『hide TRIBUTE IV –Classical SPIRITS-』『hide TRIBUTE V –PSYBORG ROCK SPIRITS- ～CLUB PSYENCE MIX～』

［ interview ］

若手ヴィジュアル系アーティストがhideの楽曲と向き合った『hide TRIBUTE II -Visual SPIRITS-』『hide TRIBUTE III -Visual SPIRITS-』に続くトリビュート・アルバム〈SPIRITS〉シリーズの最新作が2枚同時に到着した。まず第4弾となる『hide TRIBUTE IV –Classical SPIRITS-』は、〈クラシカル〉をテーマにさまざまなアコースティック～電子楽器を操る気鋭のアーティストがhideの名曲をリアレンジした作品。一聴しただけでオリジナルを想起させるメロディーを活かしつつも耳触りは大きな変化を遂げているという、異色の取り合わせが生むマジックを堪能できる仕上がりだ。

そして第5弾は、hide with Spread BeaverのメンバーでもあるINAが手掛けたノンストップ・リミックス集。hideが提唱した〈PSYBORG ROCK〉とオフィシャル・クラブ・イヴェント〈CLUB PSYENCE〉を機軸にした音の連なりから、〈hideとはどんなアーティストだったのか〉をここでふたたび知らしめる内容となっている。

そうした2作品を受けて、今回bounceでは〈V〉に関するINAへのインタヴューを実施。さらには〈IV〉のレヴューを加えることで、hideの音楽と人物像を改めて紐解いてみると——。