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ルドルフ・ケンペ&ミュンヘン・フィル『アルプス交響曲~リヒャルト・シュトラウス作品集』SACDハイブリッド/CD 2枚組 2026年5月8日発売

掲載: 2026年03月05日 18:00

更新: 2026年03月13日 12:00

ルドルフ・ケンペ

遂に出た!ケンペ&ミュンヘン・フィルの秘蔵音源
名匠ケンペが音楽監督としてミュンヘン・フィルと築いた黄金期の、貴重な収録正規初出音源の世界初発売

国内盤SACDハイブリッド2枚組


輸入盤CD2枚組


世界を舞台に音楽界をリードするワーナークラシックス・アーティストが続々集合!
名演を高音質SACDハイブリッド国内盤でお届けする新シリーズ「ルミエール」。
名匠ケンペが音楽監督としてミュンヘン・フィルと築いた黄金期の貴重な収録音源の世界初発売。
ケンペが最も得意とし絶賛を博した「アルプス交響曲」他のリヒャルト・シュトラウス作品集。SACDハイブリッドによる国内盤。(輸入盤は通常CD仕様)
※ミュンヘン・フィルレーベル発売
※世界同時発売

ルドルフ・ケンペは、20世紀を代表する極めて傑出したドイツの指揮者の一人です。彼の芸術活動の核となったのはオーストリア・ドイツ系のレパートリーであり、とりわけリヒャルト・シュトラウスの作品における解釈は、多大なる称賛を浴びました。
ケンペの音楽キャリアは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の若きオーボエ奏者として始まりました。当時は、シュトラウス本人の指揮のもとで演奏した経験さえあります。その後、以下の名門楽団・歌劇場(ドレスデン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、ロイヤル・フィル、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団)で経験を積み、その地位を確固たるものにしました。
1967年、ケンペはミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽総監督に就任し、その職を生涯全うしました。ミュンヘン・フィルもまた、R.シュトラウス作品において長い伝統を誇る楽団であり、ケンペとの結びつきは正に宿命的なものでした。
リヒャルト・シュトラウスの音楽は、楽器編成が非常に大きく、音の層が厚い(厚すぎて混濁しやすい)ことで知られています。ケンペの演奏は整理された響きが特徴で管楽器のバランス感覚が天才的でした。複雑なテクスチュアを整理し、どの楽器が主旋律を吹いているのかを常に明瞭に聴かせました。金管楽器も爆発させるのではなく、全体の響きの中に溶け込ませるため、シュトラウス特有の官能的な響きが、決して下品にならず、澄んだ透明感を持って立ち上がります。
過度な情念の表出や、誇張されたテンポの揺れがほとんどありません。劇的な場面でも常に冷静さを失わず、音楽が本来持っている流れを尊重しました。これが結果として、作品にドイツ的な重厚さと、自然体で気品ある落ち着きを与えています。繊細なフレーズの扱いには独特の優しさがあり、R.シュトラウスの人間味あふれる側面を引き出しています。
ここに収録された音源は、バイエルン放送によって収録された、ミュンヘン・フィル所蔵のアーカイブの正規音源です。ミュンヘン・フィル・レーベルのチェリビダッケ音源同様に、リマスターはヨハネス・ミュラー、マスタリングをクリストフ・スティッケルが手掛けています。
『アルプス交響曲』は名盤のドレスデンとの録音の3か月前、『町人貴族』は1年半後、『メタモルフォーゼン』は1年半前のライヴ録音となっており、どれもケンペの快活で柔軟な音楽作りが心地よい名演ばかり。ドレスデンのルカ教会での豊潤な音質とは異なり、比較的デッドな音響のヘルクレス・ザールのため、各楽器の輪郭がクッキリと浮き彫りになる特性がります。ケンペはヘルクレス・ザールの特性を逆手に取り、音量を力でねじ伏せるのではなく、音の密度で勝負しているようです。フォルテシモでも音が濁らず、常に一番下のベースラインから一番上のフルートまでが垂直に並んで聴こえる「垂直的な透明度」が保たれています。
(ワーナーミュージック・ジャパン)
 
【曲目】
リヒャルト・シュトラウス:
《CD1》
アルプス交響曲 Op.64
[録音]1971年6月16日、ヘルクレス・ザールでのライヴ
《CD2》
組曲『町人貴族』Op.60 (IIIa)
[録音]1973年1月18日、ヘルクレス・ザールでのライヴ
メタモルフォーゼン TrV 290
[録音]1971年10月13日、ヘルクレス・ザールでのライヴ

【演奏】
ルドルフ・ケンペ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団