砂原良徳 『subliminal』
[ interview ]
昨年にはサントラのリリースがあった。今年に入り、いしわたり淳治とのユニットも始動した。しかし今回の“subliminal”は、それらとはまったく異なる、特別な意味合いを持つシングルだろう。何しろこれは純然たるソロとしては実に9年ぶりの作品である。リリース自体が事件、と形容しても決して大げさではないはずだ。しかもここには、国産エレクトロニック・ミュージック史上のマスター・ピースと呼ぶに相応しい前作『LOVEBEAT』を経たうえでのネクスト・ステップが確実に刻まれている。唯一無二のエレクトロニック・マエストロはいま、何を思うか? 砂原良徳に話を訊いた。
- 次の記事: INTERVIEW(1)――普遍的な音を作りたい