今回の音源もアナログ録音とは異なる静寂性と鮮烈さを持った日本が誇るべき優秀録音盤です。今回日本コロムビア保有のマスターからORTマスタリングを採用した上でSACD化を行いました。貴重な音源による最新復刻の効果を存分に堪能ください。
当時の日本コロムビア他で収録された各デジタル音源の名盤が、この度SACDとして新規で復活します。従来、この時期の音源を再生するにはCDスペックが相応しい、もしくは十分であるという意見がほとんどでしたが、日本コロムビアが開発した”ORTマスタリング”技術を用い、高音質音源として発売することにいたしました。SACDとしては初期デジタル音源を復刻する手法は大分前からありましたが、当社では例外を除いてこれまでリリースを行ってきませんでしたが、最新のマスタリング技術向上に伴い、この機会に、ハイレゾ音源としては”失われた時代”とも言える名盤の数々を今後も取り上げていきたいと考えています。”ORTマスタリング”により、楽音本来の豊かな音色やなめらかさ、そしてホールの響き感などが復活、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届けします。尚、CD層も今回の最新マスタリングを反映しています。
<ORT Mastering とは>
日本コロムビア・スタジオ技術部が開発した「倍音再構築技術:ORT」とMaster Sonic 64bit Processing技術による高精細な演算処理を用いたマスタリング手法です。日本コロムビアでは1972年に世界初の実用PCM録音機を開発、デジタル録音の先駆者として、数多くの名演奏を録音、高い評価を博しました。これら過去の音源を、現在のハイビット・ハイサンプリング環境で再生するための一手法としてORTが開発されました。
“ORT Mastering”では、ORTの技術を駆使するマスタリング・エンジニアによって、楽音本来の豊かな音色やなめらかさ、そしてホールの響き感などが復活、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届け致します。
<倍音再構築技術:ORT>
日本コロムビアで開発した、倍音再構築技術(Overtone Reconstruction Technology:ORT)のことです。アナログ/デジ
タル変換時に失われてしまった楽音の高域成分を、低域部分の倍音を利用して予測、再構築します。
<ORT Mastering の特徴>
・マスタリング・エンジニアによる繊細な倍音復元
・広いダイナミックレンジと周波数帯域を活かす高品質マスタリング
*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

J.S.バッハ:オルガン作品集(オルガン名曲集 & 教会暦によるオルガン・コラール集)(2026年ORTマスタリング)(SACDハイブリッド)
ヘルムート・リリング
[TWSA1197/8(2SACDハイブリッド)5,280円(税込)]POS: 4549767374048
国内盤SACDハイブリッド 2枚組
【収録曲】
<DISC1>「オルガン名曲集」
1. トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565
2. フーガ ト短調 BWV 578
3. プレリュードとフーガ ロ短調 BWV 544
4. 幻想曲とフーガ ト短調 BWV 542
5. パッサカリア ハ短調 BWV582
<DISC2>「教会暦によるオルガン・コラール集」
待降節のための
6. いざ来ませ、異邦人の救い主 BWV 661
7. いざ来ませ、異邦人の救い主 BWV 659
8. わがこころは主をあがめ BWV 648
降誕節のための
9. 甘き喜びに包まれ BWV 729
10. 高き天よりわれは来たれり BWV 701
11. かくも喜びに満てるこの日 BWV 605
受難節のための
12. われらの救い主なるイエス・キリストは BWV 688
13. おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け BWV 622
復活節のための
14. 今日 神の子は勝利の凱旋をなしたもう BWV 630
15. 栄光の日は現れたり BWV 629
16. 聖なるキリストは甦りたまえり BWV 628
聖霊降臨節と三位一体節のための
17. 来ませ、造り主なる聖霊の神よ BWV 667
18. 主イエス・キリストよ、われらを顧みて BWV 655
教会暦の終わりの季節のための
19. 深き淵より、われ汝に呼ばわる BWV 686
20. 目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声 BWV 645
※コラールの日本語タイトルは『バッハ事典』(磯山 雅/小林義武/鳴海史生編著、東京:東京書籍、1996年)の記載を参考にしています
【演奏】
ヘルムート・リリング (オルガン:ヴァルカー、1957)
【録音】
1974年12月12日~19日、シュトゥットガルト福音派記念教会
【Original Recordings】
制作&録音担当:ピーター・ヴィルモース
録音&技術担当:穴澤健明
【原盤】
日本コロムビア
〔DENON原盤ORTマスタリングSACDシリーズ第18回〕
〔ヘルムート・リリング追悼盤〕バッハ演奏の権威、その研ぎ澄まされた若き日の記録。リリングによるオルガン演奏録音、全2作を集成!敬虔なるオルガンの響きが初のSACD化!1974年、当時の日本コロムビアがシュトゥットガルト福音派記念教会に機材を持ち込んでデジタル録音を行った貴重な記録!ORTマスタリングを用いたハイレゾ化による初SACD化!優秀録音盤
「~1974年にシュトゥットガルト福音派記念教会で録音されたリリングの音源は、長い残響で細部が不明瞭になることがなく、超低域から高音域まで各声部の動きが明瞭に浮かび上がる優れた録音だ。ORTマスタリングによって音色の描き分けがより精妙に伝わるようになり、立体的な空間表現が著しく向上、足鍵盤の最低音域も透明度が上がっている。特に《パッサカリア ハ短調》 BWV 582の壮大な音響空間には目を見張るものがある。」
山之内 正(オーディオ評論家) 解説書より
2026年2月に逝去したヘルムート・リリング追悼盤。バッハ研究家でありバッハ演奏の権威、指揮者・オルガニストとして活躍したリリングが若き日にDENONレーベルに録音したアルバム全2種を集成!珠玉のオルガン演奏です。日本コロムビアが独自に開発したORTマスタリング技術によりハイレゾ化を行い、初SACD化。音場・音質が鮮やかに向上しています。CD層も今回のマスタリング音源を使用しています
ヘルムート・リリング(1933-2026)が唯一日本コロムビアに収録していたJ.S.バッハのオルガン作品集、全2枚を今回追悼盤として2枚組に集成しました。いずれも今から半世紀以上前の1974年12月、リリング41歳の時にシュトゥットガルト福音派記念教会で8日間のセッションが組まれての収録で、日本からPCM録音機材を持ち込んで録音が行われました。「オルガン名曲集」は有名曲含む小品を、そしてもう1作は「教会暦によるオルガン・コラール集」としており、J.S.バッハのオルガン作品として大別される「自由形式作品」と「コラールに基づく作品」の中から選曲されています。収録当時、リリングはシュトゥットガルト・バッハ・コレギウムを設立(1965年)し幅広く音楽活動を行っていました。とりわけバッハの大家として世界的にも名が知られてきた時期に当たります。既に前出のシュトゥットガルト・バッハ・コレギウムと史上初の教会カンタータ全曲録音をスタートさせており(1985年に完成。その後も世俗カンタータと他の宗教作品もほぼ全曲録音を完成)、膨大な録音を残していくことになります。尚、その後もアーノンクール&レオンハルトやコープマン、鈴木雅明等いくつかの教会カンタータ全集が録音されますが全てピリオド楽器によりますので、リリング盤は現在でもモダン楽器では唯一の全集録音として存在しています。
リリングのオルガン録音は少なく、この日本コロムビアの2枚は非常に貴重です。指揮をしている他の作品にも共通しますが、リリングの解釈は楽曲に対して非常に真摯に向き合っており、学術的な側面をも併せ持った客観的解釈が特徴でしょう。それによりバッハの姿をリスナーは捉えやすく、曲が本来持つ魅力を探求できる演奏と言えるのではないでしょうか。揺れや強いアプローチ、極端な解釈がない演奏はリリングが持つ美質であり、大きな魅力となっています。真摯な演奏を余すところなく収録した当時の制作陣によるこの録音は、現在聴いてもスペック上での不足を感じさせません。極めて音楽的に収録された音質はまさにリリングの特筆を後世に伝えています。当時の初期デジタル録音の凄さはこれまでの当企画でも再発見してきましたが、日本コロムビアによるデジタル録音がここまで完成していたことは驚異的ではないでしょうか。特にオルガンの録音は歪みの少ないPCMデジタル録音の威力が発揮されますので、当時としても優秀なS/N比や実体感のあるオルガンの音色など、今聴いても技術力の高さに驚かされます。これらの優秀音源を、最新のORT技術により高音質化を図り、SACD層では更なるニュアンスの深さの体現化を目指しました。素材となった当時のマスターを現在に蘇らせるべく、最適なマスタリングを行っています。
今回の解説書は全て新規としています。矢澤 孝樹氏による序文解説、音質的な面では山之内 正氏によるORTを含む新規解説を収録しました。さらに楽曲解説も松橋 輝子氏による、このアルバムのための解説を執筆いただいています。11ページにわたる詳細な曲目解説は必見です。
ORTマスタリングは、従来以上に間接音や倍音の豊かさ、個々の録音の特筆が把握できますので、その意味でも演奏の楽しみ方がより拡がる復刻となっています。’70年代のデジタル録音は当時の日本コロムビアには既にいくつもの経験とノウハウがあり、元々音質自体は良く、安定感がありますので、マスタリングにおいては従来のCD以上に鮮やかな音質を心掛けました。これらの最新復刻により、蘇った名盤の評価が一層高まることを期待します。尚、今回のDENON原盤の第18回発売(通算第20弾)は、1タイトルを発売いたします。
<シュトゥットガルト福音派記念教会とオルガン>
1896年から1899年にかけて、枢密顧問官ユリウス・フォン・ヨープスが亡き妻のために建立。1943年の空襲により甚大な被害を受けたが、戦後、建築家ヘルムート・エールドレの設計に基づき、損傷した塔の遺構を活かす形で再建され、1957年に献堂された。 オルガンは、教会の再建と同じ1957年にルートヴィヒスブルクの名門ヴァルカー(Walcker)社によって建造された。3段の手鍵盤とペダル(足鍵盤)、36の音栓(ストップ)を備えている。
※ 世界初SACD化。ステレオ録音。限定盤
※ 日本コロムビア所有のマスターより2026年にハイレゾ・マスタリングを行いSACD化
※ マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(他ジャケッも解説書に掲載)
※ 新規解説:矢澤 孝樹氏(もう一人の帰依者―ヘルムート・リリングのバッハ)、山之内 正氏(壮大な音響空間に目を見張る。半世紀前の優秀録音の真価がいま明らかに!)、松橋 輝子氏(楽曲解説)。解説書合計18ページ
※ スリムケース仕様。盤印刷面:緑色仕様
※ 一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。

『教会暦によるオルガン・コラール集』初出LPレコードのアートワーク
カテゴリ : タワー限定 タワーレコード オリジナル企画 ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)