NEWS & COLUMN ニュース/記事

30年前の近未来POP

PLASTICS

連載
360°
公開
2012/05/02   00:00
更新
2012/05/02   00:00
ソース
bounce 343号(2012年4月25日発行)
テキスト
文/北野 創


絶大な影響を残して消えた最強の素人たち



PLASTICS_A



〈テクノ御三家〉随一のスタイリッシュかつアートな音楽性を誇り、いまもPOLYSICSをはじめ多くのアーティストからリスペクトを受けているバンド。メンバーのうち元四人囃子の佐久間正英を除く4人(中西俊夫、佐藤チカ、立花ハジメ、島武実)は70年代の結成当初はノン・ミュージシャンで、リズムボックスと60年代のロックンロールを合成したようなエキセントリックなスタイルを武器に海外進出も果たしたが、81年にあっさり解散。その後、中西は佐藤と結成したMELONを経てMAJOR FORCEを設立。立花はソロやデザイナーとして活躍し、佐久間はTHE BLUE HEARTSやJUDY AND MARYらを手掛けてプロデューサーとして大成したのは衆知の通り。ちなみにバンドは2007年に立花、中西、佐久間に屋敷豪太というメンバーで再結成。先日には佐久間の生誕60周年パーティーで、N'夙川BOYSのリンダをヴォーカルに迎えてライヴを行っている。



▼関連盤を紹介

左から、POLYSICSの2010年作『eee-P!!!』(キューン)、MAJOR FORCE音源を集めた編集盤『MAJOR FORCE COMPACT』(MAJOR FORCE)

前の記事

次の記事

RELATED POSTS関連記事