『田中希代子 東洋の奇蹟の軌跡』10枚組 2026年12月2日発売 ~レジェンドピアニスト歿後30年 未発表音源、初CD化を含む希少音源満載!
掲載: 2026年09月11日 18:00
レジェンドピアニスト 田中希代子 歿後30年
希少音源が満載のメモリアル企画
国内盤CD10枚組
今年歿後30年となるピアニスト・田中希代子。1952年に日本人初の国際コンクール最高位となったジュネーヴ国際音楽コンクールをはじめ、1955年の第5回ショパン国際ピアノコンクールも日本人初の入賞(10位)など国際的に評価されながら膠原病のため36歳で演奏活動から退かざるを得なかった悲劇の天才。彼女を知る関係者の努力で数少ない音源が世に出ると大きな反響を呼び、さらに菊池洋子ら弟子の活躍からも、歿後30年を経て偉大さがあらためて浮き彫りになっています。
今回、キングレコード音源およびキングインターナショナルがかつて発掘、リリースしたもの(廃盤)を中心に10枚組BOX化。新たにこれまで未CD化の「ソナチネ・アルバム」と田中のデビュー録音をDENONコロムビアからライセンスを受け収録。箱組別冊解説書付き。
解説は田中希代子を慕う菊池洋子が、師の人間像と思い出、各アルバムの魅力と聴き所について語ります。遺族秘蔵の写真も多数掲載予定。
大半の音源が現在入手困難で、今回が最後のチャンスといえます。不世出の天才の貴重な芸術をご堪能ください。
(キングレコード)
<収録内容>
【Disc.1】ベートーヴェン/シューマン
1. ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」(ベートーヴェン)
2. クライスレリアーナOp.16(第3曲カット)(シューマン)
【録音:1964年12月7日(ライヴ)】
【Disc.2】ショパン
1. 24の前奏曲Op.28(ショパン)
2. ノクターンホ長調Op.62の2(ショパン)
3. 幻想即興曲Op.66(ショパン)
【録音:1964年6月2日(ライヴ:「幻想即興曲」)、1964年(その他)】
【Disc.3】 ショパン/ハイドン
1. ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」(ショパン)
2. バラード第1番ト短調Op.23(ショパン)
3. ピアノ・ソナタ第46番変イ長調Hob.ⅩⅥ:46(ハイドン)
【録音:1964年6月22日(ライヴ:「バラード第1番ト短調Op.23」)、1964年(その他)】
【Disc.4】 モーツァルト/スカルラッティ
1. ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲つき」(モーツァルト)
2. ソナタ ヘ長調K.445 (L.385)(スカルラッティ)
3. ソナタ 変ホ長調K.193 (L.142) (スカルラッティ)
4. ソナタ 変ロ長調K.551 (L.396) (スカルラッティ)
5. ソナタ 変ロ長調K.544 (L.497) (スカルラッティ)
6. ソナタ ト長調K.146 (L.349) (スカルラッティ)
7. ソナタ ニ長調K.96 (L.465) (スカルラッティ)
8. 田中希代子 肉声によるラジオコメント
【録音:1964年6月2日(モーツァルト作品)、22日(ライヴ:スカルラッティ作品)】
【Disc.5】 ドビュッシー
1. ベルガマスク組曲(ドビュッシー)
2. 子どもの領分(ドビュッシー)
3. アナカプリの丘(ドビュッシー)
4. 雪の上の足あと(ドビュッシー)
5. 西風の見たもの(ドビュッシー)
6. 亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
7. とだえたセレナーデ(ドビュッシー)
8. 沈める寺(ドビュッシー)
9. ミンストレル(ドビュッシー)
10. 霧(ドビュッシー)
11. 妖精はよい踊り子(ドビュッシー)
12. 月の光がふりそそぐテラス(ドビュッシー)
13. 水の精(ドビュッシー)
14. 花火(ドビュッシー)
【録音:1961年7,8,11,12月】
【Disc.6】 ラフマニノフ/ラヴェル
1. ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18(ラフマニノフ)
2. ピアノ協奏曲(ラヴェル)
【1965年1月14日(ライヴ:ラフマニノフ)、1959年10月8日(ライヴ:ラヴェル)】
【Disc.7】 ショパン・コンクール ほか
1. ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11(ショパン)
2. 練習曲ヘ長調Op.25の3(ショパン)
3. 練習曲嬰ト短調 Op.25の6(ショパン)
4. 練習曲変ニ長調Op.25の8(ショパン)
5. 幻想ポロネーズOp.51* (ショパン)
6. 前奏曲嬰ハ短調Op.45* (ショパン)
7. マズルカ第13番イ短調Op.17の4* (ショパン)
8. バラード第4番へ短調Op.52(コーダの前まで)* (ショパン)
【1955年3月ワルシャワ,ショパン・コンクール(ライヴ:1-7)、1957年12月パリ(バラード第4番ヘ短調Op.52,モノラル)】(*未発表音源)
【Disc.8】 モーツァルト
1. ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491(モーツァルト)
2. ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332(モーツァルト)
【1957年5月(ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491)、1965年1月(ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332)】
【Disc.9】 「田中希代子リサイタル」(日本クラウン原盤)
1. エリーゼのために(ベートーヴェン)
2. メヌエットOp.14の1(パデレフスキ)
3. 愛の夢第3番(リスト)
4. 前奏曲変ニ長調Op.28の15「雨だれ」(ショパン)
5. 幻想即興曲Op.66(ショパン)
6. 舞踏への勧誘Op.65(ウェーバー)
7. トルコ行進曲(モーツァルト)
8. 紡ぎ歌Op.67の4(メンデルスゾーン)
9. 亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
10. シューベルト:即興曲変イ長調Op.90の4(シューベルト)
11. シューマン:トロイメライOp.15の7(シューマン)
12. ショパン:小犬のワルツOp.64の1(ショパン)
13. シューベルト:楽興の時第3番Op94の3(シューベルト)
【録音:1965年5月4日/イイノホール(セッション録音)】
【Disc.10】 「ソナチネ・アルバム」(日本コロムビア原盤)ほか ※全曲初CD化
1. ソナチネ第1番ハ長調Op.20の1(クーラウ)
2. ソナチネ第2番ト長調Op.20の1(クーラウ)
3. ソナチネ第3番ヘ長調Op.20の3(クーラウ)
4. ソナチネ第4番ハ長調Op.55の1(クーラウ)
5. ソナチネ第5番ト長調Op.55の2(クーラウ)
6. ソナチネ第6番ハ長調Op.55の3(クーラウ)
7. 夜想曲ヘ長調 Op.15の1(ショパン) *
8. 練習曲ヘ短調 Op.25の2(ショパン) *
9. マズルカ第13番イ短調 Op.17の4(ショパン) *
10. 練習曲嬰ト短調 Op.25の6(ショパン) *
*田中希代子最初のセッション録音
【発売:1962年(クーラウ,ステレオ)、1955年(ショパン,モノラル)】
【演奏】
田中希代子(ピアノ)
渡邉暁雄(指揮)日本フィルハーモニー交響楽団(Disc6)
ズジスワフ・グジニスキ(指揮)ワルシャワ・フィルハーモニー交響楽団(Disc7)
クルト・マズア(指揮)ベルリン放送交響楽団(Disc8)

【参考画像】田中希代子のデビュー盤(筆者蔵 日本コロムビア 7インチ EP盤)
田中希代子のデビュー盤は、モノーラル時代の1955年にリリースされた7インチEP盤(通称ドーナツ盤)でした。様々な日本人ピアニストが参加した日本コロムビアの「ピアノ小品集」シリーズのうち、彼女は第4集を担当しています。
当時の評価を実感していただくため、ジャケット裏面の解説から彼女の紹介部分を抜粋いたします。
(タワーレコード 商品統括部 板倉重雄)
ピアノ独奏 田中希代子(山葉ホールにて録音)
ショパンをめぐって 木村重雄
田中さんとショパン
ワルシャワのショパン・コンクールで入賞したほか、ヨーロッパでいくつかの国際的なコンクールに出て賞をとられた田中希代子さんが帰朝ーーというより、一寸日本に立ち寄られた際に行った、1955年(昭和30年)の夏から秋にかけての音楽会は、内容も充実していたし、それに極めて暑い夏だったが、それが苦にならぬほど楽しかった。特に、ショパンのうまさに至っては絶妙といいたい。正確な技術と鋭い感性に支えられたショパンは、全く誰のものでもない独自の音楽で、このレコードはそうした田中さんの一時期を記録する貴重な資料と言えよう。「詩情豊かなショパン」という表現は、あのもってまわったような演奏ではなく、こういう場合にこそあてはめられるものだ。
(日本コロムビア AA10009 7インチEP盤 解説より)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)