インタビュー

INTERVIEW(4)――何を選んでも間違いじゃない

掲載: 2010年07月07日 17:59

 

何を選んでも間違いじゃない

 

 

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andymori

――今回のプロジェクトは、2010年限定なんですか?

タカハシ「こういう動きって時間が経てば経つほど意味付けされちゃったり、どんどん重たくなって、身軽に何もできなくなっちゃうから、この1年間の、瞬間の熱量っていうものをドキュメンタリーとして残そうと思ってるんです。それがすごく大事だと思うんですよね。このドキュメンタリーがどんどん続いて意味合いが薄れたり、全然知らない人たちが意味を付け足してく、っていうことが起きる前に終わっているっていう」

――ちなみに、タカハシさんの新宿に対するイメージって?

タカハシ「世界でも有数の、本当の意味での都市だと思います。都市って言われるとたくさんあるけど、これだけ雑多なものが並列で並んでて、何を選んでも間違いじゃない、正解じゃないっていう場所っていうのは、たぶん世界でも稀で、そういう意味では都市だと思う。それゆえに持ってるパワーもすごいと思いますね」

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SIAMESE CATS

――では、SIAMESE CATSの夏目さん。

夏目知幸(SIAMESE CATS)「誘われた時……嬉しかったし、確か、ヒョウリ君がなんでこういうことをやるかしゃべってくれたんですよ。はぐれ者を集めたい、みたいなこと言ってたから、これはおもしろいな、と。馴れ合いじゃない感じでやれるかな、と思って、ぜひ、と二つ返事で」

――永原さんはいかがですか?

永原真夏(SEBASTIAN X)「タカハシ君に関してはすごく信頼しているので、話がきた時から〈やるやる〉って。プロジェクトに関しては……ネガティヴな意味じゃないんですけど、私も2010年しか集まらないほうがいいと思ってます。限定しないとすごく危ない。コミューンになってしまうから。その危うさと強さが、絶妙なバランスでいまはちゃんと成り立ってるから、そのバランスを崩したくないな、と思いますね」

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SEBASTIAN X

――参加してるバンドさん、コミューンを嫌うというか、個であることを大事にしてますね。

永原「そうですね。たぶん全員、〈みんなでやってこうぜ!〉っていう気はないんだよね(笑)。みんな、何年もライヴハウスでやってるし、場数も経験もあるし。ポッと出の人たちじゃないから、そういう信頼はお互いにあると思います」

――2010年に集まって、来年はまたそれぞれの道へ。

永原「たまたまクロスするところが今年だっただけで、あとはこうなるだけです(2本の腕を徐々にクロスさせて、クロスした後はそのまま別の方向へ……という仕草)」

 

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インタヴュー・文/土田真弓