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ネーメ・ヤルヴィ&ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 『ショスタコーヴィチ:交響曲集、バレエ組曲集、ヴァイオリン協奏曲集、祝典序曲、タヒチ・トロット』 8枚組 2026年9月24日発売

掲載: 2026年08月05日 16:00

ショスタコーヴィチ:交響曲集


ネーメ・ヤルヴィ&スコティッシュ・ナショナル管のショスタコーヴィチ交響曲、Chandos録音をボックス化

 

輸入盤CD(8枚組)


■作品詳細

ショスタコーヴィチ生誕120年(2026年)とネーメ・ヤルヴィの生誕90年(2027年6月7日)を記念して、Chandosの交響曲録音をボックス化します。交響曲の単独CDの中には廃盤になっていたものもあり、バレエ組曲集とヴァイオリン協奏曲集を加えたこのボックス化はファン待望でしょう。

ヤルヴィは1937年にエストニアで生まれ、レニングラード音楽院(当時)でムラヴィンスキーに師事。エストニア放送響やエストニア国立歌劇場の首席指揮者を務めたのち、1980年に西側に出国します。1982年にエーテボリ交響楽団の首席指揮者、84年にはスコティッシュ・ナショナル管弦楽団(当時)の首席指揮者に迎えられると、折からのデジタル録音の普及とCD市場の成長に伴い、広いレパートリーを持つ彼は録音を活発に展開。恣意性や曖昧さを排しつつ、楽曲と楽団双方からダイナミックな生命力を引き出すヤルヴィの西側での最初の金字塔と呼ぶべき仕事の一つが、Chandosのショスタコーヴィチ交響曲録音です。
なぜか第2番と第3番、第11番から第15番は後年ドイツ・グラモフォンでエーテボリ響と録音することとなりましたが、当時のスコティッシュ・ナショナル管のブラスと打楽器セクションの充実や、オーケストラ全体のハーモニーと細部の解像度を両立させるChandosならではの巧みな録音が相まって、今も個々の曲のベストまたはリファレンスに挙げられることの多い録音です。

ヤルヴィの解釈の特徴の一つは、速い楽章でのテンポ設定の速さで、これが曲によって、疾走するようなスピード感や切迫感、焦燥感、あるいは滑稽な印象をもたらしています。また緩徐楽章における冷たさを感じさせるサウンド、アイロニーや独特のユーモアを感じさせる表現などは、ソ連内での第2次大戦とその後の経験や、ショスタコーヴィチとの音楽上の接点なども関係しているものと推測されます。
録音データで注目されるのは、第5番、第8番、第10番といった交響曲がわずか1日で収録されていること。しっかりとした準備で臨み、ライヴのような緊張感をもって収録されたことがうかがわれます。第7番レニングラードはヤルヴィの師ムラヴィンスキーが亡くなってから1か月余り後の録音。2日間で収録されたこの曲は、速い箇所でも緻密な仕上がりを見せる一連の録音の中では珍しく、激しい感情が伝わる荒々しさのある演奏。初出時のジャケットには「ロシアの偉大な指揮者、エフゲニ・アレクサンドロヴィチ・ムラヴィンスキーの思い出に、感謝を込めて」と書かれ、ヤルヴィのサインが添えられていました。

ヴァイオリン協奏曲集のソリスト、リディア・モルドコヴィチ(1944-2014)は、ロシアに生まれ、ダヴィド・オイストラフに学び、1980年からイギリスで活動しました。Chandos創設初期からロシア音楽を中心として数多くの録音を行い、このショスタコーヴィチは、1990年にグラモフォン賞を受賞した彼女の代表盤の一つです。

録音会場は4か所に渡っていますが、Chandos創業者ブライアン・カズンズのプロデュースと、その息子ラルフ・カズンズの録音は統一感があります。初出時は9枚に分かれていた内容を8枚に収めるため、歌劇《カテリーナ・イズマイロヴァ》組曲 Op. 114aがカットされました。
(ナクソス・ジャパン)

 

■収録曲

ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
【CD1】
1-4. 交響曲第1番 ヘ短調 Op. 10 (1924-25)
5-7. 交響曲第6番 ロ短調 Op. 54 (1939)

【CD2】
1-3. 交響曲第4番 ハ短調 Op. 43 (1934-36)

【CD3】
1-4. 交響曲第5番 ニ短調 Op. 47 (1937)
5-12. バレエ音楽「ボルト」 Op. 27a (バレエ組曲第5番) (1931)

【CD4】
1-4. 交響曲第7番 ハ長調「レニングラード」 Op. 60 (1941)

【CD5】
1-5. 交響曲第8番 ハ短調 Op. 65 (1943)

【CD6】
1-5. 交響曲第9番 変ホ長調 Op. 70 (1945)
6-9. 交響曲第10番 ホ短調 Op. 93 (1953)

【CD7】
1-6. バレエ組曲第1番 (1949) (L. アトフミャン編)
7-12. バレエ組曲第2番 (1951) (L. アトフミャン編)
13-18. バレエ組曲第3番 (1952) (L. アトフミャン編)
19-21. バレエ組曲第4番 (1953) (L. アトフミャン編)
22. 祝典序曲 Op. 96 (1954)
23. タヒチ・トロット Op. 16 (1927) - V.ユーマンス(1898-1946): 二人でお茶を(ショスタコーヴィチ編)

【CD8】
1-4. ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op. 77(99) (1947-48)
5-7. ヴァイオリン協奏曲第2番 嬰ハ短調 Op. 129 (1967)

【演奏】
リディア・モルドコヴィチ(ヴァイオリン)・・・CD8
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
リーダー:
アンドルー・マーティン(交響曲第10番、バレエ組曲第4番)
エドウィン・ペイリング(その他)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)

【録音】
1984年8月(交響曲第1番)
1988年4月22日(交響曲第5番)、4月22、23日(バレエ組曲第1番)
1989年2月5-9日(交響曲第4番)、2月7日(交響曲第8番)10月16、17日(ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番)
グラスゴー、シティ・ホール、大ホール
1985年5月(交響曲第6番)
グラスゴー、SNOセンター
1987年4月14-17日(交響曲第9番、祝典序曲、タヒチ・トロット)
1988年4月24-26日(バレエ組曲第2番、第3番)
1988年5月14日(バレエ組曲第5番)
グラスゴー、ヘンリー・ウッド・ホール
1988年2月22、23日(交響曲第7番)
1988年5月12日(交響曲第10番、バレエ組曲第4番)
ダンディー、ケアード・ホール

総収録時間:553分

 

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ネーメ・ヤルヴィ