インタビュー

INTERVIEW(5)――異なったエネルギー同士の衝突

掲載: 2010年07月07日 17:59

 

異なったエネルギー同士の衝突

 

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SuiseiNoboAz

 

――馴れ合いじゃない、というのもキーワードである気がしますね。では最後に石原さん。

石原正晴(SuiseiNoboAz)「誘われた時は酔っ払っていましてですね(笑)、後日また電話するわ、って言った気がするんですけど。ま、いろんなことを確認しなきゃいけないな、って思いましたね。〈シーン〉みたいのって、僕はものすごく嫌いで。がんばっていこう、みたいな、切磋琢磨しようぜ、みたいな、そんなことバンドを始めた当初は考えてなかったはずだし、楽しいからやってるだけであって。だからセット販売は嫌だし、僕ら、ほんとに死ぬ気で作ったアルバムのマスタリングが終わった直後だったんで、〈ちょっといま、新しいのを出すのもな〉って思ったんですけど、〈そういうのじゃない〉って聞いて。まとまってるものもまとまってないものも興味がないので、そのはぐれ者っていうのはわからないんですけども、まあ、そういうぬるい感じじゃないということと、あくまでもいま限定の話、っていうことだったので。いま、たまたまこの場所にいる、まだ名付けられてない段階のよくわかんないものがグシャッと一瞬パッケージされるだけだっていう。それだったらおもしろいんじゃないかな、と思って、また電話で話して。その時も酔っ払ってたんですけど(笑)」

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ARTLESS NOTE

――どっちにしろ(笑)。

石原「それだったらおもしろそうだし、じゃあ1曲、参加させてください、って。僕、ごっこ遊びも大嫌いなんですね。あと、NYとかロンドンとか言ってる感じも大嫌いなんです。ここは東京じゃないですか。東京で楽しくやってるんだから、別に東京でいいじゃないか、っていう」

――今回のコンピは、確かに実体のない空気感がグシャッとパッケージされた感じはありますよね。

タカハシ「そうですよね。それがたぶん新宿的だな、と思うんですよね。雑多だけど、そこに熱量がないわけじゃない。逆に本質的なパワー……全然違うエネルギーを持ったバンドが集まってるから、ここでしか見られないような衝突があると思うんですよね。そういう意味で、このコンピは価値があるかな、って思ってるんです」

 

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インタヴュー・文/土田真弓