10.武満徹~「LFJ2016」の作曲家
戦時中に耳にしたシャンソンに感銘を受け、音楽の道を志す。ほぼ独学で作曲をはじめ、1957年に「弦楽のためのレクイエム」がストラヴィンスキーから称賛されました。多数の映画音楽を手がけ、日本の伝統楽器と西洋楽器とを用いた作品で注目を集めました。水、庭、星といった自然を題材とした作品を多く作曲しました。
9.クロード・ドビュッシー~「LFJ2016」の作曲家
フランス近代のみならず、音楽史におけるターニングポイント的な位置にある重要な作曲家。「牧神の午後への前奏曲」「海」ほかの管弦楽曲や、「前奏曲集」「映像」ほかのピアノ曲、フランス語の発音を生かした美しい歌曲などを多数作曲。印象派音楽と称されるが、本人はそれを否定していました。
8.アントニン・ドヴォルザーク~「LFJ2016」の作曲家
チェコ国民楽派の代表的な作曲家。自国で音楽を学び活動を開始。30代でオーストリアの奨学金に申請した際、審査員のブラームスに才能を見出されました。ピアノ連弾『スラヴ舞曲集』の出版譜が大ヒット。51歳で音楽院院長に招かれ新大陸アメリカに渡り、有名な交響曲第9番『新世界より』を作りました。
7.ピョートル・イリイリ・チャイコフスキー~「LFJ2016」の作曲家
ロシアの作曲家。音楽院で正規の音楽教育を受けて西欧流の作曲技法を身につけると同時に、ロシア文化に根ざした気質と創作姿勢により、19世紀ロシアを代表する作曲家となりました。富豪のメック夫人からの支援によって創作活動に専念。自ら『抒情的楽想』と呼んだ情感に富んだメロディを生み出す才能を発揮しました。
6.ロベルト・シューマン~「LFJ2016」の作曲家
ドイツ生まれの作曲家、音楽批評家。早くから音楽への関心を深めるとともに、書籍商の父のもと文学にも傾倒しました。ピアノの師ヴィークの娘であり名ピアニストのクララと結婚。ピアノ曲や、交響曲、室内楽曲、歌曲他の分野で傑作を残し、音楽雑誌を刊行し批評の分野でも活躍しましたが、晩年は精神を病み、悲劇的に亡くなりました。
5.フランツ・シューベルト~「LFJ2016」の作曲家
ウィーンの作曲家。31年という短い生涯の中で、有名な『魔王』を含む600曲以上もの歌曲のほか、交響曲、室内楽、ピアノ曲など多くのジャンルで作品を残しました。誠実で温厚な性格が友人たちから愛され、『シューベルティアーデ』というサロン音楽会が開かれるなど、経済的に周囲から支えられました。
4.ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン~「LFJ2016」の作曲家
ドイツのボンで生まれ、21歳からウィーンで音楽家として独立した活動を始めました。30歳頃から耳の病に苦しみましたが、その困難に打ち克ち、力強いエネルギーと革新性に富んだ創作を続けました。交響曲第5番『運命』や『第九』、32曲のピアノ・ソナタなど、56年の生涯のうちに数々の不朽の名作を生んでいます。
3.ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト~「LFJ2016」の作曲家
1756年に生まれ、僅か35歳で1791年に亡くなったオーストリアの作曲家です。早熟の天才児としてデビューし、父とともにヨーロッパ各地を回り、それぞれの国の様式を学び吸収して、独自の音楽を作り上げました。
2.フランツ・ヨーゼフ・ハイドン~「LFJ2016」の作曲家
ハイドンはモーツァルト、ベートーヴェンの先輩にあたるオーストリアの作曲家。交響曲と弦楽四重奏曲のスタイルを確立した作曲家として「交響曲の父」「弦楽四重奏曲の父」と呼ばれています。今回のLFJでは弦楽四重奏曲よりあだ名付きの4曲が演奏されます。
1.アントニオ・ヴィヴァルディ~「LFJ2016」の作曲家
イタリア、バロック時代の作曲家、ヴィヴァルディは自然を題材とした作品を数多く作曲しました。最も有名なのは“四季”ですが、他にも“夜”、“かっこう”、“ごしきひわ”、“海の嵐”など魅力的な作品を生み出しています。
世界的なフルート奏者、オーレル・ニコレ氏が90歳で死去
ランパルとともに20世紀を代表する名フルート奏者、オーレル・ニコレ氏が2016年1月29日、90歳で亡くなりました。謹んで哀悼の意を表します。
『レコード芸術』2015年12月号~特選盤
毎月20日発売の月刊誌「レコード芸術」の2015年12月号における"特選盤"を集めました。輸入盤の取扱いの有るものはあわせてご案内しております。また、このページのリンク先から2016年2月号「リーダーズ・チョイス」に投稿することができます。
〈タワレコ限定〉三島美学を具現化した黛敏郎のオペラ『金閣寺』唯一の全曲盤が20年振りに復活!
2015年12月、神奈川県民ホールは開館40年を記念し、地元・神奈川県横浜市出身の黛敏郎の代表作であるオペラ「金閣寺」を上演しました。これを記念し、タワーレコードでの販売のみの完全限定数再プレスCDとして、以前発売されていたままの状態で販売をいたします。数量限定のため、お求めはお早めに!
第1話がシューリヒト指揮の“ハフナー”のアナログ盤を題材としたマンガ「ショパンの事件譜」
ビッグコミック増刊号で連載中のマンガ「ショパンの事件譜」は、アナログ・レコードを題材としたミステリー。2015年9月にコミックスの第1巻が発売されました。第1話の題材はシューリヒト指揮ウィーン・フィルの“ハフナー”というのですから、クラシック・マニアには興味津々といったところでしょう。
2015ショパン国際コンクール優勝者チョ・ソンジンのデビュー盤がDGより発売!
弱冠15歳で中村紘子審査委員長に「久々に聴いた桁外れの才能」と言わしめ浜松国際ピアノ・コンクールに優勝したチョ・ソンジン。その彼が21歳となり挑戦した2015年ショパン国際コンクールに見事優勝しました。11月にはDGからデビュー盤がリリース、日本でも優勝記念リサイタルが開催されます。